キャバ嬢として働き、そのお店を卒業するというとき、きちんとすべての給料が綺麗に支払われて卒業できるキャバ嬢はそれほど多くはありません。
給料の未払いは多い
給料の未払いなんて夜の世界で働いているのですから、いかにもと思った人もいるかもしれませんね。
もしそのキャバ嬢が売れっ子ならば、この傾向が強くなります。
なぜこのようなことが起きるのかというと、お店を卒業したいならば、退店の意思を1か月前に伝える必要があることに原因があります。
しかし、一般的なお店では月末締めの翌月払いが基本となっているため、給料の締日と支払日にタイムラグがあります。
そのため、キャバ嬢が辞めた後は、締日以降の給料だからといって支払ってくれないことがあるのです。
このことから、せっかく辞める意思を伝えていても、給料がもったいないという思いからなかなか辞められないキャバ嬢もたくさんいます。
未払いを防ぐためには、前もって日払いに変更してもらうなどの対策が考えられますが、日払いに対応してくれないお店は少なくありませんし、日払いにしてくれたとしても日払いの額に上限があることも珍しくありません。
給料の未払いが特に多いのは小箱と中箱のお店です。
もしあなたが中箱以下のお店で働いていて、給料の未払いに困っているならば、給料をキチンともらうための工夫があります。
給料の未払いを防ぐ工夫
給料の未払いを防ぐためには、スタッフに協力してもらう方法が最も確実です。
スタッフと友好関係を作って置けば、辞めたいと申し出たときにきちんと給料を払って辞めさせてくれる可能性が高くなります。
もう一つの方法は、一旦辞めるものの再度働く気があるという事をにおわせながら辞めるという方法です。
例えば、「学校の卒業論文が忙しいのでしばらく休ませてください。暇になったらまた来ます」というように辞めるのです。
そうすれば、お店はまた来てほしいという思いから、苦い思いをさせないためにもきちんと給料を支払ってくれる可能性が高くなります。
このとき、給料は友達のキャバ嬢に渡してもらうか、もしくは給料日にお店に取りに行くようにしてください。
振り込みにすると、きちんと振り込まれる可能性はほとんどないと考えていいでしょう。
しかし、このような工夫をしたところで、支払ってくれないお店もあります。
こればかりは、入店の際に悪質店であることを見抜けなかったことに原因があるでしょう。
もし入店の際に「このお店はペナルティ(罰金)が多いなぁ」と感じていたならば、そのお店がいかにキャバ嬢にお金を払わないかに気を使っているお店であるということも分かったと思います。
色々工夫しても給料が未払いになるような場合、キャバ嬢は泣き寝入りするしかないのが現状です。
未払いを防ぐ裏技
これは裏技的方法ですが、客を味方に付けるという方法もあります。
いつも指名してくれる常連客がいるならば、その客に頼むことで、客からお店に「払ってあげて」と言ってもらうことができます。
また、別のキャバクラに移籍するならば、移籍先のキャバクラ店の店長を通して、頼んでもらうこともできます。
常連客や他店の店長から頼まれれば、お店としても変な噂が立つと面倒なことになるので、払ってくれる場合が多いです。
また、最終手段になりますが、無断で辞めるという方法もあります。
給料の未払いを作ることでできるだけ長く辞めさせないようにしているお店に対して、「そんなの知るか」とばっくれてしまうのです。
ばっくれる前の月に日払いにしてもらってその月の給料はきちんと受け取りながら、給料をすべて回収したらお店との連絡を絶ちましょう。
あまりお勧めできる手段ではありませんが、そもそもお店が給料の未払い問題を起こすことが悪いのですから、自分を守るためと思ってそのようにするのも一つの手です。