キャバ嬢は、若さが売りになる商売です。
しかし、若ければ稼げるのかというと、決してそうではありません。
むしろ、それなりに年齢が高いキャバ嬢もおり、そのようなキャバ嬢が好成績を残すケースもたくさんあるのです。
若さだけが売りではない
キャバ嬢と言えば、若い女性がなるものだというイメージを持っている人もいることでしょう。
実際、メディアに登場する人気キャバ嬢は若い人が多いものですし、ホステスと比較した場合、キャバ嬢のほうが平均年齢が若くなります。
しかし、実際には30代のキャバ嬢が在籍しているお店もたくさんあります。
私のよくいくお店も、20代後半~30代のキャバ嬢が多数在籍しており、ランキング上位にランクインしています。
年の功というと大げさですが、やはり年相応に経験を積んでおり、仕事ができるというのは、年齢が高いキャバ嬢の強みといえます。
しかし、年齢が高いキャバ嬢の接客を受けてみると、彼女たちが売れる理由は、必ずしも仕事ができるというだけではないことがわかりました。
落ち着いている
やはり、年齢が高いキャバ嬢は、年相応の落ち着きを備えているものです。
お客さんに接客するにしても、お酒を作って、テーブルをきれいに整理し、会話を途切れさせない接客もしながら、それでいてとても落ち着いており、全くせかせかと働いている感じを受けません。
そのような落ち着いた様子であるからこそ、お客さんは話をきちんと聞いてもらっていると感じられますし、会話の端々でお客さんをほめた時にも、すんなりと受け入れることができます。
お客さんから落ち着いて見えるということには、いろいろなメリットがあります。
気づかいをした時にも無理がなく、お客さんの満足度を高めることができるのです。
心が素直である
年齢が高いキャバ嬢に多いのは、素直であるということです。
素直でないキャバ嬢は、お客さんを白けさせることがあります。
たとえば、お客さんがキャバ嬢には知識がない趣味の話をしたり、ちょっと難しい話をしたりすると、素直でないキャバ嬢は知ったかぶりをしてしまったり、つっけんどんに「わかりません」と言ったりしてしまいます。
これは良くない態度です。
知ったかぶりをすると、いつかボロが出ます。
知らないことを知っていると思わせるように対応するのですから、お客さんは知っているものとして話を進めていくからです。
あとになってから、本当は知らなかったということがばれてしまうと、お客さんは「適当に話を聞いていたんだな」と思い、面白くありません。
また、単に「わかりません」というだけでは、お客さんはキャバ嬢が会話を楽しめていないと感じ、会話が続かなくなってしまいます。
年齢が高いキャバ嬢は、ここでも経験の差を見せつけます。
会話の中でわからないことがあれば、素直な心で「良く知らないのですが、教えてください」と正直に伝えることができるのです。
見栄っ張りな態度ではなく、お客さんに素直に聞けば、お客さんは教えてくれます。
教えるためには会話を続けることになりますから、会話が途切れることはありません。
むしろ、男という生き物は常に女性より優位に立ちたい生き物ですから、教えるという行為を通して満足感を得ることもできるのです。
「かわいい子だな」と思ってもらえることも、少なくありません。
お客さんは、それが男性的な話題であったり、マニアックな話題であったりすれば、もとよりキャバ嬢が対応できることを期待していません。
それよりも、知識を披露したくて話しているのですから、「教えてください」と言われることをどこかで期待しているものなのです。
上品な容姿である
容姿の面でも、年相応の落ち着き、上品さがあります。
若いキャバ嬢は派手に飾る傾向があり、明るい茶髪や金髪にしたり、かなり盛ったメイクにしたり、長くてゴテゴテとした飾りがついたネイルにしたりします。
お客さんの中には、そのような容姿を好ましく思っていない人も少なくありません。
年齢が高いキャバ嬢は、派手すぎないように気をつけています。
髪の色は落ち着いたものであり、メイクも上品さと色気を兼ね備えたものを好みます。
これが、お客さんにウケることが多いのです。
まとめ
以上のように、お姉さんキャバ嬢たちは、礼儀や作法、大人の常識やマナーを身につけており、落ち着いた振舞いをすることができます。
人生経験が若いキャバ嬢よりは豊富ですし、キャバ嬢経験も長いものですから、仕事に対するプロ意識も高いです。
中途半端にやっていて、成功するほど甘い世界ではないということをよく知っているのです。
このような要素は、若いキャバ嬢にはあまり見られないものであり、お客さんにとっては大きな魅力と感じられるものです。
若いキャバ嬢であっても、お姉さんキャバ嬢の落ち着き、立ち居振る舞い、上品さなどを見習うことで、より魅力的なキャバ嬢になることができますし、接客の質も向上させることができます。
あなたもお店でお手本になるキャバ嬢を探し、学んでみてはいかがでしょうか。