枕営業はやった方がいいの?メリット・デメリットは?

キャバ嬢の中には、枕営業をするキャバ嬢が半数近くいます。

積極的に枕営業をするか、どうしても必要な場合に枕営業するかの違いもあるでしょうが、キャバ嬢と枕営業は、それほどに密接な関係のものなのです。

では、キャバ嬢は枕営業をした方がいいのでしょうか。

本稿では、枕営業のメリット・デメリットも踏まえて、枕営業の是非を考えていきます。

なぜキャバ嬢は枕営業をするか

キャバ嬢は、時にお客さんとセックスをし、指名を稼いでいるというイメージがあります。

セックスによって指名を取ることを枕営業といい、これはキャバクラだけではなく、芸能界でもしばしば話題になることです。

では実際に、キャバ嬢は枕営業をしているのでしょうか。

キャバ嬢の光の部分、華やかな部分にスポットを当てた時、キャバ嬢というものを美化しすぎるあまり、枕営業はごく一部のキャバ嬢がやっているものである、などと言われることがあります。

しかし、実際には、キャバ嬢の50%弱がお客さんとセックスをしたことがあるというデータがあります。

これは、単に「お客さんとセックスしたことがあるかどうか」であり、枕営業ではなく、なし崩し的にセックスに至ったり、恋愛感情からセックスした場合も含まれているでしょう。

しかし、そのような形でのセックスはごく少数であり、ほとんどが枕営業であると考えることができます。

場合によってはお客さんとセックスして良いと考えているキャバ嬢は多く、実際にお客さんとセックスしているキャバ嬢が約半数いることから、「キャバ嬢と枕営業は切っても切れない関係だ」ということができるでしょう。

これは、ある意味仕方のないことです。

何しろ、お客さんがキャバクラに来る理由のほとんどは、

 

  • キャバ嬢と疑似恋愛を楽しみたい
  • キャバ嬢に本気で恋愛感情を抱いている
  • キャバ嬢とセックスしたい

 

のいずれかだからです。

それ以外の理由が全くないとは言いませんが、少数意見であり、多くは恋愛やセックスが絡んでいます。

お客さんが疑似恋愛とわきまえて楽しんでいたとしても、気に入っている女の子を相手にしているから疑似恋愛を楽しめるのであって、気に入っている女の子とはセックスしたいと考えるのが普通です。

本気の恋愛感情を抱いている場合にも、ただ好きと言って欲しい、デートがしたい、キスがしたいと考えているだけではありません。

それらの延長上には、必ずセックスをしたいという願望も含まれています。

キャバ嬢とセックスしたいと考えて、キャバクラに通っているお客さんも多いです。

この場合は、言うまでもなく最終目的はセックスです。

風俗に行けば簡単にセックスできるのに、なぜセックスできる保証のないキャバクラでたくさんお金を使うのだろうと不思議になる人もいるでしょうが、セックスが前提となっている風俗では楽しめず、本来はセックスできないキャバ嬢を落としてセックスしたいと考える男性がいるのです。

このことから、キャバクラに来るお客さんのほとんどが、キャバ嬢とセックスしたいと考えています。

ならば、お客さんのその願望を利用し、セックスをエサに指名させるという営業方法も当然成り立つわけです。

 

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枕営業のメリット・デメリット

枕営業をすれば、他の営業方法に比べて、キャバ嬢は簡単に実績をあげることができるでしょう。

需要と供給がマッチするのですから、当然といえば当然です。

しかし、枕営業にもデメリットがあります。

メリットばかりでデメリットがないならば、ほとんどのキャバ嬢が枕営業をしていることでしょうが、デメリットがあるために枕営業をしないキャバ嬢も多いのです。

 

枕営業のメリット

枕営業のメリットには、以下のようなものがあります。

 

努力せずとも興味を持ってくれる

キャバ嬢とセックスをしたいと思っているお客さんは多いですから、興味を持ってもらうのも簡単なことです。

セックスをせずに興味を持たれるためには、マメにメールしたり、会話を盛り上げるのが上手だったり、他のキャバ嬢よりも癒しになったりする必要があり、それらはキャバ嬢の努力によって初めてできることです。

しかし、キャバ嬢が枕営業をするならば、セックスしたいと考えるお客さんは、トーク力や営業力のないキャバ嬢でも、簡単に興味を持ちます。

キャバ嬢は努力せず、興味を持ってもらうことができるのです。

 

指名を簡単に取れる

セックスをエサにしていれば、指名を取るのも簡単です。

普通は、指名1本とるのに多大な努力をするのですが、それをせずに簡単に指名を取れるようになります。

例えば、営業メールを送る時も、「今日、お店に来てくれませんか?お仕事終わってからホテルに行きましょう」と言えば、食いついてくるお客さんはいくらでもいます。

同伴ノルマがきつい場合も、「今月、同伴ノルマがヤバいんです。良かったら同伴してくれませんか?お礼にアフターでホテルに行きましょう」などと言えば、ノルマの達成も簡単です。

一度枕営業をすると、お客さんにとってはセックスできる子と認識されていますから、その後もお店に遊びに来て指名し、セックスできないかと期待するものですから、リピートも獲得できます。

キャバ嬢は、指名が取れなければ稼げない商売です。

大した努力もなく、セックスするだけで指名を獲得できるのですから、枕営業はメリットのある方法だといえます。

 

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枕営業のデメリット

しかし、枕営業には以下のようなデメリットがあります。

 

病気や妊娠のリスク

枕営業をすればセックスをするのですから、当然ながら性病や妊娠のリスクが伴います。

もし妊娠してしまっても、枕営業をするキャバ嬢は複数のお客さんとセックスしていることでしょうから、誰が父親か分かりません。

つまり、誰も責任を取ってくれないのです。

コンドームを着ければ大丈夫と思っているかもしれませんが、それが上手くいく保証はどこにもありません。

お客さんはお酒を飲んでいるものですし、ホテルという密室で二人きりになれば、どんな危険があるか分かりません。

それまで優しかったお客さんが乱暴になりコンドームを着けずにセックスすることになり、妊娠してしまう可能性があります。

 

周りからの評価が下がる

キャバクラに枕営業はつきものだからと言って、枕営業が全面的に肯定されているわけではありません。

セックスすることなく、接客によってお客さんを惹きつけ、稼いでいくのが本当のキャバ嬢の在り方です。

セックスによって稼いでいるならば、もはやキャバ嬢なのか風俗嬢なのかさえ曖昧になってしまいます。

当然ながら、お店のスタッフからも、同僚のキャバ嬢からも、さげすまれるようになります。

特に、ナンバー入りしているような人気キャバ嬢は、枕営業することなくそこまで上り詰めた人がほとんどです。

キャバクラは実力社会ですから、ナンバー入りしているキャバ嬢に逆らうことはできず、枕営業をしていることでいじめられたりすれば、人間関係は悲惨なものになってしまいます。

同僚から嫌われてしまえば、ヘルプについたキャバ嬢が非協力的な振る舞いをされることもあります。

キャバクラにはチームプレーの側面がありますから、仕事はやがてうまくいかなくなり、稼ぎにくくなります。

結果的にひどく後悔し、精神的に病んでしまうこともあります。

 

成長できない

上記において、枕営業をすれば努力することなく指名が取れると書きました。

人間は、一旦ラクをしてしまうと、なかなか不便な状態には戻れない生き物です。

スマホに慣れた現代人が、ガラケーに戻ることが困難なように、努力をしなくても稼げる状態を知ってしまったら、稼ぐための努力をすることが難しくなるのです。

そうなってしまえば、考えながら接客したり、会話を盛り上げる工夫をしたり、営業メールをこまめに送ったり、先輩キャバ嬢の言動を観察したりといった、あらゆる努力を怠るようになり、指名を取りたければセックスすればいいや、と考えるようになります。

つまり、枕営業に逃げる体質になってしまうのです。

これでは、本当の意味でキャバ嬢として売れることはありえません。

いつまでもセックスでしか稼げないならば、いっそ風俗嬢になった方がたくさん稼げると思います。

 

思ったほど売り上げが伸びない

普通の営業をしていれば、お客さんはたとえセックスを目指していたとしても、まずはキャバ嬢と楽しむところから始めなければならないため、指名だけではなく、シャンパンを入れたり、プレゼントをあげたりと、色々なお金の使い方をします。

しかし、枕営業によってお客さんを呼んだ場合には、お客さんはセックスができることが分かっているのですから、できるだけお金を使おうとしなくなります。

とりあえず指名はしても、ハウスボトルをちびちび飲んでいるだけというような面白くない状態になり、キャバ嬢の売り上げは思ったほど伸びていかないのです。

枕営業でたくさんの指名を取ろうと思えば、何人ものお客さんと、何回もセックスしなければなりません。

枕営業は簡単に稼げるように見えて、実際には効率が悪い方法でもあるのです。

 

指名が長続きしない

お客さんは、疑似恋愛・本気の恋愛・単なるセックスのいずれを求めているにせよ、最終的な願望であるセックスをしてしまうと、そこで「目標達成!」となってしまいます。

男性には、遺伝レベルでの狩猟本能があります。

食料を得たいという本能的欲求から、獲物を追う時は頭、道具、時間など、自分の持てるあらゆるものを使って獲物を追います。

そして、獲物を見事仕留めてお腹がいっぱいになれば、次の獲物を探しに行くのです。

キャバクラでも同じです。

まだキャバ嬢を追っている時は、お客さんは頭を使い、お金を使い、時間を使い、キャバ嬢の気を引こうとします。

キャバ嬢が簡単にセックスを受け入れてしまうと、そこで獲物を仕留めたことになります。

獲物を味わっていたい、まだ満腹ではない状態ならば、セックスというエサによって、数回のリピートを獲得することができるでしょう。

しかし、いずれは満足するときが来ます。

そうなったら、お客さんは別の獲物、別のキャバ嬢を求めて離れていくのです。

これは、どのようなお客さんにも、ほぼ例外なく共通していることです。

したがって、枕営業によって指名と数回のリピートを獲得することができても、それが何ヶ月も続くことはありません。

お客さんが去った後には、何のスキルも経験値も残りません。

だからこそ、次の枕営業へと奔り、まさに自転車操業状態となるのです。

 

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まとめ

上記のように考えると、枕営業は、メリットよりもデメリットのほうがはるかに大きいといえるでしょう。

努力せずに指名を取れるというメリットがある代わりに、リスクを背負い、周りからさげすまれ、思ったほど稼げず、スキルも伸びず、何にもならない働き方なのです。

すでに書きましたが、そのような働き方をするならば、いっそ風俗嬢になった方が間違いなく稼げます。

風俗はセックスが前提となっており、セックスしても小金しか稼げないとか、セックスしたらお客さんが離れていくなどと言ったことはありません。

むしろ、積極的にセックスすればするほど人気が出て、稼げる仕事です。

枕営業で稼ぎたいキャバ嬢は、風俗嬢になることをお勧めします。

 

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