キャバ嬢にとって、指名客が多いか少ないかは死活問題です。
効率よく指名を増やすためには客のレベルを鑑定する必要があります。
フィーリングを考える
指名客が多ければそれだけ気に入ってくれている客が多いという事ですから、指名でも同伴でも成績を伸ばしやすくなります。
イベント時にお店から営業をかけるようにハッパをかけられた時も、指名客がたくさんいれば営業がかけやすくなります。
しかし、指名を増やしたいと思ったとしても、闇雲にやっていては指名を獲得することはできません。
効率よく指名を増やしていくためには、ピントのあった努力をする必要があります。
まず、根本的なこととして認識すべきは、客も人間だという事です。
そのキャバ嬢がいくらルックスやスタイルが良かったとしても、必ず合う・合わないがあります。
客に合わせて自分のキャラを演じ分けることでも指名を増やしていくことはできますが、そんなことはどのキャバ嬢もやっていることで、フィーリングが合う客と合わない客を区別し、営業を積極的にかける客を選別していく必要があります。
これはキャバクラに限ったことではなく、恋愛や友人関係にも同じことが言えるでしょう。
フィーリングの合わない相手とは、どれほど努力をしようとも、なかなかうまくいかないものなのです。
このことを基本として考えるならば、仲良くなれそうな友達や、うまくやっていけそうな彼氏を選ぶような感じで、指名客になりそうな客を選別していくことができるでしょう。
すなわち、客を目利きするという事ですが、それほど難しいものではありません。
それに、女性の勘というものは鋭いものですから、「この人、なんとなく合いそうだな」というのは分かるものです。
単純に、「この人、なんだか合いそうにない」と思う客はそこそこに付き合っておき、「この人、なんだか合いそう!」と思える客にアプローチしていきましょう。
客を鑑定する方法
次に、客のレベルも鑑定する必要があります。
合いそうだと感じた客がいたとき、その客がキャバクラでどれくらいお金を使えるかどうかを見るのです。
なぜならば、せっかく合いそうだと思ったとしても、その客があまりお金がなかったならば、あまり頻繁には通ってくれないため、いくらアプローチや営業をかけても無駄な努力に終わってしまうからです。
それを見定める簡単なものが、名刺です。
客の席について名刺を渡すと、客も名刺を渡してくれることがあるものです。
ここで名刺を渡してくれない人は、期待が薄いです。
自己顕示欲が強い男性は多いもので、それなりの立場の人は「俺は会社でいいポジションについてるんだぞ」というアピールのために名刺を渡してくれることがあるのです。
名刺の肩書きを見たときに、お金を持っていそうな肩書だったならば、アプローチをかける価値があります。
また、名刺の肩書きだけではありません。
名刺の肩書きがよいに越したことはないのですが、それ以外にも靴、ネクタイ、時計などからもその人の収入がなんとなくわかるものです。
そのため、名刺を渡してくれなかった客でも、ブランドものを身に付けている人はアプローチをかけるようにしましょう。
むしろ、名刺の肩書きがよかったとしても、身なりに気を使わない人はあまり期待できません。
なぜならば、身なりや小物にお金をかけていない人や、汚くても平気という人は、ケチである傾向があるからです。
次に、カードの種類をチェックしておきましょう。
普通のカードで支払っている客は普通の客、しかしゴールドで支払っていたり、ブラックで支払っているならばぜひとも捕まえておくべきでしょう。
領収書を切ることができるかどうかも目安になります。
なぜならば、領収書を切れるということは、それに値する権限を持っている立場の人と言えるからです。
また、領収書を切れる人は、そうでない人に比べて気軽にお金を使うことができるため、営業をかけたときに応じてくれる可能性も高くなります。
もちろん、これはお金がない客を大切にしなくてもいいという事ではありません。
お金がなくても、たまに来てくれる客を大切にするようにしていると、気づいたときにはお金はないものの気のいい客に囲まれているかもしれず、そうなれば大きな客を掴めなくともコンスタントに指名を稼いでいくことができるでしょう。