キャバクラ用語に、「体入」というものがあります。
これは、体験入店を表す言葉です。
キャバクラの面接に合格すると、いきなり本入店をするのではなく、基本的には体入を経てから本入店となります。
体入では、どのようなことを行うのでしょうか。
本稿で確認していきましょう。
体入ってなに?
キャバクラ用語の一つに、「体入(たいにゅう)」というものがあります。
文字だけを見ると、何のことやらわからないと思いますが、これは単に「体験入店」の略称です。
本格的に入店すること、すなわち本入店をする前に、実際にお店で働くことによって、どのような仕事なのかを体験できるシステムのことです。
一般的な仕事においても、体験できるものがありますが、それと同様にお試しで働き、仕事の内容や職場の雰囲気を知るためのものです。
たいていの場合、体入は一日のみであり、フルタイムではなく数時間で終わることが多いです。
面接に合格したならば、その日のうちに行われることもありますし、予定が合わなければ後日行われることもあります。
体入では、いったいどのようなことをするのでしょうか。
初めてキャバ嬢になろうとする女性にとっては不安もたくさんでしょうから、本稿でその概要を見ていきましょう。
体入の流れ
体入だからと言って、お店が何でもかんでも面倒を見てくれるというわけではありません。
自分で用意しなければならないものが、いくつかあります。
仕事道具を揃える
まずは、体入に必要な道具を自分で用意していかなければなりません。
たとえばドレス、ポーチなどがそれにあたります。
お店によっては、ドレスを貸し出していることもありますが、そうではない場合には当座のものを購入しておき、実際に働きだしてから少しずつ増やしていけば問題ありません。
源氏名を考える
基本的に、お店では本名で呼ばれることはありません。
特に、接客に出ている時は源氏名で呼ばれます。
源氏名とは、本名ではない、キャバ嬢としてのもう一つの名前です。
どのような名前でやっていくのかは基本的に自由ですから、自分で気に入ったものを用意しておきましょう。
「源氏名なんて面倒だから、本名でいいよ」と考える人もいるかもしれませんが、本名は避けるべきです。
お客さんの中には、キャバ嬢の名前をもとに、住んでいる場所や昼間やっていることなど、いろいろな個人情報を調べようとする人もいるからです。
もし本名が知られてしまえば、インターネット全盛の今、本名で検索をすることで、Facebookページなどにたどり着くことができます。
それを見れば、住んでいる場所や経歴、交友関係、普段は何をしているかなど、さまざまな情報を知られてしまう可能性があります。
これは、お客さんがストーカー気質の場合には特にそうですが、そうでなくとも少しの興味から調べてしまう人もいます。
ですから、本名は絶対に明かさないというのが基本姿勢となります。
また、自分でいいなと思う源氏名を考えていても、すでに同じ源氏名のキャバ嬢がお店に在籍している場合には、その名前は使うことができません。
そのため、源氏名候補をいくつか考えておくのが良いでしょう。
このほか、源氏名が他のキャバ嬢とかぶらない場合にも、似ている名前は好ましくありません。
たとえば、「まい」と「まいか」は似ている源氏名ですが、お客さんが混乱してしまう可能性があります。
特に、キャバクラではお酒を飲むのですから、酔っ払っているお客さんも多いものです。
名前が似ていると混同してしまい、印象が薄くなってしまいます。
そのため、名前が似ているキャバ嬢がいる場合にも、紛らわしくならないように避けるのが無難です。
あまりに奇抜な源氏名は考えものですが、それなりに特徴的な名前ならば、お客さんに印象づけることができるでしょう。
実際の接客
体入で働く場合には、実際に接客も体験することになります。
そのため、お客さんに作るお酒の作り方、お客さんがたばこをくわえたときの火のつけ方などの接客の基本は、体入前にお店のスタッフから教えてもらうことになります。
したがって、何の基礎もないままいきなりお客さんのところ放り出されるということはないので、その点は心配いりません。
また、お店のスタッフや他のキャバ嬢たちは、体入の女性が最初から完璧に仕事をこなすことを期待していません。
最初から何でもこなせる人などいないのですから、あまりプレッシャーを感じる必要もありません。
スタッフから最低限のことを教えてもらってから、実際にお客さんの席に着くことになります。
すでにキャバ嬢経験がある場合には異なりますが、全くの未経験である場合には、フリーのお客さんについたり、指名のキャバ嬢が席をはずしている席にヘルプとしてつくことがほとんどです。
フリーのお客さんへの接客は、15~20分くらいでチェンジとなり、他の席に移っていきます。
最初は何を話してよいか分からないでしょうが、それで問題ありません。
笑顔を忘れず、聞き上手に徹するという接客をすれば大丈夫です。
ここで、ひとつ気をつけなければならないことがあります。
当サイトの記事の中でも、お客さんの連絡先は積極的に聞くべきだということを述べてきましたが、これはあくまでもフリーのお客さんに対して接客しているときだけのことです。
すでに指名しているキャバ嬢がいるお客さんの席にヘルプでついた場合、名刺を交換したり、連絡先を交換したりすることはご法度なのです。
お客さんから連絡先を聞かれたり、名刺が欲しいと言われたりしても、絶対に教えてはいけません。
そのお客さんは、他のキャバ嬢の指名客なのですから、連絡先や名刺を交換すると、そのキャバ嬢からお客さんを奪う行為につながりかねないからです。
実際にそのような意図がなかったとしても、もめる可能性があります。
お店もそのことをきちんと教えてくれるでしょうが、十分に注意しておきたいことです。
全くの未経験のキャバ嬢が、場内指名や本指名をとることは非常に難しいことですが、もともと接客が上手である、ルックスが飛びぬけて優れている、男性を引きつける不思議な魅力があるなどといった特徴あるキャバ嬢が、指名をもらえることもあります。
もしそうなれば、お店からの印象はかなり良くなります。
体入で指名を取った場合には、時給がアップするお店もあるほどです。
情報収集を忘れない
お客さんへの接客を何度か繰り返せば、体入は終了となります。
体入の場合にもきちんと給料は出ますから、お店から給料を忘れずに受け取ってください。
体入の給料は、全額をその日に手渡すお店がほとんどです。
その後、スタッフと体入の感想などを話し合い、本入店するかどうかを決めます。
体入のときは、接客で手一杯かもしれませんが、きちんと情報収集しながら働くことが大切です。
お店のシステム、スタッフやキャバ嬢同士の関係、お店の全般的な雰囲気、主要な客層などを、勤務中にチェックしておくのです。
そこから得た情報が多ければ多いほど、本入店するかどうかの判断を的確に下すことができます。
また、お店のキャバ嬢と話してみるのも効果的です。
実際に働いているキャバ嬢が一番情報を持っていますから、非常に参考になります。
余裕があれば、優しそうな雰囲気のキャバ嬢に、お店のことやお客さんのことを聞いてみましょう。
まとめ
以上が、体入の大まかな流れです。
最初は緊張してうまく仕事ができないのは、誰でも同じです。
知らないことが多ければ多いほど大変な体入となることでしょう。
ですから、当サイトでいろいろな情報を集めた上で、体入に挑むことをお勧めします。
