私の知り合いのあるキャバ嬢は、初めは全く売れることなかったのですが、あることをすると売れるようになりました。
この記事ではそのことをお教えしましょう。
外見を磨く簡単な手段
売れない状態から売れる状態になるためにはとても困難であるように思われがちです。
たしかに、地道な努力が必要になるのはもちろんのことです。
しかし、それほど難しいテクニックを用いるわけではありません。
そのキャバ嬢が売れるようになったきっかけは、お店のナンバーワンキャバ嬢の真似をするようになったことです。
生半可な真似ではなく、髪型、衣装、化粧、持ち物、しぐさ、喋り方、表情などの全てを真似しました。
このうち、髪型、衣装、化粧、持ち物などは簡単に真似することができます。
表情やしぐさ、喋り方などは簡単にコピーできるものではありませんが、真似をしながら経験を積んでいくことで身に着けることができるものです。
これらの外見的な要素は第一印象に直結するものです。
人間は第一印象でその後の付き合いが八割がた決まってしまうものですから、外見的な要素に磨きをかけるのはとても重要なことなのです。
まだ経験が浅いうちは、見よう見まねになってしまい、ナンバーワンのような雰囲気を多少はまとうものの、内面が伴わないため非常に緊張したそうです。
それでも、一生懸命にナンバーワンと同じものを演じているうちに、お客さんは
「きみ、本当に新人?ナンバーワンみたいな風格があるね」
などと言ってくれるようになりました。
外見を変えただけでそこまでうまくいくことに驚きでしたが、外見的要素を変えることによって得られる効果はとても大きなものなのです。
少なくとも、外見的要素を無視するキャバ嬢は売れることはできません。
外見を磨くための一番簡単な手段は、ナンバーワンの真似をすることなのです。
外見を整えると積極的になる
人間のコミュニケーションの手段は、言葉が大部分を占めると思われがちなものです。
会話がうまければコミュニケーションもうまくなると考えられるのです。
確かに、言葉を使ったコミュニケーションもとても大切なものですが、より本能的に大切な要素はやはり外見です。
人間の歴史をさかのぼっていくと、言葉が喋れなかった時代がありました。
猿から人間に進化して言葉を操るようになりましたが、それ以前はしぐさ、態度、声のトーンなどの外見的な要素を利用してコミュニケーションを取っていました。
人間が言葉を使うようになったのは人類の歴史で見ればごく最近のことであり、言葉以外の要素でコミュニケーションをとっていた時期の方が圧倒的に長いため、人間の遺伝子にはそのことが刻まれています。
これは人間以外の動物を見てもよくわかります。
鳥はメスの気を引くために綺麗な見た目をしています。
ライオンは立派なタテガミを持っています。
また、鳥のオスが求愛ダンスをするのも外見的な要素です。
人間以外の動物は言葉を発展させていないため、外見や態度やしぐさでコミュニケーションを取っているのです。
これと同じように、人間も言葉以外の態度やしぐさや外見から多くの情報を受け取っています。
空気が読める・読めないなどと言って言葉にされない状況での雰囲気を汲み取ることが重視されるのも、言葉以外の要素が重視されている証拠です。
言葉以外の部分で伝えられる情報は多いもので、お互いにその情報も含めてやり取りをしています。
人間は誰かと話すとき、会話の内容だけではなく、外見的な部分を含めた様々なものから判断しているのです。
具体例を挙げれば、あなたにも思い当ることがあるでしょう。
例えば、「大丈夫です」という言葉がありますが、この言葉ひとつをとっても、それに伴う色々な外見的要素によって伝わる内容は違うものです。
がっくりと肩をおとして言う「大丈夫です」、作り笑顔でいう「大丈夫です」、きっぱりとした口調でいう「大丈夫です」、笑顔で言う「大丈夫です」。
どれも同じ言葉ですが、相手に伝わるメッセージは異なります。
このように、発する言葉以上の物が伝わることは多く、それを学び実践するだけで人を引き付ける力は増していくのです。
上述のキャバ嬢は、男性にウケるように髪型、化粧、衣装、表情、しぐさ、声のトーンや速さなどを研究したのですが、それで十分な効果を実感しています。
外見を整えると、行動も変わってきます。
積極的になり、自信が湧き、満足度が上がり、不安が軽くなります。
中学生や高校生の時に校則を破った身なりをしたことがある人ならば思い当るところがあるのではないでしょうか。
なんだか自分が大きくなったような、可愛くなったような気がしてこれらの効果が得られ、行動が変わってくるのです。
このように「外見を変えることで行動まで変わる」ということは、様々な場所で取り入れられています。
例えば、メイクセラピーなどがそれに当たります。
メイクセラピーとは、ご老人に化粧を施すことによって明るい気分や積極性を引き出すことによって、会話が増えたり、食欲が増したり、何かを楽しもうとする姿勢が出たり、痴呆まで改善するといいます。
老人ホームのご老人でさえ効果があるのですから、感受性が豊かな若い人ならば尚更です。
キャバクラで働くキャバ嬢も実感している人は多いことでしょう。
普段はあまり目立たない女の子も、出勤準備の際に髪型や化粧をびしっと決めて、衣装を着ればすっかりキャバクラモードになるのです。
キャバ嬢に返信すれば普段はそれほど外交的ではない女性も、それほど気が利いた会話ができない女性も、お客さんに好まれることが多いのです。
だからこそ、そのような積極的な行動をより引き出していくためには、外見には磨きをかけたほうがよく、そのために簡単な方法が売れっ子の真似をすることが近道となるのです。