キャバクラの料金設定、安く見せるカラクリとは?

キャバクラに行ったことがない人に取って、キャバクラの料金設定はよく分からないものです。

とにかく高いというイメージばかりが先行しており、キャバクラで高いお金を支払うくらいならば、居酒屋でたらふく食べて飲んだほうがいいと思っている人も多いと思います。

このほか、ボッタクリが行われているというイメージも、どこかにあるかもしれません。

本稿では、キャバクラの料金設定について見ていこうと思います。

キャバクラは大衆店・中流店・高級店に分けられる

一口にキャバクラといっても、いろいろなキャバクラがあります。

それぞれのキャバクラは、非常に色々な要素によって分類されています。

といっても、お店を分類するそれらの要素を考慮しながら飲みに行っているお客さんは少なく、単に料金設定だけを考慮していることが多いことでしょう。

実際、キャバクラの大きな分類である高級店、中流店、大衆店の三つを分類する際には、単なる料金の違いによって分類されることがほとんどです。

すなわち、一番安い時間帯の一時間あたりの料金を比べることで分類をするのです。

大衆店が一番リーズナブルであり、財布に優しいためサラリーマンでも安心して飲めるお店です。

料金としては一時間に3,000~4,000円が目安です。

と言っても、安さゆえに必ず質が悪いということではなく、大衆店でもきちんとお客さんごとにキャバ嬢がついて接客をし、なおかつキャバクラとしてのサービスはきちんと行われます。

また、大衆店だからといって女の子の質が非常に低いということもありません。

次に中流店ですが、これは大衆店と高級店の中間に微妙なところに位置するお店です。

実際、中流店に所属するキャバ嬢の中には、自分たちは中流店ではなく、高級店のキャバ嬢だと思い込んでいるキャバ嬢もいます。

一時間あたりの料金は4,000~6,000円程度です。

高級店は、一時間あたりのセット料金が8,000円以上のお店を指すと思えば良いでしょう。

お店の内装は立派であり、高級感を醸し出しています。

高級店の最も大きなメリットは、美人で若くスタイルの良いキャバ嬢に接客してもらえる可能性が高いということです。

また、高級店にはキャバ嬢としての自覚が強い女の子も多いため、接客の技術などもしっかり勉強している女の子が多く、気持ちよく飲むことができます。

どんなお客さんがお店に来たとしても、様々な話題に対応できるように、新聞を読んだり、本で勉強したり、ワイドショーをチェックしていたりという事は、高級店のキャバ嬢にとっては当たり前のことです。

当然、そのような高級店にしばしば外れるお客さんたちは、それなりに収入が多いお客さんが多く、その中で人気キャバ嬢たちを真剣に口説こうと思うならば、稼ぎの多いたくさんのライバルたちと争わなければならないということになります。

余談ですが、最近はキャバクラと同じ形態をとっているものの、女の子の胸を触ることができるようなお店、いわゆるセクキャバと言うお店もあります。

おさわりオッケーのキャバクラでは料金は一時間当たり1万~15,000円となっていること多いようです。

 

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セット料金だけではない

料金を知る時に注意したいのが、テーブルチャージやミネラル代です。

多くの店では、一時間の基本料金であるセット料のほかに、このようなテーブルチャージなどといった様々なサービス料金を設定しています。

そのようなサービス料金を設定しているお店に遊びにいったとしましょう。

一時間のセット料金は6,000円であり、それに30%のテーブルチャージ、20%の○○税といったものが設定されています。

そのため1時間遊んだ時に実際に支払うお金は、

6,000 × 1.3 × 1.2 = 9,360円

となります。

これに消費税がつけば9,828円であり、ほぼ1万円になってしまいます。

しかし、そのように約1万円の代金を支払ったとしても決してボッタクリなどではなく、妥当な料金設定です。

また、実際には1万円近く支払っていたとしても、お客さからはその店の一時間の基本料金はあくまでも6,000円であると記憶されることが多いのだから不思議なものです。

 

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セット料金を安くするお店の戦略

多くの店では、お試し料金と言う制度を設けています。

その店に初めて来たお客さんに対しては、通常の3割引や半額引きなどの料金設定としており、サービスは通常と全く変わらないものを提供するというシステムです。

お店に初め来たお客さんは、当然ながらなじみのキャバ嬢もおらず、女の子の品定めをしに来るお客さんが多いため、そのようなお客さんをお試し料金によって積極的に呼び込むことによって、新規顧客開拓を図っているのです。

気に入ったキャバ嬢を見つけてもらえれば、今度は指名客となって再度お店に遊びに来てもらえることになり、お店にとってはありがたい固定客の獲得となるのです。

このほか、「〇〇記念により30分1,000円!」などの広告を見かけることがありますが、ここにもキャバクラ店のちょっとした戦略が見え隠れします。

意思の弱い人や、お酒に弱く、飲むとつい時間を忘れて長居をしてしまうような人はちょっと注意すべきシステムです。

この料金設定ならば、確かに30分だけならば1,000円以上のお金は取られないため、非常に安く飲めるということになります。

しかし、1,000円というのはあくまでも最初の30分間に適用される基本料金のことであり、延長をして長居をすればそれ相応に高い金額が課せられることになります。

そのため、お店は何とかして長居させる必要があります。

そこで、お客さんが入店して30分近くなったタイミングで、美人のキャバ嬢を隣に座らせるのです。

 

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そうすることによって、お客さんがもう少しいたいと思って延長するように仕向けるのです。

お客さんの心理的には、その女の子のことが気に入って次回からも指名したいと思ったならば、30分1000円のキャンペーン料金だけいて帰るケチな男というイメージを持たれたくないとの思いから、ついつい延長してしまうこともあるのです。

これに類似した料金設定は、珍しくありません。

例えば、私が良くいくお店では、「10名以上で来店した場合には1名あたりの基本料金を1,500円」というシステムをとっていました。

1人1,500円と言えばかなり安い金額であるといえます。

しかし、これも基本料金が1,500円というのはあくまでも最初の1時間のみに適用されるものです。

1時間を過ぎて延長すれば、通常の延長料金がかかってきます。

このシステムについてお店に聞くと、お客さんの心理をうまく利用したものであることが分かりました。

10人などの大人数で来たお客さんたちに対して、お店はここぞとばかりに売れっ子キャバ嬢を投入して、サービスも充実させます。

すると、お客さんはあっちこっちで盛り上がり、時間を忘れてしまったり、一時間がたったと分かっても帰りがたい気持ちになります。

「最初の一時間は1,500円だし、もう一時間遊んでいくか」などとなるのです。

10人の中に一人でも冷静な人がいれば、一時間で切り上げることができるでしょうが、ほとんどの場合は延長して二時間、三時間と居座ってしまうことになります。

一時間だけ遊んだならば、10人でも1万5,000円です。

しかし、その後は30分毎の延長で料金が一人あたり3,000円ずつ加算されていきます。

仮に3時間も遊んでしまったならば。

1万5,000+3,000× 10 × =で135,000円

となり、結果的に13万5,000円も取られてしまうことになります。

これは一人当たり1,500円のつもりであったのに、実際には13,500円も使ってしまったということであり、お店にとってもとてもおいしい話となるのです。

しかし、これも決してぼったくりなどではありません。

かわいい女の子が周りにいて、なんでも話ができるという状況で、大人数でお酒を飲んだときに働く人間の心理をうまく利用した、お店の妥当な料金設定なのです。

 

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