スカウトマンのお仕事は女性をスカウトしてお店に紹介することです。
しかし、スカウトの仕事はお店に女性を紹介することだけではなく、アフターフォローや相談に乗るなどさまざまなお仕事がありますから意外に大変な仕事なのです。
お店への紹介だけは仕事ではない
夜の世界で働く女性にとってまったく無縁の存在でないのがスカウトマンです。
近年ではスカウトマンを題材にしたマンガや映画も人気となりましたし、その仕事内容などについても多少知っている方も多いのではないでしょうか。
スカウトには勧誘などの意味がありますが、その名の通りお水のスカウトというのは夜の世界で輝ける素材を見つけて勧誘することを指します。
また、このスカウト行為をお仕事として行っている人のことをスカウトマンと呼ぶのです。
スカウトマンの主な仕事はその名が示す通り女性のスカウトです。
現在では条例なども厳しくなっているため大っぴらにスカウトすることはできなくなっているものの、実際には至るところでスカウト行為が行われています。
キャバクラやクラブ、ガールズバーなどの飲食店を専門とするスカウトもいれば、ソープやデリヘルなど風俗へのスカウトを専門に行う人もいます。
また、スカウトのお仕事はお店に女性を紹介するだけと思われがちですが、実際にはほかにもさまざまな業務を行っています。
スカウトというのは女の子をお店に紹介するだけでもお金が入りますが、その女の子が継続して働くことによって毎月安定したスカウトバックを手に入れることができます。
そのため、なるべく女の子がお店を辞めないようにアフターケアすることが非常に重要な仕事の一つとなるのです。
すぐに女の子がお店を辞めてしまうようではスカウトとしての信頼を失ってしまいますし、この世界でやっていくことはできません。
いかに女の子のモチベーションを上げ、長く勤めさせることができるかというのはスカウトの腕にかかっています。
スカウトによってはホストのように色恋営業で女性を管理している方も珍しくありません。
女の子へのアフターケアと似たような話になりますが、お店で働く女性からの相談に乗るのもスカウトの大切なお仕事です。
スカウトされた側の女性にとって、スカウトマンは信頼できる存在の一人ですから、店長やお店のスタッフよりもスカウトに相談してくるケースが多いです。
女性を管理する意味でも相談に乗ることは大切ですし、プライベートな時間を削ってでも相談に付き合う必要があるのです。
華々しい世界のように感じますが、実際にはとても泥臭くて大変なお仕事です。
スカウトマンがお店に紹介するまでの流れ
スカウトマンは道を歩いている女性を見定めて声をかけ、キャバクラやクラブなどに紹介します。
一昔前のスカウトだと道端に立って歩いている女性を物色してから声をかけるという手法が目立ちましたが、現在では条例のこともあってそこまで露骨なスカウトを見かけることは少なくなりました。
もちろん、現在でも従来のようなスカウトを行っている人はいますし、ネットを駆使して夜の世界で働きたがっている女性を探しているというスカウトもいます。
スカウトマンが女性をお店に紹介するまでの流れですが、いきなり連絡先を交換してお店に連れていくこともありますが、大抵のケースではまず信頼関係を築くために連絡先を交換するだけに留めておくことが多いです。
これは目星をつけた女性の出方次第ですし、先ほど言ったようにいきなりお店へ連れていくこともあればそうでないこともあります。
ただ、スカウトは女性が長く働いてくれればくれるほど自分の収入になるため、最初にしっかりと信頼関係を築こうとすることが多いです。
ムリにお店へ連れていったとしてもすぐに辞めてしまえば何の意味もありませんし、いたずらにスカウトとしての評価を下げることになってしまいます。
声をかけた女性がナイトワーク経験者ならより良い条件を提示できるお店などを紹介することになります。
また、夜の世界で働いたことが一度もないという方には丁寧に説明する必要がありますし、アフターフォローについても安心ということを理解させる必要があります。
スカウトにとって女性のアフターフォローは非常に重要なお仕事ですし、女性が不安を抱かないようにフォローについては特に時間をかけて説明することが求められます。
女性が納得したら一緒にお店に足を運びます。
店長や面接担当者と女性が面接を行いますが、その時にスカウトも同席することが普通です。
業界未経験という方だと面接時に何を聞けばいいのか分からないということがほとんどですから、こういった時にもスカウトが代わりに質問したり、待遇について確認します。
一般的なスカウトの流れはこのようになりますが、スカウトした女性をお店に連れていくタイミングというのは人によって大きく異なります。
じっくりと時間をかけて信頼関係を築いてから連れていくという方もいれば、半ば強引に連れていくという方もいます。
オススメなのはやはり前者の信頼関係を築いてからのほうですね。
スカウトマンが紹介するお店の選び方
女性との信頼関係が重要なポイントとなるスカウトマンですが、スカウトは女性へのアフターフォローも大切ですし非常に大変なお仕事でもあります。
スカウトが収入を得るには女性が長くそのお店で働いてくれるということが大切なポイントですし、すぐに辞めてしまうようでは話になりません。
また、スカウトが女の子をお店に紹介するときのお店の選び方ですが、これは人によって多少の違いはあるものの基本的には女性が提示する条件を一通り吟味して選ぶことが普通です。
スカウトした女性が未経験でも可能な時給4000円以上のお店を求めているのなら、まずその女性がその条件を満たすだけのルックスを持っているかどうかを判断します。
夜の世界で働く上でルックスは非常に重要となりますが、女性によっては自分のルックスレベルを過大評価し過ぎていたり身の程知らずな額を提示することも珍しくありません。
時給4000円でも全然いけそうと判断した場合はそのままお店を探すことができますし、スムーズに入店までこぎつけることができますが、そうでない場合は少々しんどいことになります。
ルックスレベルによっては時給4000円が厳しいこともありますが、それをストレートに伝えることはできません。
さすがに「君の容姿だと時給4000円はムリだから3000円のお店にしない?」とは聞けませんよね。
もちろん、スカウトの中には直接このように伝える方もいますが、ほとんどの場合はストレートな言い方を避けます。
時給4000円はムリだからと言ってすぐに納得してくれるような女性なら特に問題はありませんが、女性によってはなかなか納得してくれないこともありますし、絶対に時給4000円以上でないと働かないという方もいます。
このようなケースではスカウトも何とか頭を使って諦めさせようとします。
夜の業界が未経験ならそこから攻めることもあります。
未経験だからいきなり時給4000円はムリと言って説得することもありますし、最初は仕事に慣れてそのうち高級店に移ればいいよ、などと言って納得させようとします。
また、希望通りの時給を実現するのなら週に四回は入らないといけない、などとにかく諦めさせようとさまざまな手で迫ります。
基本的には女性の希望を最初にすべて聞くことになりますが、そこから先は女の子のルックスレベルや経験値などを加味しつつお店を探すことになります。
これが一般的なスカウトの手法です。