キャバ嬢は、お店から渡されたり、自分でつくったりして、名刺を持っているものです。
これをお客さんに渡すことになりますが、渡すタイミングを間違えているキャバ嬢が少なくありません。
これは、名刺を渡す意味を正しく理解していないからです。
本稿では、名刺の意味を踏まえた、渡すタイミングを解説していきます。
名刺を渡すタイミングと意味
キャバ嬢は、それぞれ名刺を持っています。
それをお客さんに渡すことによって、指名を受ける機会を作り出していくためのツールですから、名刺は極めて重要な道具であり、それを渡すタイミングや意味も知っていかなければなりません。
何と言っても、名刺を渡すタイミングを間違えているキャバ嬢は、多いものです。
筆者がキャバクラに行った時にも、キャバ嬢が名刺を渡すタイミングをよく観察しているのですが、間違っているキャバ嬢はたくさんいます。
そして、間違っているキャバ嬢は売れず、正しいタイミングで渡せるキャバ嬢は売れる傾向があるのです。
では、間違っているタイミングとは、どのようなものなのでしょうか。
よくあるのが、お客さんの席に着き、時間が来て、席を離れる時になって名刺を渡すというものです。
フリー客につき、自己紹介やたわいもない話をして、10分か15分くらい経って他のキャバ嬢に入れ替わる時になると、「よかったら、またお話ししたいです」などと言いながら名刺を渡すのです。
これは、名刺を渡す意味がよくわかっていないからこそ、このような渡し方をしてしまうのでしょう。
社会人としての一般的なシーンを考えてみてください。
商談に訪れ、色々な話をし、「では、ご検討のほどよろしくお願いします」などと言いながら名刺を渡す会社員がいるでしょうか。
いるはずはありませんね。
席を離れる時に名刺を渡しているキャバ嬢は、それと同じ間違いをしているということです。
そもそも名刺とは、会ったときの挨拶として渡すものです。
名刺を渡しながら挨拶をし、その後相手の名前も聞くのです。
名刺を利用することで、自分の名前を伝えると同時に、相手の名前も把握することができます。
相手の名前を知らないのに、親しくなることはできないものですが、名刺によってそれを解消できるのです。
もちろん、名刺の効果はそれだけではありません。
話題作りにも役立ちます。
フリーのお客さんは、初めて会うお客さんであり、どのような人であるかの事前の知識も全くありませんから、会話に困るものです。
新人キャバ嬢の多くも、フリーのお客さんとの会話を悩みとしています。
フリーのお客さんについたものの、会話が見つからずに沈黙していたのでは、お互いに気まずく、楽しくもなく、お客さんに気に入られて指名されることもないでしょう。
しかし、名刺が話題作りに役立ちます。
例えば、こちらから名刺を渡した後に、
よければ、名刺をいただけませんか?
珍しい苗字ですね!どこ出身ですか?
などと、お客さんに関する話題でとっかかりを作ることもできます。
もし、名刺を去り際に渡していれば、名刺によるこれらの効果を得ることはできません。
だからこそ、去り際に渡すキャバ嬢は、売れない傾向が出てしまうのです。
名刺は、お店から配布される名刺を使うのも良いですが、自分でデザインしたこだわりの名刺を使うのがベターです。
なぜならば、お店から配布される名刺だと、他のキャバ嬢の名刺と同じデザインですから、どうしてもその中に埋もれてしまいやすいのです。
しかし、自分でデザインした名刺なら、他のキャバ嬢と被ることもなく、顔写真などが入っていれば、お客さんも思い出しやすくなります。
それが、次回以降の指名につながることもありますから、特製の名刺を作ることはおすすめです。
まとめ
名刺は、キャバ嬢の営業ツールのひとつです。
ただ名前が書かれている紙というだけではなく、それをきっかけにお客さんの名刺をもらったり、会話の糸口を掴んだり、後日の指名につなげやすくしたりと、色々な効果があります。
是非、名刺を渡すタイミングと意味をわきまえて、名刺を有効活用してみてください。