キャバ嬢として働くためには、プロフィール設定が必要です。
名前、住所、昼間の過ごし方など、お客さんに知られてはいけない情報はたくさんあります。
それらの情報を伝えず、しかもお客さんにキャバ嬢のことを知っているという満足感を与えるためには、実際とは異なるプロフィールを設定しておかなければなりません。
本稿では、プロフィール設定の大切さとポイントを解説していきます。
お客さんに個人情報を知られるリスク
キャバクラで働く場合には、お客さんには安易に自分の素性を明かしてはいけません。
というよりも、それがどんなに仲良くなったお客さんであっても、一切話さないのが賢明です。
たとえば、本名、住んでいる場所、普段やっていること(昼間は学生である、OLであるなど)といった素性をお客さんに知られてしまうことは、高いリスクを伴います。
お客さんの中には、キャバ嬢に惚れこむあまりストーカーになってしまう人もいるのです。
名前を知られてしまえば、名前を元にFacebookページなどを探しだし、個人情報を探ろうとするお客さんがいるかもしれません。
住所や昼間の職場・学校などを知られてしまえば、家まで来てしまったり、職場や学校まで来てしまったりすることがあります。
そのようなことになってしまえば、まともな生活さえ困難になるかもしれません。
そうならないためには、ぜひプロフィール設定をしておくべきです。
本来の自分とは異なる、キャバ嬢としての自分のプロフィールを作っておけば、ストーカー対策になるのです。
源氏名はどうつける?
キャバ嬢になるにあたって、源氏名を考えることになるわけですが、このときに良いアイデアが思いつかなかったために、本名を使おうとするキャバ嬢もいます。
おそらく、お店からとめられることと思いますが、本名と源氏名を同じものとすることは避けなければなりません。
たとえば、あなたの本名が「あゆみ」だったとしても、源氏名を「あゆみ」としてはいけません。
むしろ、「ひかり」などの全く異なる名前にするのがよいでしょう。
あなたに興味をもったお客さんは、
本名はなんていうの?
と聞いてくることもあると思います。
ここで、かたくなに教えないという姿勢をとれば、お客さんは面白くないと感じてしまうことでしょう。
そこで、
あかりといいます。
などと、これまた違う名前を教えましょう。
このとき、源氏名と偽りの本名を似せるようにすると、
ああ、だから一文字違いで“ひかり”なんだね。
などと納得してくれることでしょう。
面倒な場合には、
本名と源氏名は同じです。
と答えるのもいいと思います。
何と聞かれても答えられるように、名前のプロフィールを作っておきましょう。
源氏名は本名と全く異なるものにしておき、本名を聞かれたときにも全く異なる名前を答える、あるいは本名と源氏名が同じであると答えるというように、プロフィール設定をしておくのです。
個人情報は明かさない
プロフィール設定にあたっては、住んでいる場所も本当の住所とは異なるものに設定しておきます。
一人暮らしのキャバ嬢はもちろんのこと、彼氏や友達と同棲しているキャバ嬢は、実家に住んでいるという設定が最も安全です。
一人暮らしをしていると分かれば、ストーカー気質のお客さんが仕事終わりのあなたの後をつけてくることもあり得ますが、実家と伝えておけば後をつけてくることもなくなるでしょう。
家がばれてしまうのは大変危険なことですから、バレないように気をつけておかなければなりません。
また、昼間に仕事や学校があるキャバ嬢の場合にも、職場や学校の名前はもちろんのこと、仕事の内容なども伏せておきましょう。
勉強している内容くらいであれば、話題として持ち出すのは構いません。
ただし、会社名や学校名を出してしまうと、待ち伏せをされたり、後をつけられたりといったストーカー被害に遭う危険性も出てきます。
以上のプロフィール設定は、自分自身の身を守るための方法であることのほか、お客さんに夢を売るためにも役立つものです。
たとえば、昼間は何もしていないキャバ嬢であったとしても、プロフィール上では「昼間は美容専門学校に通って、将来は自分のエステを開業したい」としておけば、お客さんから
何でキャバクラで働いているの?
と聞かれたときに
将来、自分のエステを開きたいからです。そのために貯金しています。昼は専門学校にも通っていますよ。
とアピールすることができます。
何の目標もなく、その日暮らしのためにキャバ嬢をやっている人よりも、きちんとした目標をもってやっているキャバ嬢のほうが、お客さんも応援のしがいがあります。
これは、お客さんの口説きをかわすためにも大切なことです。
今は仕事を頑張って夢に向かっていきたいから・・・。
とか、
目標のために、今は彼氏を作らないって決めてるんです。
などということができます。
お客さんも、そう言われてしまえば何も言えず、「ならば応援してあげよう」と思ってくれるかもしれません。
もし応援してもらえるならば、
○さんが応援してくれるから頑張れるんだよ。
というように、感謝の気持ちを伝えることができれば上出来です。
もっとも、このようなことに関しても、お客さんから聞かれたり、そのような話題になるまでは避けておくべきです。
どんな話題であろうとも、会って間もないお客さんに自分のことをペラペラと喋るキャバ嬢は嫌われます。
お客さんの多くは、キャバ嬢の話を聞きたいのではなく、キャバ嬢に話を聞いてほしいと思っています。
聞いてもいないことをペラペラと喋られると、うるさいと思わせてしまうだけです。
お客さんとある程度仲良くなれば、お客さんからあなたのことを聞いてくるでしょう。
そのようなタイミングで少しずつ話していくと、お客さんもあなたのことをもっと知りたいと思うはずです。
まとめ
キャバクラは、お客さんに夢を売る場所です。
そこで働くキャバ嬢は、お客さんに夢を見せるためならば、本来の自分とは違う自分を演じていく必要があります。
プロフィールに沿った自分を演じて行くのです。
プロフィール設定は台本のようなものです。
台本がなくアドリブで演じるというのはとても難しいことですから、きちんとプロフィール設定をしておくことが大切です。
プロフィール設定は、自分を守るため、そしてお客さんに夢を見てもらうために必要なものです。
個人情報に注意しながら、お客さんを満足させられるプロフィールを、キャバ嬢はしっかりと設定しておくようにしましょう。