売れないキャバ嬢の特徴はいくつか考えられますが、中でもお客さんが「うわぁ・・・」と思ってしまう種類のものと言えば、「空気が読めない」ということです。
空気が読めないキャバ嬢は、お客さんをイライラさせてしまったり、楽しい気持ちに水を差してしまったりするものですから、空気が読めないキャバ嬢が売れっ子になることはありえません。
ですから、キャバ嬢として売れたいならば、まずは空気を読むことが大切だといえます。
空気が読めないキャバ嬢は嫌われる
一時期、空気が読めない人のことを「KY」などと言いました。
最近ではあまり聞かないような気がするのですが、それが人に対して感情を抱かせないものならば、わざわざこのような呼ばれ方はしないはずです。
やはり、空気が読めないことに対して、違和感や嫌な感じ、呆れた印象など、色々なネガティブな感情を抱くからこそ、揶揄するように「KY」という単語が出来上がったものと思います。
空気が読めないことは、誰にとっても不快感を与えるものです。
キャバ嬢という仕事は特にそうです。
お客さんが楽しめるように、喜ぶように、より良い気持ちになれるように、お客さんの気持ちを察したり、雰囲気に敏感になったり、つまり空気を読みながら仕事をしなければならないからです。
空気が読めないキャバ嬢はあまり見かけませんが、もしそんなキャバ嬢がいるならば、人気キャバ嬢になれる可能性はかなり低いでしょう。
もちろん、空気が読めないことを不思議ちゃんキャラクターと認識されて、一定の人気が出る可能性もあります。
しかし、ナンバークラスの売れっ子キャバ嬢には、不思議ちゃんキャラクターはほとんどいません。
空気が読めないことを可愛いと感じるお客さんもいますが、やはり多くのお客さんはキャバクラに癒されに来ているのですから、空気が読めないキャバ嬢に接客されると、イライラしてしまうことが多いです。
ですから、空気が読めないことを、天然キャラクターとして可愛いと思える一部のお客さんから支持されるよりも、きちんと空気を読んで、多くのお客さんに満足を与えるキャバ嬢になった方が、指名は増えていきます。
では、お客さんはどのような時に、「この子は空気が読めないな」と感じてしまうのでしょうか。
大きく言えば、キャバ嬢が自分を売り込むことに必死になっている時、周りが見えなくなり、空気を読めなくなっているケースが多いです。
空気が読めるキャバ嬢になるコツ
したがって、以下の点に注意しながら、空気を読んだ接客を心がけるのが良いでしょう。
一方的に話さない
売り込むことに必死になりすぎると、自分のことをとめどもなく話して、お客さんの興味のない話や理解できない話を延々としてしまうことがあります。
他にも、お客さんと会話をしているのに、お客さんの発言を待たずにどんどんしゃべったり、お客さんの話にかぶせてしまったりと、一方的になることもあります。
これでは、会話のキャッチボールとは言えません。
お客さんの対応できない玉を、全力で投げつけているようなものです。
お客さんは、確かにキャバ嬢と会話するためにキャバクラに来ていますが、多くの場合、それはキャバ嬢に話を聞いて欲しいと思っているのであって、キャバ嬢の一方的な話を聞きたいと思っているのではありません。
ですから、そのようなお客さんの感情を察することができず、空気を読まずに一方的に話すキャバ嬢は、嫌われて当然です。
ですから、まずは聞き役に徹することがポイントです。
お客さんの話に真剣に耳を傾けていれば、それに対して「空気が読めない奴だ!」と感じる人はいません。
話をするタイミングを間違えない
しかし、聞き役に徹するのは大切なことですが、全く無口でいるのはいけません。
お客さんの話に相槌を打ったり、質問をしたり、発言を挟んだりすることは大切です。
この時、タイミングを間違えると空気が読めないと思われます。
お客さんの話の間を衝いて的外れなことを言ったり、違う話題に流れてしまったりしないように、注意しなければなりません。
他にも、グループで来ているお客さんが、お客さん同士で会話が成立している時に、そこに割って入っていったり、お客さんがお気に入りのキャバ嬢と会話が成立しているのに、そこにコメントを挟んだりするのも嫌われます。
お客さんから空気を読めないと思われますし、お客さんの受け取り方によっては、茶々を入れられたように感じて、不快になってしまう人もいるかもしれません。
もし、すでに空気が出来上がって盛り上がっているテーブルに回されたときには、無理に会話に入っていこうとするのではなく、まずそのテーブルの空気を読みましょう。
そして、会話の流れや雰囲気などを読んで、適切なタイミングで
盛り上がってますね。何の話ですか?
楽しそうですね。○○の話をしていたんですか?
などと、出来上がっている空気を乱さないように、静かに会話に入っていきましょう。
このように、発言のタイミングは非常に重要なもので、これができないと空気が読めないと思われてしまいます。
下ネタの対応
空気を読めないと思われることが多い話題といえば、下ネタです。
お客さんはお酒を飲んで楽しくなっていますし、お客さんの中には可愛い女の子とエッチな話をするだけで盛り上がれる人も多いですから、下ネタを振られることもあるでしょう。
この時、下ネタが嫌いなキャバ嬢は、嫌悪感を抱いてしまうかもしれません。
しかし、そこで全く反応できなかったり、嫌な顔をしたり、苦笑いをしたり、「下ネタはちょっと・・・」などと言ってしまうと、お客さんは「空気が読めないな」、「ノリが悪いな」などと思うことがあります。
下ネタに乗ったからといって、キャバ嬢の品位が下がるわけではありませんし、お客さんを盛り上がるためには、いくらか乗ってあげることを心がけましょう。
同時に気を付けたいのは、下ネタが得意なキャバ嬢です。
下ネタは盛り上がるものですが、度が過ぎてしまうと下品に感じられるため、気をつけなければなりません。
そのキャバ嬢に対して、自分の理想の女性だと思い込んでいるお客さんも多いですから、下品さを感じさせてしまうと、幻滅されてしまう可能性もあります。
おねだりしすぎない
自分のことを強く売り込むことが嫌われるのと同じように、おねだりがしつこいのも嫌われます。
お店の営業方針によっては、売上至上主義の方針ということもあり、そのようなお店ではキャバ嬢たちに売り上げを伸ばすようにキツく指導することもあります。
この時、「売り上げなきゃ!」と考えて、しつこくドリンクをおねだりしたり、指名や同伴をおねだりしたりすることがあります。
このような行為も、お客さんの楽しい気持ちに水を差すものであり、「空気が読めないな」と思われかねません。
特に、ドリンクを渋るお客さんは、本当にお金がなくてドリンクをごちそうすることができず、「格好悪いな」と思いながらも断っている人もいます。
そのようなお客さんにしつこくおねだりしたら、空気が読めないと思われるばかりか、怒りを買うことになるかもしれません。
強引なおねだりは、空気が読めないと思われて嫌われるものです。
強引なおねだりをせずとも、お客さんからドリンクをごちそうしてもらったり、自然と指名をもらえるのが一流のキャバ嬢です。
特に注意したいのは、ヘルプで入ったときです。
ヘルプでついたお客さんに強引におねだりをしてお金を使わせてしまうと、そのお客さんが不快な気分になるだけではなく、指名客も「あたしのお客さんにお金使わせないでよ!」と嫌な気分になりますから、キャバ嬢同士の関係もギスギスしてしまいます。
強引なおねだりは、お客さんだけではなく、お店の仲間からも空気が読めないと思われることがありますから、十分に気を付けてください。
まとめ
空気が読めないキャバ嬢は、絶対に売れっ子になることはできません。
癒されたいと思ってキャバクラに来ているのに、空気が読めない接客をされてしまうと、癒されることなどできないからです。
したがって、キャバ嬢として稼いでいきたいならば、空気を読めるようにならなければなりません。
しかし、元から天然の女性は、空気を読めと言われても難しいでしょうし、却って良さを殺すことにもなるかもしれません。
その場合には、まずはお客さんの話を一生懸命聞き、お客さんから促されてからしゃべったり、ドリンクを頂いたりすることを意識するだけでも、随分と違うと思います。