クラブで働くホステスのアルバイトは時給が高く他のバイトでは得られないようなお金を短時間に稼ぐことが可能です。
しかし、その分求められることも多様。
ホステスとして働く上でのいいところと大変なところを把握してからバイトを探すようにしましょう。
クラブのホステスってどんなお仕事?
キャバクラの仕事は接客業の一つですが、同じようにドレスを着てお客様の相手をする仕事としてよく挙げられるのが「ホステス」です。
しかし、実は、ホステスというのはこれらの仕事をする人全般のことを指す言葉なので、キャバ嬢もホステスの一つといえるかもしれません。
それでは、一般的に言われるホステスといわれるのはどのような仕事なのでしょう。
一般的にホステスといわれる人が働いているのは、スナックやバー、そしてクラブが挙げられます。
なかでもクラブは、高級感があり、お金持ちの通うようなイメージの強い方も多いでしょう。
ホステスは、こういった場所でお酒を作って接客をするのが仕事です。
しかし、それだけでなく他の細かい作業も同時に求められます。
例えば、お客様がタバコを吸おうとした時に、ライターをさりげなく添えて火をつけてあげることも仕事の内容の一つです。
これは、クラブが登場するようなドラマでもおなじみのしぐさですから知っている方も多いでしょう。
さらに、汗をかいて濡れてしまったお客様のグラスをさりげなくタオルで拭いたり、トイレへ立とうとするお客様に何気なくハンカチを手渡すなど、ちょっとした部分にも気配りをしながらサービスを提供することも求められます。
最初のうちは、こういった動作がなじまずになかなか気づけないことがあったり、と大変なところだと感じてしまうかもしれませんが、慣れてくればきちんとできるようになってくるでしょう。
また、クラブによっても求められるサービスや服装、接し方に違いがあります。
高級クラブと呼ばれるような場所になると、髪の毛のセットが義務付けられていたり、ドレスにもデザインやスタイルに決まりがあったりすることが珍しくありません。
一方で、アットホームさを売りにしているようなお店では、服装もカジュアルで大丈夫というところもあります。
そのため、もしホステスのバイトをさがしているのであれば、事前にそのお店がどのような営業を行っているのかをきちんとチェックしておくと、実際に働く際に戸惑うこともないでしょう。
ちなみに、ホステスのカジュアル度は時給にもある程度関係してきます。
例えば、髪のセットが必要とされるような高級店では、時給が5000円を超すようなケースもあるような一方で、カジュアルの場合には2000円程度ということもあるようです。
それでも、普通のアルバイトと比べて圧倒的に高いのがホステスのいいところ。
自分に合ったところを見つければ、金銭面も含めて満足できるでしょう。
ホステスのいいところと大変なところ
これまで夜のお仕事をしたことがない方の場合には、ホステスのバイトをするといってもいったいどのような仕事の内容なのか、どういった技術や能力が求められるのかがイマイチわからないという方もいるかもしれません。
ここでは、ホステスのバイトは他のバイトと比べた時のいいところと大変なところをそれぞれ紹介します。
まずは、ホステスのいいところですが、ここでは大きく2つを挙げます。
そのうちの1つは、とにかく時給が良いことです。
他のアルバイトでは都心でも時給1000円を超えればそれなりによい時給だと感じるものですが、ホステスの場合には安くとも2000円以上、高いところになれば5000円から7000円程度が設定されていることもあります。
もちろん、時給が上がれば上がるほど、求められる身だしなみやコミュニケーション能力は高くなりますが、短い時間でこれだけお金を稼げるのはホステスの特権と言えるでしょう。
そして、もうひとつは人との丁寧な接し方や心配りや気づかいの仕方をはじめとした、「大人の付き合い方」についてのマナーを学ぶことができるという点が挙げられます。
一言でまとめると「コミュニケーションスキルが高まる」といっても良いかも知れません。
ホステスの仕事の内容は、お客様のためにお酒を作ったり、ライターでタバコの火をつけたりすることだけでなく、それらを通して「お客様に良い時間を過ごしてもらうこと」にあります。
そのためには、決してお客様が不快に思うようなことはしてはならないのはもちろんのこと、気持ちよくなってもらうために、その人の考え方を読んだり、品の良い立ち居振る舞いをしたりすることが求められるのです。
ホステスのバイトを始めたばかりのころは、なかなか上品にふるまうというのがうまくいかないことも多いでしょう。
そういう時には、先輩のホステスやママにアドバイスをもらったり実際に指導してもらったりする機会があるはずです。
接客業界のプロが、どういう気構えで接するべきかを教えてくれるのは非常に貴重なことですから、ホステスのいいところとしてこういった指導が受けられる、という点が挙げられます。
このような能力は人生のいたるところであなたを有利に導いてくれるでしょう。
一方で、ホステスの大変なところといえば、時給の発生しない時間外労働が少なからずあるというところです。
お客様の要請で同伴での食事を求められたり、メールや電話をしたりと、普段の生活の中にホステスの仕事の内容が入ってくることは大変なところだと感じてしまう方も多いでしょう。
しかし、こういった細かい部分が新しいお客様の獲得につながる大切なプロセスです。
時間外労働だからとおろそかにせずに丁寧に接するようにしましょう。