キャバの仕事で、病まない、落ち込まないコツとは?

キャバ嬢という仕事は、一見するとラクな仕事に見えますが、実際にはラクな仕事ではありません。

あらゆるストレスにさらされる職業なのです。

このストレスは一般の職業とは比べ物にならないものですから、できるだけストレスのかからない考え方、ストレス耐性に強くなる生活を心がけていかなければ、いずれ精神的に不調をきたしてしまうことでしょう。

本稿では、キャバ嬢のストレスとの付き合い方を考えていきます。

キャバ嬢とストレス

キャバ嬢の仕事を経験したことがない人は、簡単な仕事だと思いがちです。

楽しくお酒を飲んで、お客さんと話していれば大金を稼ぐことができ、大した努力もいらない仕事だと思われることが多いのです。

しかし、そんなことはありません。

実際には、他の職業に比べてストレスが大きく、大変な仕事なのです。

指名が取れないことやランキングで追い抜かれることにプレッシャーを感じることもありますし、お客さんの中には苦手な人もいますから、コミュニケーションに疲れることも少なくありません。

また、お店のスタッフや同僚のキャバ嬢との関係が悪い場合もあるでしょう。

ストレスの原因を挙げていけば、枚挙にいとまがありません。

不規則な生活から、ストレス耐性も弱くなりがちです。

心と体のバランスを保つことが難しいのです。

毎日たくさんのお酒を飲み、食事の時間帯や内容も不規則で、睡眠時間も昼夜逆転の不規則なものです。

このようなストレスは、キャバ嬢に特有のストレスと言ってよいでしょう。

ストレスを軽減するために

ストレスにさらされるキャバ嬢は、精神的につらくならないようにどうすべきか、ということを知っておかなければなりません。

そのためには、以下のようなことを心がけるのがおすすめです。

周りと比べない

周りのキャバ嬢と自分を比べないこと、売上や指名の順位を意識しすぎないことなどが大切です。

ほかのキャバ嬢と比べることで、ポジティブな刺激が得られる場合もあります。

たとえば、売れている先輩キャバ嬢と自分を比べ、自分に至らないところがあれば修正していくということは、とても大切なことです。

しかし、人と比べることは、ポジティブな刺激よりもネガティブな刺激を受けることのほうが多いものです。

できる人に学ぶというよりは、できない自分が嫌になって苦しくなってしまうのです。

ですから、ポジティブな刺激が得られる人は比べてもよいですが、そうでないならば人と比べないという姿勢を持つことが大切です。

自分は自分と考えて比べることをせず、自分ができることに目を向けて行くのです。

 

 

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インターネットの掲示板を見ない

インターネットの掲示板を見ないということも大切です。

キャバクラ・キャバ嬢の情報を交換したり、好き勝手に自分の意見を書き込む掲示板がありますが、そのような掲示板には必ず誹謗中傷が書かれていますから、見てはいけません。

お客さんがブサイクとか接客が悪いとかの悪口を書いていることもあれば、あなたに嫉妬したキャバ嬢が「○ちゃんは枕営業をしている」などの根も葉もないことを書くこともあります。

根も葉もないことや、個人的なひねくれた見方が書かれているのですから、それを見たところで何もプラスにはなりません。

大人の女性になるには

そんなものを見ても落ち込むだけですから、見ない方がいいのです。

お笑い芸人やタレントたちも、基本的にインターネットは見ないそうです。

インターネットでエゴサーチ(自分の名前で検索にかけること)をすると、掲示板、質問サイト、ツイッターなどでいろいろな誹謗中傷、根も葉もないうわさが書き込まれています。

しかし、それを見たところで意味はありませんし、ヘコむだけです。

また、売れない芸能人ほどインターネットを見て落ち込む傾向があるようで、売れている人ほどどっしりと構えてそのようなものを気にしないようです。

このようなものからストレスを受けてしまえば、あなたを嫌う一部の人間の思うつぼです。

気にしないことが大切です。

涙を流すこと

涙を流すという行為にはリラックス効果があり、大変ストレス解消になります。

気丈に構え、全く涙を流さない人もいることでしょう。

しかし、そのように感情を押し殺していると、ストレスがたまってしまいます。

そんな人は、思い切って涙を流すようにすると、気持ちがすっきりするものです。

私も過去に同様の経験があります。

非常に苦しい環境に置かれていた時、「泣くまいぞ」と考えて気丈にふるまっていました。

泣いてしまうと、それまでの気丈な自分を否定してしまうことになると思い、こらえていたのです。

そうするうちに精神的にまずい状態になり、精神科を受診しました。

最初はカウンセラーにも本当のことを言えずにいたのですが、長く話すうちに少しずつ本当のことを話していくと、涙がぽろぽろと流れ、それからは一人で涙を流すことも多くなりました。

泣きたいときに泣かなかったころに比べると、ストレスはかなり軽減されたと思っています。

売れっ子キャバ嬢にインタビューしてみても、泣くのをこらえているというキャバ嬢はほとんど見当たりません。

接客中に傷ついたならば、そっとトイレに立って泣く、家に帰ってから大いに泣くなどしているキャバ嬢がとても多いのです。

泣くほどのストレスはたまっていないけれどもそこそこキツイ状態だという場合、涙を流すようにわざと仕向けてストレスを解消しておくというのは良い方法です。

感動する映画を見る、物語を読むなどして涙を流しても、ストレス解消効果があります。

映画を見て泣くというのは、その映画の登場人物の境遇を自分の体験と重ね合わせて泣いているのですから、自分のために泣いているのと変わらない効果があるのです。

 

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できるだけ規則正しい生活を送る

キャバ嬢という仕事をしていると、基本的には不規則な生活をすることになります。

しかし、ストレス耐性を強めて現実のストレスに対応していくためにも、できるだけ規則正しい生活を心がけることが大切です。

そのやめには、食事・睡眠・運動を心がけてみましょう。

食事面で不規則になっているキャバ嬢は多いものです。

キャバ嬢は体力のいる仕事ですから、スタミナをつけるためにお肉ばかり食べるキャバ嬢もいます。

しかし、肉ばかり食べていては、体に良いとは言えません。

また、できるだけ寝ていたいからという理由で、ファーストフードやインスタント食品ばかり食べるキャバ嬢もいますが、これは健康だけではなく美容の面からもよくないことです。

時間を見つけ、栄養面を考えながら自炊したり、外食するにしてもバランスを考えて食べるなどすると、心も体も健康になっていきます。

次に睡眠です。キャバクラが終わってから、お客さんや同僚のキャバ嬢と食事に行くこともあるでしょうが、睡眠時間を規則正しく保つためにはできるだけ早く帰って寝るようにしましょう。

たとえば、平日ならば1~2時に上がりということが多く、そうなると帰宅は2~3時といったところでしょう。

帰宅してから9~10時くらいまで寝るようにすれば、寝るのは遅いものの昼夜逆転は避けられます。

朝方に寝て昼過ぎに起きるという生活を送っていたキャバ嬢は、できるだけ朝型にすることで生活リズムを改善することができます。

次に運動です。

運動をすることは、心身の健康にさまざまな好影響をもたらします。

少なくとも昼前に起きたならば、太陽の光を浴びながらウォーキングをしたり、ジムに行って汗を流したり、ヨガをしてみたりといった運動をするとよいでしょう。

もっとも、自分の好きな運動でなければかえってストレスになりますから、自分の好きな運動を選ぶことが大切です。

インタビューをしたキャバ嬢の中には特殊な運動をしている人もおり、キックボクシングで汗を流すというキャバ嬢や、ボルダリングをしてストレスを発散するというキャバ嬢もいました。

もちろん、ストレス解消のためには、日常生活を規則正しくすることを前提として、休日を充実させることも大切です。

休日に買い物をしてほしいものを買ったり、おいしいものを食べに行ったり、旅行に行ったり、エステに行ったり、ちょっとした贅沢にお金と時間を使うことによって、ストレスを発散することができます。

お金をためることを目的としてキャバ嬢をしている人なら、そのような贅沢をすることを嫌うかも知れません。

しかし、そのようなちょっとした贅沢によってストレスを解消し、自分のパフォーマンスを上げて仕事をこなすことができるならば、投資した以上のお金を稼ぐことができるはずです。

また、ちょっとした贅沢を自分のご褒美にすれば、ますます頑張って働こうという気持ちにもなることでしょう。

そのようなやる気は、自分のためにも、お客さんのためにもなることなのです。

ちなみに、私の知り合いにスナックのママがいますが、彼女は深夜2時くらいにはお店を閉め、家に帰るとすぐに寝ます。

そして8時くらいには起床し、家事をこなして買い物に行き、料理を作って食べ、また出勤するという生活を心がけています。

休日には趣味に時間を使い、ストレス解消にも努めることで、もう何十年もスナックのママとして活躍しています。

 

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まとめ

新人のキャバ嬢のうちは、キャバ嬢という仕事に対して罪悪感を持っている人も多いと思います。

お客さんをだましてお金を落とさせている、お客さんの恋人気分を利用してお金を使わせている、そんな気分になったとき、「悪いことをしてお金を稼いでいるんだ」と思い、後ろめたさからストレスを感じることもあると思います。

しかし、決してそんなことはありません。

確かに、お客さんをだましてお金を吐きださせようとするキャバ嬢もいます。

しかし、お客さんに夢を売っているのだと考えましょう。

お客さんは、かわいい女の子と会話するためにお店で遊び、時に疑似恋愛を楽しんでいます。

お客さんは、キャバクラにいる時間を買い、夢を買っているのです。

もし、これをだましているというのであれば、本来の自分とは異なる女性を演じてお金をもらっている女優も汚い職業になってしまいます。

だましているのではなく、お客さんに楽しんでもらえるように、魅力的な女性を精一杯演じる仕事なのです。

仕事に慣れてくると、心に余裕が生まれます。

プロとしての自負も出てきます。最初は罪悪感を抱くのも仕方のないことですが、それもだんだんと薄れてくることでしょう。

キャバ嬢という仕事は、いつでもストレスにさらされています。

ストレスのコントロールが苦手なキャバ嬢の中には、心を病んでしまうキャバ嬢もいます。

ですから、細かくストレスを発散して、いかにためないようにしていくかということは、とても重要なことなのです。

頑張っている自分に、たまにはご褒美をあげるようにしましょう。

無理をせずに、あなたのペースで頑張っていけばいいのです。

 

 

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