キャバ嬢として働いていると、働いている期間にもよりますが、数百人、数千人という男性と接していくことになります。
それだけ多くの男性と付き合っていくと、男性から好かれるツボがあることに気づいてくるものです。
しかし、何年も務めてようやくツボに気づくよりも、今ここで学んでしまいましょう。
知は力なり、このツボを知って徹底していくことによって、あなたの男性ウケは格段に良くなっていくと思います。
ツボは全部で3つあります。
第一のツボ:お客さんに格好をつけさせる
お客さんと同伴する際には、どこのお店にしようかとお客さんと話すことと思います。
この時、キャバ嬢としては「せっかくだからおいしいお店で食べたいな」と考え、お寿司、焼肉、しゃぶしゃぶといった高級料理を提案したいと思うかも知れません。
また、お客さん自身も「○○ちゃんの食べたいところに連れて行ってあげるよ」と言ってくれると思います。
しかし、そこでどこそこに行きたいと言ってしまうと失敗です。
第一のツボはお客さんに格好をつけさせることであり、そのためには食事の際にはお客さんの選択に任せることが必要です。
お客さんがあなたの行きたいお店に連れて行ってくれると言っても、そこは
「○○さんのお気に入りのお店に行きたいです」
とお願いするようにしましょう。
特に初めての同伴である場合、お客さんには男の見栄がありますから、多少の無理をしてもいいお店に連れていきたいと考えているものです。
そこでいいお店に連れて行ってほしいというと、それがお客さんの普段は行かないようなお店であった場合、慣れていない空間で食事をすることになります。
お客さんはメニューを見ても何がおいしいか、何がオススメかなど分からず、ぎこちなさや緊張を感じて格好をつけることができず、楽しく食事をできなくなってしまいます。
これでは心理的距離を縮めることは難しく、お客さんはあなたとの付き合いを「疲れる」と感じてしまうことでしょう。
これではマイナスです。
また、初めての同伴で高いお店に連れて行ってもらうと、お客さんは「お金がかかる女」という印象を抱くかもしれません。
次回以降の同伴の際には、初めに連れて行ったお店よりも安いお店を提案すれば男の見栄に関わる問題ですから、お客さんはなかなか同伴に応じられなくなります。
そもそも、同伴やその後の来店での指名によって成績にプラスになりますし、食事を通してより親しくなることができるのですから、安いお店でもとにかくお付き合いすることが大切です。
そのためにも、お客さんのお気に入りのお店に行きたいと伝え、あえてお客さんのホームグラウンドで食事ができるように余裕を与えるようにしましょう。
こうすれば、お客さんは「ここのお店は○○がおいしいんだよ!」と得意気になってリードしてくれるでしょうし、お客さんのお財布にも優しい選択をしてもらうことができます。
お客さんにいい格好をさせ、リラックスした雰囲気で食事ができ、お客さんの財布も傷めないのです。
これによってお客さんは「かっこいい姿を見せられた」と嬉しくなり、「リラックスして付き合える女の子」と心理的距離が近くなり、「それほどお金もかからないしまた食事がしたい」と思えるようになるのです。
もちろん、これは同伴だけではなく、アフターやその他の食事の際にも同じことが言えます。
第二のツボ:男性の気分を良くするツボ
第二のツボは、男性の気分が良くなるツボです。
このツボを押すコツは、男性に話させることです。
もちろん、何を話しても男性が気分を良くするというわけではありません。
男性が話して気分がよくなる話というのは、主にウンチク話です。
男性はウンチクを話すと気分が良くなるのです。
このテクニックは、会話がなかなか見つからないお客さんや、まだあまりお客さんのことを知らずに共通点が見つからないときにもとても有効です。
お客さんにウンチク披露をしてもらうためには、お客さんの趣味に関することを聞いてみると良いでしょう。
お客さんが歴史好きであれば歴史のことを聞き、お酒好きであればお酒のことを聞き、スポーツ好きならばスポーツのことを聞くのです。
会話がない状態で気まずいと感じているのはあなただけではなく、お客さんも同じことです。
私も経験があることですが、キャバクラにいってキャバ嬢と会話がなければお互いに変に気を使ってしまい、「せっかくお金を払って飲みに来ているのに、なんでこんなに気を使わなきゃいけないんだろう」と思ってしまいます。
また、元来は女性よりも男性の方がおしゃべりが苦手な生き物ですから、あなたがリードしてウンチク話を話せるように導いてあげましょう。
男という生き物は趣味に関する知識に貪欲なものですから、趣味については色々なことを知っており、何時間でも話せるくらいのウンチクを持っていることが多いものです。
しかし、そのようなマニアックな話は同じ趣味の人としか語れないもので、普通の人に話してもうんざりされてしまいます。
そのため、趣味の話をしたくてもできずにうずうずしていることが多いのです。
そこで、あなたがウンチク話を話す機会を与えてあげると、イキイキと話し始めることでしょう。
もちろん、それが男性的な趣味であればあなたにとっては全く興味がない内容であることもあります。
しかし、そこで興味がない素振りをしてしまっては元も子もありませんから、「へー!そうなんだ!」と大きなリアクションをすることが大切です。
このときのコツは、興味がないものに無理に興味を持つことはできませんから、イキイキと話すお客さんの姿を楽しむようにするのがポイントです。
お客さんのイキイキとした姿に興味を持ってウンチク話を盛り上げていくと、お客さんとは楽しく話すことができ、とても気分が良くなります。
お客様はあなたを「気分を良くしてくれる女性」と認識するようになり、評価が高まります。
第三のツボ:お客さんを頼る
第三のツボは、お客さんがあなたを追い続けたくなるツボです。
これは、あなたがお客さんを頼りにすることから始まります。
このツボを押すためには、まずお客さんの知識豊富な分野を特定します。
例えば、お客さんが不動産関連の仕事をしている人ならば、
「実は引っ越しをしようと思ってるんですけど、治安が良くて、家賃が安い街ってどこですか?○○さんなら仕事がら詳しいかなと思って!」
などと聞くのです。
車業界で働いている人ならば、
「車を買いたいと思ってるんですけど、よくわからなくって。安く買うためにはどうすればいいですか?」
と聞くと良いでしょう。
仕事にしていることならば必然的に知識豊富な分野となりますから、仕事にリンクさせてアドバイスをもらうのが簡単です。
もちろん、お客さんの趣味のことでもアドバイスはもらいやすいですし、人生経験豊富なお客さんならば色々なアドバイスを仰ぐことができるでしょう。
「私って人間的に幼稚なところがあると思うんですよね。なにか読んだ方がいい本はありませんか?」
などと聞かれれば、その質問の背景にはお客さんを人生経験豊富であること、人格的に素晴らしいと認めていることがありますから、お客さんの気分を良くすることができるでしょう。
この時の注意点は、本当の悩みごとは相談しないという事です。
今は解決しているものの以前悩んでいたことや、そのアドバイスがなくてもそれほど困らないことなどの軽めの質問にすべきです。
もし本当の悩みを相談してしまえば、アドバイスを聞くうちに辛くなり、冷静に話を聞くことが難しくなるかもしれないからです。
このようにお客さんを頼って話をさせると、良いことが起きてきます。
まず、お客さんは自分の得意分野を話すことによって、自分の重要性を認められたと感じ、満たされた気分になることです。
誰しも承認欲求を持っており、自分が重要な存在だと感じると嬉しく感じるのです。
また、お客さんに話をさせると、お客さんの情報があなたに伝えられるためお客さんの情報収集になり、同時にあなたの情報を伝える時間は減りますから、お客さんはあなたのことをあまり知ることができなくなります。
結果的に、お客さんはあなたのことを付き合いの割にあまり知らないという状態になり、色々知りたいからまた会いたいと思うようになります。
つまり、お客さんがあなたを追い続けたくなるのです。
男性は本能的にハンターですから、女性の全てを知りたいという独占欲を持っており、その独占欲を刺激してくれる女性を魅力的と感じるのです。
以上のように、お客さんに格好をつけさせ、気分を良くさせ、追いつづけたいと思わせることができれば、あなたは必ず多くのお客さんの強い支持を受けることができるでしょう。