お客さんがお店を移る時ってどんな時?

これまでお店に頻繁に通っていたお客さんが、いつの間にか来なくなってしまうことってありませんか?

お客さんは、様々な理由でお店を移ります。

しかし、代表的なパターンは、キャバ嬢の移籍についていくためにお店を移る、そしてお店に飽きてしまって移るというものです。

お客さんがお店を移る心理を知れば、お客さんを逃さないための対策も見えてきます。

お客さんがお店を移る代表的なパターン

キャバクラ経営基礎知識

キャバ嬢の多くは、現在勤めているキャバクラ店がにずっと勤めているということはほとんどないもので、やがてはどこかのお店に移っていくものです。

早いキャバ嬢だと、1ヶ月そこらで移籍してしまうこともあります。

キャバ嬢がお店を移った時、お店にはどんな変化が起きるのでしょうか。

それは、お店の売り上げが落ちるということです。

これはなぜなのか、お客さんの気持ちになってみるとよくわかると思います。

お客さんは、特定のキャバ嬢を目当てにお店に来て、指名をして遊びます。

では、そのキャバ嬢が別のお店に移ったならばどうするでしょうか。

そのお店に通って別のキャバ嬢を指名する?

そんなことはありません。

多くのお客さんは、お気に入りのキャバ嬢がお店を移ると、「次のお店でも指名しなきゃ」という義理の心や、「次のお店ではどんな働き方をするんだろう?」「なんでお店を移ったのか気になるな」といった好奇心から、そのキャバ嬢の移籍先に移っていくのです。

だからこそ、たくさんの常連さんを抱えているキャバ嬢がお店を移ってしまうと、そのお店は売り上げが大きく落ちることになります。

 

 

楽しめなくなったら移る

とはいえ、このような形でお店を移るお客さんが多いとはいっても、お店を移るお客さんの全体からすると、それほど多くはありません。

お店を移る理由として多いのは、そのお店が面白くなくなったというものです。

キャバクラは決して安くない遊びですから、そのお店が面白くなくなれば、面白いお店に移りたいと考えるのは自然なことです。

面白くなくなる理由には、いろいろな理由があります。

代表的なのは、ヤりたいけどヤれないとわかった場合です。

できればキャバ嬢とヤりたいと思っているお客さんは多いものです。

しかし、自分が気に入っているキャバ嬢がどうしても口説けないと思ったならば、楽しくなくなります。

しかし、実際に口説けていなかったとしても、口説けるかどうかをいろいろ試しているうちは楽しいと感じているものです。

なんとか口説きたいと思って何回もお店に通い、同伴にも応じ、プレゼントもし、「一緒に旅行に行きたいね」などの話もし、お互いの時間が合えばデートもしようという話もし・・・とやっているうちは楽しいのです。

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しかし、3ヶ月くらいそんなことが続き、そのお客さんが考えられるだけのあらゆる口説きを試してみたならばどうでしょうか。

それでも、どうしても進展せず、お客さんも万策尽きていますから、「この口説き方はどうだ?」と新たな方法も試すこともできずに、もはや手詰まり状態です。

「デートに誘ってもはぐらかされるんだろうなぁ」などと思い、口説き文句を言うにしてもドキドキ感はなくなります。

そんな状態でキャバクラに通っても、楽しいはずがありません。

なんとかならないかと思ってズルズル通っていたのですが、あるときフト「あれ、もしかしたらただの無駄遣いじゃないか?店を変えて、脈アリの子を探した方がいいような・・・」と考えるようになるのです。

このように、ちょっとずつ冷静になり始めているお客さんをよそに、キャバ嬢は「このお客さんはアタシに惚れてるから」と思い、同伴に誘ってきたり、プレゼントをねだったりしてきます。

すると、お客さんの惚れていた心は一気に冷めていき、逆になんだかムカついてくることもあります。

そして、

「もういい、別の店に行こう」

となり、お店を移ることを決めてしまいます。

本当に惚れ込んでいるお客さんは、キャバ嬢がどのような営業をかけてきても腹をたてるようなことはなく、できるだけ応じてあげようとするものです。

しかし、冷静になってきたお客さんは腹をたてて、お店を移ることを決心させてしまうこともあります。

ですから皆さんも、「このお客さんは惚れてるから、何いっても大丈夫」というような余裕をかましていたら、お客さんを失うことにもなりかねません。

お客さんの感情の変化に敏感になって、注意しておかないといけませんね。

もっとも、今まで指名していたキャバ嬢に対して冷めてしまっても、お店の雰囲気が好きであるという理由から、お店を変えないお客さんもいます。

例えば、よく新人の子が入ってきていてお店の新陳代謝が活発で、フレッシュ感があるようなお店には、そういうお客さんも確かにいます。

しかし、キャバ嬢にもお店に魅力を感じなくなれば、「ひとまず退却」となるのも、もっともなことです。

キャバクラが好きなお客さんというのは、常にアンテナを張っているもので、キャバクラ仲間から「新しく開店した〇〇、可愛い子が多くていいよ」「この前□□にいったんだけど、女の子がみんな元気で楽しかったな」などという情報を掴んでいるものです。

となれば、今通っているお店を楽しめなくなったお客さんが、噂に聞いているお店に食指を動かすのは、ごく自然なことなのです。

 

 

お客さんの不思議な心理

お店を移るときにお客さんは、キャバクラを知らない人からすると不思議に感じてしまう心理状態になります。

それは、「後腐れなくお店を移るには、どうしたらいいかな」と考えるのです。

お客さんはあくまでお客さんであり、お金を払っている側なのですから、自由に遊んだら良さそうなものです。

しかし、いろいろと心を痛めるお客さんも多いものです。

とはいえ、義理堅い人ならば、大なり小なりこのような考えを起こすものです。

私にも思い当たる節があります。

以前、それまでずっと通っていた理髪店があったのですが、引越しをするためそこをもう利用できなくなったことがありました。

言ってしまえばこちらは客なのですから、どこで髪を切ろうと勝手です。

しかし、何も言わずに行かなくなるのもどこか忍びなく、引越しの前日に「引っ越すことになりまして・・・お世話になりました」と挨拶をしにいきました。

往往にして、お店のファンであるかどうかよりも、お店で働いている人となんらかのつながりを感じていた場合、忍びなく感じるものです。

理髪店ならば理容師さん、キャバクラならばキャバ嬢です。

お客さんとキャバ嬢のつながりというのは、理容師さんとのつながりと比較にならないほど強いものでしょう。

今まで頻繁に通って、ボーイや店長とも顔見知りになり、たくさんのお金を使いながらキャバ嬢と疑似恋愛を楽しんでいたのです。

そのお店を切るとなれば、後ろめたい気持ちは非常に強いものがあります。

だからこそ、お客さんがお店を変えるのも一苦労なのです。

例えば、今まで毎週金曜日に必ず足を運んでいたお店があるとします。

キャバ嬢とお客さんの間では、それが暗黙の了解のようになっています。

冷めてしまって「もうお店を変える!」と決心したお客さんが、金曜日に来なかったならば、キャバ嬢はメールを送ってくるでしょう。

しかし、お客さんは「今週は忙しいんだ」とか「今週は風邪気味で」などといってはぐらかします。

1ヶ月くらい経つと、キャバ嬢はおかしいと思うようになって、いろいろな探りを入れてきます。

しかし、探りを入れられても無視を決め込み、フェードアウトしていくのです。

もし探りがなければ、所詮自分はキャバ嬢にとってその程度の客だったのだと思い、踏ん切りも付きます。

フェードアウトの最中にも、なんらかのアクションがあるものです。

キャバ嬢からしてみたら、毎週必ず通ってくれるお客さんというのはかなり貴重な存在ですから、失いたくないと思うのです。

その頃になると、フェードアウトしながら気持ちの整理をつけているお客さんは、「なんだか楽しくなくなったから」などと本音を言うこともできます。

すると、もう営業をかけられることもなく、晴れて自由の身になるのです。

これが、お客さんがお店を変える時のよくある例です。

 

 

お客さんを逃さないために

お客さんがお店を移る理由として、キャバ嬢の移籍に合わせてということであれば、全く問題ありません。

あなたの指名客でもないお客さんが、勝手にキャバ嬢を追いかけているだけですから、あなたには関係のないことです。

しかし、あなたの指名客が、あなたに愛想を尽かしたり、楽しめなくなってお店を移るならば、それだけ指名本数は少なくなるのですから問題があります。

そうならないためには、お客さんに冷静になる瞬間を与えないことが重要です。

最初はエッチ目的のお客さんでも、徐々にあなたが育てていけば、いずれは「この子とはエッチできなくてもいいや」と思ってくれるようになるものです。

いわば、お客さんをあなたのファンに育てるのです。

このことに関しては、ここで簡単に述べられるものでもないので、当サイトの記事を参考にしてもらえればと思います。

また、自分で努力してみたけれども、お客さんが飽きてしまってお店を移ろうとすることもあるでしょう。

その時は、お客さんの気持ちの整理がついていない早い段階で察知し、どんどんアクションをかけるのが良いでしょう。

そうやってお客さんの心を揺さぶって、「もう一回だけ行ってあげようかな・・・」という気にさせるのです。

そうすればチャンスができます。

何もアクションを起こさずにお客さんを手放すのではなく、いろいろと「悪あがき」をしてみるのも、一つの方法です。

 

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