歓楽街にはキャバクラがひしめいていますが、それ以外にも飲み屋はあります。
代表的なものはスナックでしょう。
スナックとは地域密着型で、常連さん同士がフレンドリーでアットホームな雰囲気があります。
女性でも入ることが出来ます。
スナックとキャバクラの違い
あらゆる歓楽街にキャバクラが軒を連ねていますが、それと同じように人気となっているのがスナックです。
このスナックとはキャバクラと比較してどういった違いがあるのでしょうか。
キャバクラは身近な存在ですが、スナック未経験の方は少なくありません。
歓楽街を十分に楽しむのであれば、スナックの楽しみ方も知っておきましょう。
スナックとはスナックバーの略称で、スナック(軽食)を提供するバーという意味があります。
キャバクラですとお客さんの隣に座って接客をするスタイルが基本ですが、風営法によって深夜12時までしか営業が出来ません。
そのため、深夜12時以降も家業が可能です。
中には週末の夜になると明け方までオープンしているスナックも珍しくありません。
かつてのスナックには男性のバーテンダーなどのスタッフがいましたが、現在はママと呼ばれる女性スタッフが中心となって営業をすることがほとんどです。
スナックはキャバクラよりも歴史があることから、どうしても年配の男性が行く場所というイメージがあるかも知れません。
確かにスナック客の年齢層は高く、20代の若者にとって身近な存在では無いでしょう。
さらに、クラブホステスを引退した年配の女性がママをしているイメージもあります。
しかし、現在は20代でママを務めることも珍しくありませんので、若い男性でも十分に楽しむことが出来るでしょう。
さらに、キャバクラよりもリーズナブルですので、まだ手取りの低い若手サラリーマンにもおすすめ出来る飲み屋です。
さらに、キャバクラとの違いで最も特徴的なものは店内の雰囲気です。
お客さんの中心は地元の男性ですので、顔見知りがほとんどでしょう。
そのため、店内はアットホームな雰囲気に包まれています。
キャストの年齢層も高めですので、悩み事や相談事も打ち明けることが出来るでしょう。
そのほかに、料金システムにも特徴があり、2時間~3時間で3000円~5000円という場合がほとんどです。
何度も通うつもりでしたらボトルを入れることをおすすめします。
チャージ料金システムの場合は時間無制限ですので安心でしょう。
料金システムが分からなかったらお店に直接問い合わせ、「3人で行くんだけど、ひとり4000円で大丈夫?」などと聞いておきましょう。
これによって安心して飲むことが出来ます。
スナックの魅力と遊び方
スナック最大の魅力といえば、リーズナブルな料金設定です。
クラブやキャバクラよりも安く飲めてしまいます。
さらに、アットホームな雰囲気を持っていますので、常連になることで「今日は3000円でいいよ」など、会計を負けてくれることもあるのです。
さらに、スナックに何度も足を運ぶことでお客さんと顔見知りになります。
スナックは地域密着型ですので、意外にご近所同士ということも少なくありません。
現代社会ではそういったコミュニケーションが希薄ですが、仲良くなることが出来るのです。
誰もが忘れかけている古き良き日本の姿があると言って良いでしょう。
初めてのお客さんでも歓迎してくれるので、勇気を出してスナックのドアを開けてみましょう。
また、カラオケを常備したスナックも珍しくありません。
しかし、スナックのお客さんの年齢層は高めですので、年齢層に合わせた歌を選びましょう。
中にはカラオケが苦手だったとしてもカラオケを勧められることがありますが、「カラオケはちょっと苦手でね。聞いてる方が楽しいんだよ」などと言って、やんわりと断るようにしてください。
そして、そこで大切なのはほかのお客さんのカラオケに対して手拍子をすることです。
いくらカラオケが苦手だからと言って、つまらなそうな表情をしてはいけません。
これも大切なコミュニケーションなのです。
特に初めて入るスナックでは大切なことです。
そして、スナックへやって来るお客さんはさまざまで、普段知り合う機会の無い方ばかりです。
学生のうちは多くの出会いがありますが、社会人になってしまうと新しい友だちはなかなか出来ません。
しかし、スナックへ足を運ぶことで思わぬ出会いがあるのです。
自分と異なる経験をしている方との会話は楽しいもの。
さらに、自分のことを話しても良いでしょう。
そのため、出張先など知らない土地の夜を楽しむ時など、スナックへ飲みに行くことをおすすめします。
誰もがフレンドリーですので1人でも心配はありません。
その土地ならではの話が聞けるでしょう。
スナックでの出会いで世界を広げることが出来るのです。
中には会社の付き合いでスナックに連れて行かれ、そこで良い印象が無かったという方もいるでしょう。
他人に無理矢理連れて行かれると、そうなることは珍しくありません。
しかし、仲の良い友だち同士やひとりで飲みに行くと、逆に楽しい経験が出来るでしょう。
スナックでカラオケを楽しむポイント
スナックの魅力といえばカラオケでしょう。
若い世代にとってカラオケは当たり前の遊びですが、カラオケボックスばかりです。
カラオケボックスの中には仲の良い友だちばかりの空間ですが、スナックでのカラオケは知らないお客さんの前で歌うことになります。
そのため、ある程度気を遣って歌わなければなりません。
カラオケマシーンがあったとしても、好き放題に歌って良いわけではありません。
まずはママに一声かけて「カラオケ歌ってもいいですか?」と聞いてください。
これはスナックのマナーです。
それとついでにカラオケの順番やローカルルールなども聞いておきましょう。
そこで問題となるのは選曲です。
基本的にどのような歌を歌っても良いのですが、出来ればほかのお客さんの知っている曲が良いでしょう。
友だち同士でカラオケボックスへ行くときもある程度選曲で気を遣うものですが、スナックにいるのは知らないお客さんです。
そのため、より気を遣わなければならないのです。
そのため、これまでの曲の流れを見て、流れを壊さないような選曲にしましょう。
カラオケ好きはほかのお客さんも同様ですので、一曲終わったら次のお客さんにマイクを渡してください。
そして、お客さんの年齢層に合わせた選曲も大切です。
誰もが青春時代の曲を歌いたいものですが、年齢にギャップがあると知らない曲が出てくるのです。
もちろん、自分の好きな歌ばかりが続くようでしたら、その流れで選曲をして問題ありません。
また、中にはカラオケが苦手な方もいることでしょう。
そういった方は無理に歌うことはありません。
ママから「カラオケ歌ってみませんか?」と言われることもありますが、そういった場合は「ちょっと歌は苦手なんですよ」とやんわりと断りましょう。
ママはこれまでにさまざまな男性を見ているので、カラオケが苦手な男性への対応も慣れています。
そのため、ママはそういった部分を察してくれるので安心してください。
しかし、ほかのお客さんのカラオケを退屈そうに聞いていてはいけません。
手拍子などで盛り上げることが大切です。
こういった一体感こそがスナックの魅力でしょう。