お店が始まる前に客と会って買い物や食事を楽しみ、一緒に入店することを同伴と言います。
ここでは、客に同伴してもらうテクニックを見ていきましょう。
客もキャバ嬢もお店も嬉しい同伴
客はお気に入りのキャバ嬢を独り占めにする時間を持てるため嬉しく感じ、キャバ嬢としてもそうして親密になっておくことによって、指名客をがっちりとつかみます。
そして、その日の指名客を1人獲得し、しかもおいしいご飯が食べられるというメリットがあります。
また、お店にとってはキャバ嬢が一人で出勤してくるのではなく客を連れてきてくれる、それによって客が集まりにくい早い時間に客を集められるというメリットがあります。
もし、同伴の際に同伴料という料金がかかるような場合には、同伴をお願いすれば客も苦い顔をするかもしれません。
しかし、同伴は無料としているお店は多く、そのような場合には客もあまり嫌な顔をすることはないでしょう。
もっとも、同伴の際にはキャバ嬢にごちそうする必要がありますから、ケチな客でないことが前提となりますが・・・。
同伴を決める方法
お店によっては、毎月これだけは同伴してくれというノルマを課していることが珍しくありません。
しかし、新人キャバ嬢はどうやって同伴の誘えばいいのかわからないこともあるでしょう。
無邪気な女の子というキャラで通っているならば、「今度同伴してほしいな」と頼むだけでもいいかもしれませんが、それがうまくいくキャバ嬢ばかりでもありません。
最も良いのは、接客中の会話の中で「今度ごはんを食べに行こうよ」と客に言われることがあると思うので、その時に「それなら同伴で食べに行こうよ」と頼むのが良いでしょう。
客は同伴とは言っていませんが、さもそれが当然であるように同伴までの流れを作ってしまうのです。
もしその時に何の拒否反応も示さなかったならば、それは同伴を了解したものと思って構いません。
ポイントは、そのような会話になったならば、その場で決めてしまうことです。
後で決めようとすると、話が流れてしまう可能性が高くなります。
もし客が「仕事のことがあるから、今すぐには決められないよ」と言ってきた場合には、メールで打ち合わせをすることになりますが、客が忘れないうちに決めてしまうのがポイントです。
出来るだけ早くメールをして、2~3日のうちに約束を取り付けてしまいましょう。
客の中には「同伴?お店には行かないよ。そういうの抜きで食事に行こうよ」などと言ってきた場合には、お店に来てくれないことが悲しいというそぶりを見せ、食事は取りやめで構いません。
余程の常連ならばお店を抜きにした食事もあり得るかもしれません。
しかし、そうでもないのに同伴なしで食事に行こうとする客というのは、長く続く指名客になる可能性は低いです。