実は、キャバクラの男性従業員はつらい仕事なんです

キャバクラで働いているのは、キャバ嬢だけではありません。

男性従業員も働いており、キャバクラ店が繁盛するように裏で一生懸命働いています。

では、どのような男性従業員がおり、どのようにお店に貢献しているのでしょうか。

キャバクラの男性従業員

キャバクラは特殊な業態であり、それだけに様々な特徴があります。

その中の一つに、キャバクラ店で働く男性従業員やキャバ嬢は入店や退店が激しいというものがあります。

キャバ嬢は一つのお店に3ヶ月も継続して勤めれば長い部類に入るほどです。

言い換えるならば、それほど厳しい世界であるということです。

特に厳しいのは、男性従業員の労働環境です。

男性従業員がなぜ辞めやすいのかと言え勤務体制が非常に過酷だからなのです。

出勤時間はキャバ嬢より約2時間は早く、帰りは清掃その他を済ませてからであるため、キャバ嬢より2時間は遅いでしょう。

キャバ嬢の出勤時間が19時であり、お店が終わる時間が深夜の2時であることを考えると、男性従業員はそれより2時間早く出勤して2時間遅く帰るのですから、12時間以上の労働になることも当たり前です。

しかも、一旦お店が開店したら休憩なしで働き続けるのが当たり前です。

また、キャバクラ店は定期的にイベントを催すことがありますが、そのような期間になると休日もありません。

もともと、毎週日曜日など週一くらいの休日なのですが、キャンペーンに突入すると週一の休日もなくなるのです。

このような過酷な状態で勤務しているにもかかわらず、お客さんからは「女の子のマナーがなっていない!」、「早く会計をしろ!」などと文句を言われ、キャバ嬢からは「早くおしぼりを持ってきて!」、「早くは灰皿を変えて!」などと言われ、コキ使われることになります。

このほか、男性従業員の中で最も格付けの低いボーイになると、格付けが上の男性従業員からしょっちゅう怒られながら働くことになります。

しかも、ほんの少しでも手を抜いて仕事をすれば、格付けはどんどん下がっていきます。

もっとも、これはキャバ嬢も同じことで、営業をほとんどしなかったり、営業で手を抜いたりすれば指名客はつかなかったり離れていったりしますから、給料も下がっていきます。

ちなみに男性従業員の階級について述べるならば、トップにはお店のオーナーがおり、その下には役員、役員の下には各店舗の店長がいます。

各店舗の店長の下にはお客さんのテーブルにどのキャバ嬢を座らせるかを決めるラッキーがいます。

その下にはマネージャーおり、マネージャーはキャバ嬢たちを直接管理する役目にあります。

その下にはボーイをまとめる人物がおり、お店の入り口でお客さんを案内している人たちは大抵この格付けの人たちです。

そして、その下にボーイがおり、ボーイが最も格付けの低い男性従業員にあたります。

マネージャーの役割

キャバクラにおいては、キャバ嬢は商品です。

その商品を活用することで、いかにお客さんを長時間引きつけ、継続して来店してもらうかにかかっており、そのように仕向けていくという役割を担うマネージャーは非常に重要な仕事です。

マネージャーは、お店に来たお客さんとキャバ嬢がうまくいくために、アドバイスをしたり、メールを一緒に考えたりしています。

そのような努力によってキャバ嬢の売上にも貢献しているのですから、マネージャーの働きが左右する部分は非常に大きいといえます。

仕事のできるマネージャーになると、お客さんの好みを的確に判断し、そのお客さんがより楽しめるように、キャバ嬢がぴったりハマれるように仕向けていきます。

好みのキャバ嬢が望む通りの接客をしてくれれば、お客さんは継続的にお気に入りのキャバ嬢に会いに来ます。

つまり、リピートすることになるのです。

このような流れができれば、お客さんにとっても、キャバ嬢にとっても、お店にとってもプラスとなります。

そこから先は、キャバ嬢の実力次第です。

売れっ子キャバ嬢になれば独特のセールストークなどによって、お客さんがよりハマるように努力していきます。

逆に、能力の低いマネージャーの下で働くことになったキャバ嬢は、当然ながら新規の指名客を取れるチャンスが少なく、しかもマネージャーからは「最近は指名がとれてないではないか、営業をサボっているんじゃないのか」などと責められることもあります。

そこで、キャバ嬢はマネージャーより上の地位にいる男性従業員に相談をし、担当マネージャーの変更などを訴えます。

ここでその上司が的確な判断下すことができればまだ救いはあるのですが、単なるキャバ嬢のわがままであると判断されることもあり、そうなればどうしようもありません。

お店を移るなどの対策が求められるでしょう。

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