過去のトラウマを抱えているキャバ嬢は珍しくありません。
トラウマキャバ嬢は仕事中常に過去のトラウマに苛まされていることがありますし、それが理由で不眠症に陥ってしまうこともあります。
また、この世界で働きたいのならさまざまな覚悟も必要となります。
水商売で働いた女性のトラウマの実態
煌びやかなイメージのある夜の世界ですが、特に近年ではキャバ嬢の生き様や収入に共感を覚えたり、憧れを抱く女性も増えてきました。
現役キャバ嬢としてお店に出ながらモデル活動をしているような方もいますし、ファッションブランドを独自に立ち上げているようなキャバ嬢もおり、多方面にわたって活躍しているキャバ嬢が増えていることも人気に火がついた理由なのかもしれません。
華やかな夜の世界に自分もデビューしたい、という女性が増えていますが、トラウマキャバ嬢が意外にも多いということをご存じの方は少ないのではないでしょうか。
夜の世界はただ煌びやかで華やかなだけではありません。
キャバ嬢の中には過去のトラウマに悩まされ続けるような女性も少なからず存在します。
トラウマキャバ嬢の中には睡眠不足に悩まされているという方が多く、昼の仕事と両立していたり子育てしながら働いている場合には特に睡眠不足になってしまうケースが多いです。
しかし、キャバ嬢によっては過去のトラウマが原因となって睡眠不足になってしまったり、精神的な疾患を生じるまでになってしまったというケースもあります。
元カレからDVを受けた過去
あるトラウマキャバ嬢は元カレからDVを受けた過去があり、お店で元カレに似たお客さんと出会うたびに眠れない夜を過ごしていました。
最初は楽しく働けていた彼女ですが、お店で元カレに似たお客さんを見るたびに体調が悪くなり、家に帰ってからもなかなか寝ることができなかったということです。
DVというのは実際に受けたことのある方でないとその苦しみは理解できませんが、彼女の場合は相当酷い暴力を受けたようで、少し乱暴な口のきき方をするお客さんにあたってしまうと動悸が激しくなったり、自分が何を話しているのかさえ分からなかったということです。
恐怖心から頭の中がパニックになり、仕事を終えてからもまったく眠れないことも珍しくありませんでした。
このような過去のトラウマに悩まされている女性というのは意外に多いです。
それが原因で睡眠不足が続けばどんどん体調も悪くなっていきますし、接客もうまくいかなくなるため悪循環に陥ってしまいます。
先ほどご紹介した彼女に至っては心療内科にも通ったそうですが、やはり耐え切れないということで最後にはお店を辞めてしまいました。
キャバ嬢がささやく携帯電話の怖さ
キャバ嬢にとって携帯電話はなくてはならない営業ツールの一つです。
指名客をたくさん持っている人気のキャバ嬢ともなると休日にもマメにメールやラインなどを使ってお客さんとやり取りをしていますし、営業メールやライン、電話も頻繁にしています。
普段からこまめな連絡を心がけることによってお客さんとの距離感を近づけることができますし、フリー客だったとしてもそこから指名客になるということも珍しくありません。
しかし、こんなに便利な携帯電話も一歩間違うとキャバ嬢の首を絞める結果になってしまいますから怖いですよ。
携帯電話がなかった時代には今のような営業メールや営業電話などは必要ありませんでした。
時代が進歩し、携帯電話のような便利ツールが誕生したことにより新たな営業手法が誕生したのですが、携帯電話を持つことによって常に誰かに監視されているような気分になったり、営業メールを送らないとといった強迫観念に支配されてしまうこともあります。
お客さんによってはひっきりなしにメールや電話が届くことがありますし、返信しないと叱られてしまうこともありますからキャバ嬢としては出勤していないときでも戦々恐々としてしまうものです。
プライベートで使っている携帯電話の番号やメアドを教えてしまったばかりに、普段からストーカーさながらのメールやライン、電話が来るようになったというキャバ嬢も実際にいます。
もっとも大きな過ちはプライベート用の携帯電話の番号やメアドを教えてしまったということでしょう。
普通はお店から支給された携帯電話のメアドや電話番号を教えるものですし、お店から支給されなかったとしても仕事用の携帯電話を用意するのが普通です。
プライベート用の携帯電話の番号やメアドなどを教えてしまうとそれこそ24時間お客さんとのやり取りをしなくてはならない状況下におかれることもあります。
お客さんと連絡先の交換をするときには絶対に仕事用の携帯電話の番号やメアドを教えるようにしましょう。
これはもうキャバ嬢として働く上での鉄則のようなものです。
これを守らなかったばかりにノイローゼ気味になってしまったという方もいますし、精神的に病んでしまったという方もいます。
そんなことにならないよう、絶対にお客さんに教える番号やメアドは仕事用のものにしましょう。
お店が支給してくれることもありますが、してくれない場合は自分で用意して仕事用と割り切って使うべきです。
もしこの世界で働くなら
キャバ嬢の世界に強い憧れを持つ女性は多いですし、最近では特に女子高生や女子大生がキャバ嬢という職業に興味を抱くようになりました。
これから先キャバ嬢として働きたいと思っている方も多いでしょうし、毎日煌びやかな世界で自分を着飾っていられるなんて夢のような世界だ、と思っている方もいるでしょう。
しかし、キャバ嬢の世界はそんなに甘いものではありませんし、現実と理想のギャップは大きく異なります。
外からは華やかに見える世界ですが、中で働いているキャバ嬢たちは常に満身創痍で業務に従事していることも珍しくありません。
お客さんは気になるキャバ嬢を指名して選ぶことができますが、キャバ嬢側からお客さんを拒否することは基本的にはできないのです。
そのお客さんがお店に大金を落としてくれる太客であればあるほどお店はキャバ嬢に我慢するよう要求しますし、機嫌を絶対に損ねないように注意されます。
指名されてしまったら例えそれがどんなに嫌なお客さんでも、どんなに生理的にムリな相手でも隣に座って話し相手にならなくてはなりません。
キャバ嬢として働く上でこのようなことは日常茶飯事です。
これに耐え切れないようではキャバ嬢としてやっていくことはできないでしょう。
外からはとても煌びやかで華やかに見える世界ですが、キャバ嬢は常に細心の注意を払いながら接客していますし、神経質なほどお客さんの機嫌を伺っています。
次第に精神を病んでいくこともありますし、アルコールや睡眠薬に依存したり、ブランド品購入など酷い浪費癖がついてしまうこともあります。
世間一般の男性が癒しを求めてキャバクラに訪れるように、今度はキャバ嬢が一瞬の癒しを求めてホストへ通うようになることも珍しいことではありません。
たくさんの収入を得ることができるからと働き始めたキャバクラも、気がつけばホストにつぎ込むために働いていたというケースも実際にあります。
最終的には何のために働いているのか分からなくなりますし、いずれ限界がやってきます。
これからキャバ嬢として働きたいという方はこのような覚悟がありますか。
それでも大金を稼ぎたい、男性に頼らずに済むくらいの稼ぎを得たいという方ならやっていけるかもしれませんが、ちょっとしたお小遣い稼ぎ程度の気持ちでこの世界に足を踏み入れるのは少々危険です。