本稿を読んでいる人の中には、現役のキャバ嬢も多いと思います。
皆さんは、何を思いキャバ嬢になったのでしょうか。
勉強時間を確保しながら学費を稼ぐためにキャバ嬢になる女子大生、昼間のお仕事だけではなくもっと稼ぎたいと思いキャバ嬢になるOL、夜の世界で生きていく!と決めてキャバ嬢になった女性。
キャバクラでは色々な女性がキャバ嬢として働いています。
夜の世界で生きていくと決めたキャバ嬢はもちろんのこと、副業として働くキャバ嬢でも、できることならばナンバーワンになりたいと思っていることでしょう。
なぜならば、お店のナンバーワンになればもっとたくさん稼ぐことができるからです。
本稿では、そんな皆さんのために、ナンバーワンになるコツをお教えしようと思います。
ナンバーワンになりたい?
まずは、心の持ち方から。
大切なのは「ナンバーワンになれたらいいな」とか「ナンバーワンになりたいな」と思うのではなく、「ナンバーワンになる!」と心に決めることです。
この違いは一見単純ですが、結果に大きな差を生みます。
私が尊敬するあるスポーツ選手がこんなことを言っていました。
『チャンピオンになりたい』じゃなくて、『チャンピオンになる』と決めてかかる事。
この差は大きいよ。
『チャンピオンになりたい』って考える奴がどんだけおるよ。
そんな中で、一握りの『チャンピオンになる』って決めた奴が天下取りおんねん。
皆さんも、ナンバーワンになるためにはまず「ナンバーワンになる!」と決意することが大切です。
「ナンバーワンになりたい」と思うだけのキャバ嬢は、困難に行き当たった時に折れてしまうかもしれません。
しかし、「ナンバーワンになる!」と決めているキャバ嬢は、ちょっとやそっとの困難ではくじけないのです。
すべてのキャバ嬢に可能性がある
色々なお店のナンバーワンキャバ嬢を見ていると、思うことがあります。
それは、キャラクターが実にさまざまであるという事です。
一口にナンバーワンキャバ嬢と言っても、こんな女の子がナンバーワンになるという固定的な人物像はなく、色々なキャラクターがあります。
ですから、ナンバーワンになるということは「こうすればなれる」という簡単なものではないのですが、その一方ですべてのキャバ嬢がナンバーワンになれる可能性があると言えます。
同じナンバーワンと言っても、レベルはずいぶん違うものです。
お店の場所や規模やスタイルによってかなりの差が生じます。
逆に、都心の繁華街のキャバクラではいまいちうだつが上がらなかったキャバ嬢でも、地方に行ったら超売れっ子になるということも良くあります。
このことには、色々な要素が絡んでいます。
上記の通りお店の場所や規模やスタイルもありますし、そのお店の客層との相性もあります。
例えば、六本木のキャバクラではルックスのイイキャバ嬢が相対的におおいですから、ルックスがいいキャバ嬢ならばチャンスは増えます。
大阪のキャバクラならば、関西のノリそのものといった感じの面白さを持ったキャバ嬢が売れる可能性が高い、といったことです。
このように、ナンバーワンといってもキャバ嬢は多種多様です。
このことからも、どんなキャバ嬢でもナンバーワンになれる可能性があると言えます。
したがって、ナンバーワンになるための戦略として、まずは自分の良さを把握して、それをしっかりと活かすことができるキャバクラを選ぶことが大切です。
今はそれほど売れていないアナタも、お店選びから再出発することで、人気が出てくるかもしれません。
しかし、そんななかでもいくつかの共通項があるのも事実です。
私はこのような記事を書いている仕事柄、よくキャバクラに行くのですが、なんとなく共通部分があると感じています。
多くのナンバーワンキャバ嬢たちに共通する部分をしっかりと身に着け、そのうえで自分の持ち味を生かしていけば、だれもがナンバーワンになれる可能性があります。
では、その共通項を紹介していきましょう。
バイタリティあふれている
ナンバーワンキャバ嬢に共通する事柄のうち、まず解説したいのはバイタリティ溢れているという事です。
これは、タフであるともいえます。
ナンバーワンキャバ嬢たちは精神面、肉体面の両面においてタフであるという共通点があるのです。
精神的なタフさは、上記の「ナンバーワンになる!」という決意からも生まれてくるものです。
バイタリティあふれているというと、ガツガツしている肉食系女子というイメージを持つかもしれません。
ガツガツと指名を取っていき、ガツガツとドリンクやフードを頼んでもらい、ガツガツと営業し・・・といったイメージです。
しかし、ここでいうバイタリティはそういったものではありません。
意外に思うかも知れませんが、ナンバーワンキャバ嬢たちは「ガツガツしていない」という共通点もあります。
ナンバーワンキャバ嬢は、すごく忙しいように見えますね。
お客さんにこまめにメールを送ったり、ガツガツしていないものの細かい配慮をしています。
美容にも気を付けて、オフの日はジムやヨガに通ったり、趣味や習い事にも取り組んだりしています。
このように、精力的に活動しているということが、バイタリティあふれているという事です。
ジムやヨガに行けば、体力面でのメンテナンスができますし、プロポーションも良くなります。
不規則な仕事ですから、体調管理も怠りません。
趣味や好きな習い事をすれば、ストレス解消にもなり、精神面のケアになります。
ストレスの多い仕事でもあるため、病んでしまわないためにそのようなことがとても大切です。
また、精力的に活動していると、自然と話のネタも豊富になり、お客さんと色々な話をすることができるようになります。
このことと関連して、キャバ嬢という仕事が性に合っていることも、ナンバーワンの共通点と言えます。
性に合っているからこそ、その仕事をよりよくこなすために肉体的・精神的なケアを行い、バイタリティあふれる態度で臨むことができるのです。
ナンバーワンになれば、プレッシャーもかかることでしょう。
しかし、性に合っているからこそ耐えられるという部分は絶対にあります。
その「性」とは、一見とても女性らしいものの、実際には男らしく、さばさばしていて、じめっとしたところがないというものです。
ナンバーワンになるキャバ嬢には、さっぱりした性格のキャバ嬢が多いのです。
バイタリティあふれ、肉体的にも精神的にも余裕があるキャバ嬢こそ、お客さんを本当に喜ばせたり、癒したりすることができるのです。
気配りができる
私の知っているナンバーワンキャバ嬢たちは、気配りが非常に素晴らしいです。
「気配りが良くできる」というレベルではなく、他のキャバ嬢に比べてかなり気配りができます。
これは、お客さんに対する接客の際に気配りができるというのはもちろんですが、自分が接客していない席のお客さんのことまで見たりしているのですから驚きます。
決して注意力散漫なのではなく、一点集中にならず周りをよく見ることができるのです。
もちろん、この気配りはお客さんに気づかれてはいけないものです。
気づかれたいと思って気配りをしてしまうと、その気配りを見てほしい、褒めてほしいという気持ちからそう思うのですから、お客さんはなんだか気持ち悪さを感じてしまいます。
そうではなく、卒なく気配りができるのです。
しかし、その一点張りかというとそうではなく、気配りをしてほしい、甘えたがりのお客さんに対しては、分かりやすく気配りをすることもあります。
ナンバーワンキャバ嬢の共通点である「お客さんへのメールがこまめ」というのも、気配りからくるものです。
売れないキャバ嬢によく見られる傾向として、お客さんへのメールを一斉送信してしまうというものがありますが、ナンバーワンキャバ嬢は絶対にそんなことはしません。
そのお客さんに合ったメールをきちんとつくり、こまめに送っています。
このような気配りは大変なことではありますが、それをあまり大変とは感じずに自然にこなすことができるキャバ嬢がナンバーワンになることができます。
このことから、ナンバーワンキャバ嬢のもう一つの共通点が分かります。
それは、基本的に優しいという事です。
ナンバーワンキャバ嬢たちはお客さんに対して気を配るだけではなく、ほかのキャバ嬢たちにも気配りができることからも、このことがよくわかります。
ドラマや漫画を見ると、ナンバーワンキャバ嬢は高飛車で、嫌味で、ほかの女の子たちに意地悪をするような描写がなされることが多いのですが、実際にはそのようなことはほとんどありません。
高飛車で嫌味な女性はナンバーワンになることはできません。
本人がどれだけ努力をしようとも、実力があろうとも、ほかのキャバ嬢たちから嫌われてしまえば、もうダメです。
例えば、ナンバーワンキャバ嬢は多くのお客さんから指名を受けて色々な席を回り、自分が席を離れている間はヘルプのキャバ嬢に接客してもらうことになりますが、嫌われていればヘルプの協力を得ることはできません。
むしろ、ヘルプたちによって悪印象を抱くように仕向けられ、ナンバーワンからすぐに陥落してしまうことでしょう。
ナンバーワンキャバ嬢たちはそれがよくわかっています。
もしくは、あまり分かっていなくても、基本的に優しいからこそ周りの協力を得ることができ、ナンバーワンになることができるのです。
これも、ナンバーワンになるためには絶対に必要な要素です。
お客さんのことをよく覚えている
ナンバーワンキャバ嬢の共通点として、「聡明である」ということも挙げられます。
これは、なにも学校の勉強がよくできて高学歴ということではなく、賢いという事です。
上記の通り、ナンバーワンになるためには一流の気配りが求められるのですから、馬鹿なキャバ嬢ではどうしても無理な部分があります。
これは、しっかりと気配りをするためには、周りが良く見えているということのほかに、記憶力が良いということが重要になるからです。
大箱キャバクラですから、お客さんも多く、そのお店で働くキャバ嬢たちは日々たくさんのお客さんと接しています。
私はしばらくたってから再びそのお店に行ったのですが、その時に接客してくれたナンバーワンキャバ嬢は、なんと私のことを覚えていたのです。
前回遊びに行ったときに一度接客してもらったとはいえ、この記憶力の良さには驚きました。
しかも、名前まで覚えていたのです。
普通、顔は覚えていても名前までは覚えていないものです。
いや、むしろ顔でさえも覚えていないキャバ嬢は多いでしょう。
多くの場合、「どっかで見た事ある顔だなぁ・・・気のせいかな?」くらいのものでしょう。
ナンバーワンキャバ嬢として毎日何十人というお客さんに会っているにもかかわらず、名前まで覚えていたのですから、これは参ったと思わされました。
そんな風にされたら、もうこっちはメロメロです。
その後、私はこのお店にしばしば通い、そのキャバ嬢を指名しています。
これはちょっと極端な例かもしれませんが、ナンバーワンキャバ嬢はみんな記憶力がいいというのは事実です。
お客さんたちは、そのキャバ嬢の接客を受ければかならず気持ちよくなることができますから、指名してしまうのです。
このことからも、ナンバーワンになるためには記憶力の良さが重要と言えるのです。
もっとも、これは記憶力が非常にいいキャバ嬢だけがナンバーワンになれるという事ではありません(もちろん、記憶力が良いに越したことはありませんが)。
記憶力が良いキャバ嬢は、瞬間記憶が得意で即座に記憶してしまうものですが、そのような特殊能力を持っていないキャバ嬢は、努力によって覚えればよいのです。
英単語をすぐに覚えられる人とすぐには覚えられない人がいたとして、前者が有利なのは間違いありませんが、後者もしっかり勉強して記憶してしまえば同じ点数を取ることができます。
また、そのような「お客さんのことをしっかり覚えよう」という意識があるキャバ嬢は、お客さんに好かれるものです。
上記のキャバ嬢のような博覧強記なキャバ嬢はそう多くはないでしょう。
しかし、記憶力が飛び抜けているわけではないキャバ嬢たちも、努力によって補うことが十分にできるのです。
演技が上手
ナンバーワンキャバ嬢たちは、演技が上手です。
キャバクラで働くキャバ嬢たちは、ホステスクラブで働くホステスのようなプロではありません。
夜の世界で生きるプロであるホステスは、プロの接客が好きなお客さんたちから支持を得ています。
しかし、キャバクラでは普通の女の子たちが働いているものであり、彼女たちはキャバ嬢を演じているのです。
キャバクラは彼女たちにとっての舞台であり、キャバ嬢たちは女優でもあります。
ナンバーワンキャバ嬢は、その舞台において最も輝いている女優であり、そのキャバクラにおける主演女優なのです。
キャバクラは、基本的に疑似恋愛を楽しむ場所です。
もちろん、キャバ嬢の演技力によって、「この子は本当に俺のことが好きなんじゃないか?」と思ってしまうのですが、色恋営業はせずに、お客さんにそのように思わせることができるキャバ嬢こそ一流であり、ナンバーワンになれる素質があります。
女優であるからには、色々な役を演じる必要があります。
女優達がある時は主婦を、ある時はシングルマザーを、ある時はOLを演じ分けていくように、接客するお客さんによって演じ方を変えていくのです。
なぜならば、お客さんには色々な人がいるからです。
年齢も、性格も、仕事も、趣味も、あらゆることがバラバラなのですから、キャバ嬢に求めるものも違います。
だからこそ、どんなお客さんにも合わせてベストなキャバ嬢を演じられる器用さや柔軟さがとても大切なのです。
女優さんたちは監督の求める演技をこなしていくことが求められるように、キャバ嬢たちもお客さんの求める演技をこなしていく必要があるのです。
このように書くと、キャバ嬢は女優並に難しい仕事と思えるかもしれません。
しかし、女優はそれを見る不特定多数の老若男女を楽しませるための演技をしなければならないのに対し、キャバ嬢は目の前のお客さんが求める演技をすればいいのですから、その点では少し簡単と考えてよいでしょう。
その演技が自然にできるキャバ嬢が、ナンバーワンキャバ嬢になれるのです。
多くのお客さんの求めに応じ、楽しませていくためには、引き出しがたくさん必要になります。
このためにも引き出しを増やす努力が必要となりますから、上記の「バイタリティあふれていること」ともリンクしてきますね。
しかし、その引き出しは全て努力によって勝ち取る必要はありません。
なぜならば、誰しも色々な面を持っているからです。
あなたにも色々な自分がいるはずです。
親と接する時の自分、友達と接する時の自分、彼氏と接する時の自分、どれもそれぞれ違う自分がいるはずです。
日常的に自分を注意深く観察していれば、新しい自分が見つかってくると思います。
そこで見つけた新しい自分を、少しずつお客さんに合うかどうか試していくのです。
自分は女優であると思い込み、色々な自分を演じてみてください。
目先の利益にとらわれない
目先の利益にとらわれない、というのもナンバーワンキャバ嬢に共通していることです。
キャバクラでは、よくこんなことがあります。
キャバ嬢がお客さんの誕生日を覚えておき、誕生日の日やその数日後にお店にきたら、「今日誕生日でしたよね(○月○日、誕生日でしたよね)?これ、どうぞ」とプレゼントをあげるのです。
プレゼント自体は数千円の安いものです。
しかし、お客さんはお気に入りのキャバ嬢が誕生日を覚えてくれていると、「お、この子は俺のことをよく知ってるな」と気分が良くなり、そのキャバ嬢の虜になってしまいます。
もう他のキャバ嬢では満足できなくなり、その後もそのキャバ嬢を指名し続け、結果的に何十万円というお金をキャバクラで使っていくことになります。
もちろん、プレゼントはお客さんのことをよく理解していると感じさせられるものがベストです。
例えば、誕生日に合わせるならば、必ずしも商品ではなく、手作りのケーキなどいいかもしれませんね。
プレゼントをするためには出費が伴いますし、それを避けて手作りするにしても時間と労力がかかります。
しかし、その結果としてより大きなものを受け取ることができます。
目先の利益にとらわれず、海老で鯛を釣ることができるキャバ嬢がナンバーワンになるのです。
このような気配りをされたとき、それが余程のウブなお客さんでなければ、お客さんはそのプレゼントの裏に隠されている意図になんとなく気づいているものです。
しかし、わかってはいても嬉しくなってしまうものなのです。
嬉しいからこそお金を使ってくれるのです。
ナンバーワンキャバ嬢たちは、常に先のことを考えて目先にとらわれません。
時には自腹を切ることを厭いませんし、自分の時間を使ってお客さんにこまめにメールするのも先を見据えているからです。
また、エステに通ってキレイになろうとしたり、化粧品を色々試してみたりすることによって、月に何万円もかけているナンバーワンキャバ嬢が多いのもそのためです。
いま売れていないキャバ嬢は、そんなお金はないというかもしれません。
確かに、ナンバーワンだからこそ多くを稼ぎ、たくさんの自己投資もでき、それゆえにますます人気が出て多く稼げているというのも事実です。
まずは、できる範囲できっちりとやっていき、投資に対するリターンを徐々に大きなものとしていけばいいのです。
それをせずにケチになってしまうキャバ嬢は、いつまでもナンバーワンに近づくことはできません。
ナンバーワンキャバ嬢たちは、誕生日に限らず普段から感謝のプレゼントをしています。
お客さんはその気持ちが嬉しいのです。
そして、自分に確実に返ってきます。
ナンバーワンの実践していることを挙げれば、誕生日のプレゼントはもちろんのこと、旅行先でちょっとしたものを買って「この前旅行に行ったから○○さんにもなんか買おうと思って」とプレゼントすることもあります。
そのほか、「いつもいっぱい使って貰ってるから、たまには自分でドリンクたのむよ」と言い、自腹でドリンクを飲むこともあります。
ちなみに、自腹でドリンクを飲むと伝えても、最終的にはお客さんが支払ってくれることが多いものです。
ですから、今は売れていなくてなかなかプレゼントができないというキャバ嬢は、この方法から試してみると良いかもしれません。
この方法ならば、お客さんが払ってくれる可能性も高いですし、結局は自分のポイントになって時給アップにもつながります。
このような戦略をとれるキャバ嬢はやはり強いです。
上記のとおり、キャバ嬢には賢さが求められるということは、この部分にも表れてきます。
ギャップを大切に
ナンバーワンキャバ嬢というと、飛び抜けた美女しかなれないというイメージを抱く人が多いのですが、決してそんなことはありません。
実際、「このお店にはもっと可愛い子がたくさんいるのに、この子がナンバーワンなのか」と思わされることがよくあります。
+もちろん、可愛いことやキレイであることはプラスにはなりますが、それ以外の要素の方がお客さんに重視されるものです。
逆に、あまりにも可愛すぎる、またはキレイすぎるキャバ嬢は、お客さんの方が委縮してしまって人気が出にくいこともあります。
ルックスやスタイルは一定以上であれば問題ありません。
お店は入店の際にその基準を設けていますから、キャバクラで働いているということは、すでにその基準を満たしているという事でもありますから、キャバ嬢であればルックス的に問題はないと言えます。
ギャップがある女性がモテるということは色々な女性誌などで言われていることですから、もう皆さんも知っていると思います。
また、男性に対しても、ギャップでドキッとさせられた経験がある人も多いことでしょう。
ギャップは魅力なのです。
何と何にギャップを感じるか、というのは色々な組み合わせに対して言えるものですが、代表的なのは見た目と中身のギャップです。
ナンバーワンキャバ嬢も良いことばかりではなく、ナンバーワンであるがゆえに、ものすごいやり手であるとか、狡猾であるというイメージを持たれやすいものですが、実際にはどこか抜けているところがあるキャバ嬢が多いものです。
見た目は聡明な印象を抱かせるものであり、しかもナンバーワンであるからなおさらそうかと思ったものの、話してみるとちょっと天然なところがある、などというキャバ嬢には、お客さんはコロリとやられてしまいます。
その天然っぽさというのは、本当に天然である場合もありますが、演出の場合もあります。
ほかにも色々なギャップもあります。見た目はギャルぽくて馬鹿そうに見えるキャバ嬢が、実はとてもよく気配りができて賢いとか、気が強そうなルックスをしているのに実は繊細なところがあるなどです。
男性はそれらのギャップに魅力を感じます。
ナンバーワンキャバ嬢は、そのギャップをそのお客さんにだけ見せられていると思い込ませることが上手です。
例えば、気が強そうなルックスをしているキャバ嬢が繊細さを見せたとき、そのお客さんに「この子は俺にだけ素の部分を見せてくれた。俺を信頼しているのかな」と思わせるのです。
ちなみに、私が指名するナンバーワンキャバ嬢は、とてもさばさばしていて一見それほど色気があるわけではありませんが、ふとした時にすごく女性っぽいしぐさをし、それが妙にエロスを感じるものです。
普段はセクシーキャラではないキャバ嬢も、ふとした時にエロさを感じさせることによって、お客さんを喜ばせることができるのです。
飽きさせない
最後に挙げる共通点は、お客さんを飽きさせないという事です。
キャバ嬢にとって、飽きられることは致命傷です。
お客さんにまた来店してもらい、指名してもらうためには飽きさせない工夫が必要となります。
ナンバーワンキャバ嬢たちは、お客さんを飽きさせないテクニックをたくさん持っています。
上記の気配りができ、ギャップがあり、引き出しを増やす努力をしているキャバ嬢の接客を受けると、お客さんはほかのキャバ嬢では満足できなくなります。
これも飽きさせないことに繋がります。
食事にしても、お腹いっぱい食べてしまえば、目の前に好きな料理を並べられても魅力を感じません。
それと同じように、お客さんを十分に満足させて返してしまうと、お客さは飽食ぎみになってなかなかお店に来てくれなくなります。
しかし、ナンバーワンキャバ嬢はたくさんの使命を受けて忙しく席を飛び回っているため、ひとりの指名客に接客できるのは30分以下ということも良くあります。
これでは、お客さんはお腹いっぱいになることがありません。
もっと話したいと思って延長するのですが、それでもまだ十分に離すことはできず、満たされないまま帰っていきます。
これが腹八分という事です。
すると、また会いたいと思ってきてくれるのです。
再び食事に例えますが、なぜ腹八分目で辞めるのが難しいかと言えば、もうちょっと食べたいという欲求が大きなものだからです。
このように、ナンバーワンキャバ嬢はお客さんに欲求不満状態を起こすことによって、中々飽きられることがありません。
この「腹八分目」テクニックは意図的に使うことができます。
工夫することによって、お客さんを満足させないようにすればよいのです。
例えば、あなたがまだたくさんの指名を得られないキャバ嬢であったならば、一人のお客さんに長く接客することになります。
しかし、そのようなときもスタッフに頼み、あえて別の席に移動させてもらうことによって、お客さんを腹八分目にすることができます。
今は売れていないならば、このテクニックを活用してみましょう。
一人のお客さんについていると、次第に会話のネタもなくなり、新鮮さがなくなってしまい、指名を逃してしまうことになります。
そうならないために、色々な工夫をしていくのです。