初めてそのお店に来店する客のことを、キャバクラでは「フリー客」と言います。
キャバクラには色々な人が遊びに来ますが、指名客ならばなんとなくどのような人か分かっているものの、フリー客は初対面でどのような人か分かっていないので接客が難しくなります。
また、フリー客はセット時間の中で複数のキャバ嬢の接客を受けて自分好みの女性を探していくことになるため、キャバ嬢一人あたりの接客時間は短く、その短い時間でこころを掴む必要があります。
お節介タイプの客にはどう接する?
中にはフリー客に接客する短い時間では接客するのが難しい客もいます。
例えば、お節介タイプの客です。お節介タイプの客に適した接客をするためには、時間をかけた接客が必要だからです。
もしそれができたならば、このタイプの客は頑張っているキャバ嬢を応援したくなる性格であるため、指名をもらってゆっくり話せるようになってからが勝負と言えます。
しかし、場合によってはこのお節介タイプの客は、フリー客の段階でキャバ嬢に色々お節介な質問をしてくることがあります。
例えば、「なんでキャバ嬢をしているの?」「今お店でどれくらいの順位なの?」「将来の夢はあるの?」などなど。
そうなればしめたものです。
なぜならば、お節介タイプの客は自分がお節介を焼くことが相手に良いことであると思っているため、きちんとした受け答えをすることによって印象を深くすることがで切るからです。
例えば、以下のような受け答えになります。
なんでキャバ嬢をしているの?
将来、自分で喫茶店を開きたいと思っているの。
大学に通っているのでお金が必要なの。
今お店でどれくらいの順位なの?
今はまだ10位にも入ってないよ。でも、売れっ子になって、できればナンバーワンになれるように頑張ってるの。
せっかくやるからには一番にならなきゃね!あんまり大きな声じゃ言えないけど、ナンバーワンの○○さんに憧れてて、できれば追い越したいと思ってるよ。
お陰様で3位につけさせてもらってます。
ここから順位上げていくのは難しいけど、もっともっと頑張っていつかナンバーワンになりたいな。
将来の夢はあるの?
将来は自分で喫茶店をやりたいと思ってるよ。
昔からの憧れなの。だから今はここで一生懸命頑張って、お金を貯めてるよ。
将来は司法書士になりたいの。だから今はここで働いて学費を稼ぎながら大学に通ってるよ。
指名を取るためですから、ある程度でっちあげでも構いませんが、後で「話が違うぞ?」となった時には厄介です。
そのため、普段からストーリーを考えて受け答えをすると良いでしょう。
もちろん、本当に目的意識を持っているキャバ嬢ならばストーリーなど考えずともきちんと受け答えができるはずであり、それに越したことはありません。
もっとも、フリー客で一番簡単なのは口説き目的の客をターゲットにすることです。
口説き目的の客は、フリーの短い時間で話てみたときに「この子はだめそうだな」と思えば絶対に指名してくれないため、うまくはぐらかしながら指名につなげることができます。
そのため、相手が口説き目的かどうかを探りつつ接客して行き、もしお節介タイプの客だと判断したならば上記のようなしっかりとした受け答えによって印象を残していくようにしましょう。