全国各地にキャバクラがありますが、繁盛しているお店とそうでないお店ははっきり分かれています。
これはキャストのレベルだけでなく、付け回しが非常に重要です。
付け回しとはフリーのお客さんにどのようなキャストを付けるか、というボーイの仕事です。
キャバクラでの付け回しとは?
歓楽街には数多くのキャバクラが軒を連ねていますが、キャバクラを繁盛させるために必要なことはどういったものでしょうか。
もちろんキャバ嬢のクオリティは大切です。
美しいドレスと派手なヘアスタイル、そして楽しいトークでお客さんを盛り上げなければなりません。
しかし、キャバクラを繁盛させるにはキャバ嬢だけでは出来ないのです。
そこで重要になるのはボーイの動きでしょう。
ボーイは黒服と呼ばれることもある男性スタッフで、さまざまな仕事をこなしています。
オープン前にお店に出勤すると店内清掃や買い出しを行い、キャストの出勤確認をしなければなりません。
キャバクラがオープンするとウェイターとしての仕事があり、ドリンクや氷をテーブルに運ぶことはもちろん、やって来たお客さんをテーブルに案内する仕事があります。
お店が閉店になったらレジ閉めや店内の清掃をします。
黒服といってもこれだけ幅広い業務があるのです。
これはどういったことなのでしょうか。
付け回しとはフリーのお客さんにどのキャストを付けるかを決める仕事です。
さらに、指名のお客さんには指名したキャストを付けることが当たり前ですが、場合によっては別のお客さんが同じキャストを指名することがあります。
そういった場合はキャストがテーブルから離れてしまうのです。
そういった場合は別のキャストをテーブルにつけなければなりません。
これも付け回しのひとつとなります。
特にフリーのお客さんの場合、どのようなキャストを付けるかによってお客さんのリアクションは大きく異なります。
そのため、フリーのお客さんがやって来ると、どういったキャストを付ければお客さんに満足してもらえるか、ボーイは常に考えるものなのです。
そのため、付け回しは黒服にとって非常に重要な業務のひとつと言えるでしょう。
また、付け回しはお客さんのためだけにあるものではありません。
キャストのためにも大切なことなのです。
特にキャストはワガママな子が多く、「あのテーブルには行きたくない」、「あのキャストと同じテーブルには行きたくない」などの言葉は当たり前となっています。
しかし、いちいちそれらに応じていたらお店が回りません。
そういったキャストに厳しく言うことも大切です。
付け回しの重要性
全国各地の歓楽街に数多くのキャバクラがありますが、流行っているお店と流行っていないお店は明確に分かれています。
これはキャストの質にもよりますが、ボーイの付け回しでも大きく変わるものなのです。
その付け回しの重要性はどこにあるのでしょうか。
フリーということはお客さんの好みがまったく分かりません。
ここでお客さんのニーズに応えられるようなキャストを付ければ、お客さんに満足してもらえるでしょう。
しかし、そこで好みではないキャストを付けてしまうと、お客さんは二度と来てもらえません。
そのため、付け回しによってお客さんの満足度は大きく変わるのです。
入ってから間もないボーイには出来ないことでしょう。
繁盛しているキャバクラには付け回しの上手いボーイがいるものです。
ボーイにとって大切な仕事は付け回しだけではありません。
キャストの管理も非常に大切です。
キャバクラとは女性だけの世界ですので、必ず派閥というものがあります。
さらに、キャスト同士のランキング争いが行われているので、どうしてもギスギスしてしまうのです。
そのため、そういった雰囲気を和やかにするために必要なのがボーイで、常に中立の立場でなければなりません。
さらに、ナイトワークをする女性はさまざまな事情を持っています。
そのため、キャストたちは常に悩み事や相談事を抱えているものなのです。
これによってキャストが前向きに仕事をしてくれるので、接客に大きな影響を与えます。
キャストのテンションの低いキャバクラですと、お客さんはやって来てくれません。
少しでもキャストの働きやすい環境を整えることが大切です。
また、ボーイの仕事とはそのほかにもオープン前の店内清掃や買い出し、キャストの出勤管理などもあります。
雑用全般が仕事と言って良いでしょう。
そして、中にはボーイへの当たりが強いキャストもいますので、決して楽な仕事とは言えません。
さらに、給料も高くはありませんので続かない男性も数多くいます。
そのため、求人雑誌や求人サイトには常に募集が出ているのです。
それでは、ボーイはなぜこれほど大変な仕事を続けられるのでしょうか。
それは店長までのキャリアアップが速いということでしょう。
脱落する方が多いので、いきなり大きな仕事を任せられるので出世のチャンスがあります。
店長になれば年収1000万円オーバーも夢ではありません。