キャバ嬢の中には、情報に疎い女性が少なくありません。
しかし、情報を色々なところから集めて蓄積し、活用していけば必ず武器になります。
キャバ嬢はワイドショーを見よ!
キャバ嬢の中には、情報に疎い女性が少なくありません。
それもそのはず、毎日夕方に起床して出勤し、仕事やアフターをこなして朝方寝るのですから。
新聞を見ることは少ないし、友達と会う機会も少ないし、読書する機会も少ないし、一般社会との接点も多くはありません。
そのような時間を作ることも難しいものです。
したがって、自己の努力がなければ情報を積極的につかんでいくことは難しいでしょう。
インターネットを通じて情報収集をしているキャバ嬢でさえ多数派ではないのです。
そんな中で、ワイドショーを情報源としているキャバ嬢がいます。
ビジネスマンが朝の準備をしたり朝食をとったりしながら朝のワイドショーを見て、さらに夜の経済ニュースなどを見てから寝るのと同じように、情報収集に積極的なキャバ嬢は午後2時からやっているようなワイドショーを見ています。
ワイドショーでは旬のニュースを取り上げていますから、そのようなキャバ嬢は必然的に旬のニュースに詳しくなります。
では、なぜキャバ嬢が昼のワイドショーを見るのかといえば、ワイドショーで取り上げる旬のニュースを話題にすることは、お酒の席では当たり障りがないからです。
新規の客にヘルプでついて話題に困った時などには、話題にしやすいものです。
ここで重要なのは、時差がお金になるという事です。
なぜならば、キャバクラに来るサラリーマンなどの一般社会人は、勤務時間中にワイドショーを見ることができないため、昼のワイドショーで取り上げられたネタを知らないことがほとんどです。
そこで、キャバ嬢たちはその時差を使用してワイドショーを見て、客に話します。
たかがワイドショーだからといって馬鹿にすることはできません。
時差のある情報というのは、人によっては重要な情報になりえます。
例えば、アメリカに出張してきた人ならば、ニューヨークダウの動きをリアルタイムに顧客に伝えることが可能ですが、そのような情報は米ドルに投資をしている人や、米国株に投資をしている人にとっては貴重な情報になることと同じです。
ワイドショーを見る以外の情報収集術は、口コミです。
人と会って話をしたり、携帯電話で話をしたりすることによって、色々な情報を伝え聞くことができます。
どこそこでブランド品のセールを行っているとか、店の待遇・評判、他のキャバ嬢たちの動向、客の噂などはインターネットやワイドショーからはなかなか知りえない情報ですが、キャバ嬢のネットワークは緻密であり、様々な情報を知ることができます。
このようなキャバ嬢のネットワークには、ボーイなどの男性スタッフや客も興味を示しアクセスします。
今、どこそこで、誰それが飲んでいるなどと言った情報が流れてくることもあります。
他にも、ある客が昨晩A店とB店で飲んだなどという情報を掴むことも用意であるため、数日後にC店に行ってお気に入りのキャバ嬢を指名すると、「あの日A店とB店に行ったでしょ?なんでうちに来なかったの?」などと言われることもあるかもしれません。
情報収集し活用しよう
ビジネススキルの一つに、One to oneマーケティングというものがあります。
これは、それぞれの客に最も合うアプローチをかけることをいい、キャバクラでもキャバ嬢はOne to oneマーケティングを行っています。
それは、単に客を識別するというだけではありません。
客の情報を色々なところから集めて蓄積し、活用していくことが大切です。
では、具体的にはどの様にして情報を蓄積していくのでしょうか。
具体例を見ていきましょう。
キャバ嬢は、初対面の客を接客する時に、名刺をもらうことがよくあります。
その様なときには、席を離れたときに名刺の裏などに特徴をメモします。
これは、その客が次回に来店したときに識別できるようにするためであり、日々たくさんの客を接客しなければならないキャバ嬢にとっては大切なことなのです。
特徴というのは、客の服装や時計などといった装飾品をメモするのではだめです。
なぜならば、会社帰りの客の情報をそのようにメモしてしまったならば、もしその客が休日に来店した時には服装が全然違って識別することができなくなるからです。
そこで、客本人には言いにくいような特徴をメモしていきます。
それが指名客の場合には、来店日・滞在時間、話の内容、ヘルプには誰がついたかなどをメモします。
客からお酒をおごってもらい、飲んでいるうちに酔っぱらって記憶が曖昧になることもあるため、記憶がなくなる前にコースターにメモをするキャバ嬢もいます。
指名客のデータが次第に蓄積されてくると、どの曜日のどの時間帯に来店しやすいのかもわかってきますし、逆に来られない曜日や時間帯も分かるようになります。
これがわかれば何が出来るでしょうか。
そう、来店しやすい日を狙って営業の電話をかけることができるのです。
電話を掛ける時間帯にしても、最初のうちは試験的に色々な時間帯に電話をかけるようにしてみます。
そうすることによって、相手が電話に出やすい時間帯が分かるので、それも情報として蓄積します。
もちろん、事前に「電話するならいつが迷惑にならないですか?」と聞いておけばいいのですが、そのように聞いたところで「いつでもいいよ」という客も少なくないのです。
キャバ嬢は、一般企業の営業職のように営業日報を書くことなどありません。
しかし、それはお店に提出する形での営業日報を書かないというだけのことであり、個人レベルでは色々なデータを蓄積しています。
誕生日、好きな食べ物・飲み物、趣味、勤務先などは基本データで、会話の中から汲み取った家族の状況などのプライバシーに関する情報まで記録しておきます。
そうすることで、「このお客さんには家族の話はNGだぞ」などということも分かってきます。
この様な情報を、パソコンなどで管理しているキャバ嬢もおり、そうやって真面目に情報収集をしているキャバ嬢としていないキャバ嬢とでは、確実に成績に差が出てくるものです。