2008年ごろの話ですが、キャバ嬢が女性の憧れの職業にランクインしたとしてメディアで注目されたことがありました。
キャバ嬢向けの月刊誌がティーン誌のなかで非常に高い(1~2位)の人気となりました。
かつては、キャバ嬢と言えば「お水」と言われて負のイメージも強かったものですが、時代は変わったのです。
キャバ嬢の人気が急上昇
今や、キャバ嬢がブログで人気者になったり、テレビに出演して支持されたりすることによって、アイドル並の扱いをされるキャバ嬢まで出てきたのです。
キャバクラの情報サイトなども増え、そこで写真掲載されている彼女たちはまさにアイドルのようです。
そのような情報サイトが出始めたころは、男性が見るためのサイトとして開設されたものがほとんどでした。
しかし、今やそのようなサイトでは女の子が女の子の人気を調べたり、どこのキャバクラに異動したかとかをチェックするために使われるようになっています。
そのようなサイトに訪れる女性たちは現役のキャバ嬢ばかりではなく、キャバ嬢という職業に興味を持っている女性もたくさんいます。
彼女たちは、キャバ嬢のブログで日記を読んだり、情報サイトでお店の雰囲気を確認したりして、働きたいお店を探していくのです。
そのような情報サイトのほか、当サイトのようにキャバ嬢のお役立ち情報を多数掲載するサイトもあります。
当時の新聞などのメディア情報によると、民間のシンクタンクであるカルチャースタディーズ研究所が2007年7~8月が15~22歳の女性を対象に就職希望調査を行った結果、「キャバ嬢・ホステス」が11位にランクインしたのです。
高校生の20%、大学生の21%、社会人(正社員)の33%がそのように回答しており、これは公務員や看護師を超えるランクでした。
この調査結果からも分かる通り、キャバ嬢という職業が人気になっているのは事実です。
昔は水商売といえばお金のための職業という色合いが強く良いイメージではありませんでしたが、今ではファッショナブルできらびやかな職業とみられるようになっています。
人気の火付け役となったのはメディアの影響です。
キャバ嬢向けに2006年11月に誕生した月刊誌「小悪魔ageha」は35万部も出るようになり、高級クラブのホステスから作家デビューする女性も出てきました。
そのようなホステスの著書がベストセラーにもなりました。
このほか、レコード会社が「全国キャバ嬢アイドル化計画」を立ち上げ、売れっ子キャバ嬢ユニットを組んでCDを出したりもしています。
このような動きの影響でキャバ嬢という職業に対する抵抗はなくなっています。
アイドル化するキャバ嬢たち
そのような流れの中で、テレビに露出してアイドル並の人気を誇るキャバ嬢も出ています。
小悪魔agehaの専属モデルになるようなキャバ嬢はブログも人気があり、彼女たちが人気タレントを多数抱えるアメブロのランキングで10位以内に入ったこともあります。
彼女たちのブログはキャバ嬢の実態を知るのに役立つため、女性たちに人気があるのでしょう。
元々はガングロギャルだった女性が今はキャバ嬢として美白になって奮闘していたり、ダイエットの様子が書かれていたり、親しみやすい文章でキャバ嬢の日常を綴っています。
実際のキャバクラ店でも、アイドルのようなキャバ嬢に憧れ、徐々に面接希望者が増えているそうです。
キャバクラはキャバ嬢の入れ替わりが激しく慢性的に人材不足であるため、キャバ嬢に憧れる女性たちもキャバ嬢になりやすいのです。
このほか、キャバクラはコスプレ主体のお店、格安のお店、高級感を売るお店など多様化しているため、仕事として選びやすくもなっています。
キャバクラは、キラキラ世界ではあっても実際には厳しい世界です。
高収入の仕事にはそれなりの理由があるのです。
しかし、当サイトの記事で解説している通り、キャバ嬢という仕事を楽しむための様々な方法がありますし、売れっ子になれば確かに多く稼げる夢のある仕事であることもまた事実です。