できるキャバ嬢は直感でお客さんとの相性を考えている

ここでいう「できるキャバ嬢」とは、たくさんの指名や延長や同伴などを得ていくことによって、たくさんのポイントを獲得し、高時給をもらっているキャバ嬢のことです。

キャバ嬢ならばわかることでしょうが、システム的にはすごく単純なものであっても、実際には難しいものです。

できるキャバ嬢はたくさんの指名を得ているのに自分は指名がなかなかもらえず、どうすればよいのだろうか、自分と売れっ子はどこが違うのだろうかと悩んでしまうキャバ嬢も多いことと思います。

そこで、本稿ではナンバークラスのできるキャバ嬢と売れないキャバ嬢はどこが違うのか、どんなスタイルで仕事をしているのか、ということを解説しようと思います。

お客さんとの相性を考える

できるキャバ嬢の特徴の一つに、自分と相性のいいお客さんを選んでいるということが挙げられます。

売れないキャバ嬢の傾向として、指名を増やしたいと思うあまりにやみくもに営業などをかけて嫌われてしまうことがあります。

営業努力はよいのですが、努力のベクトルが合っていなければ努力に見合った数の指名を得ることができないのです。

なぜならば、キャバ嬢もお客さんも人間だからです。

人間対人間の付き合いでは、どうしても相性があります。

 

相性が合わない部分を埋めるために、お客さんの好むようにキャラを使い分けるのは当然ですが、それでは埋まらないこともどうしても出てきます。

分かりやすく言うならば、どうしてもフィーリングが合わないというやつです。

これはキャバ嬢とお客さんだけではなく、男女の恋愛や女同士の交友関係でも感じることがあるものです。

営業の効率を上げて指名を増やしていくためには、お客さんと自分の相性を考えるのが一番です。

それほど可愛くないのにいつも彼氏がいる女性というのは、モテモテというよりは相性がいい相手にターゲットを絞って落としていることがあるものです。

 

それと同じように、お客さんの目利きをして自分と相性が良いお客さんを選べるようになれば、自然と営業効率は上がってきます。

目利きというと、なんだか骨董品の鑑定のような難しい印象があるかもしれませんが、それほど難しいことではありません。

直感を信じればいいからです。

人間の直感というのは大したものですが、特に女性の直感とはよく当たるものです。

直感という言葉を聞くと、なにもないところから急に何らかの巧妙が得られるものだと思っている人が多いことでしょう。

しかし、直感というのはそれまでの人生で積み重ねたものの中から浮かび上がってくるものです。

 

女性というのは、はるか昔から直感力が求められてきました。

例えば、狩りをして食料を得ていた時代、周りからのけ者にされてしまえば生きていけません。

男性は優れた身体能力やリーダーシップがあればのけ者にされることはありませんが、一般的に体力面やリーダーシップで男性に劣る女性は、直感力を求められてきました。

集団の中での立ち位置や求められていることを直感的に感じられる女性は、うまく生き延びていくことができたのです。

ですから、女性の直感力というのは伊達ではありません。

女性とは、遺伝子的に直感力が優れている生き物なのです。

 

だからこそ、初対面のお客さんに会った時に、直感的に「この人は私のことを好きそうだな」と感じることができたならば、その直感を信じて仲良くなっていくことができます。

もちろん、直感がすべて当たっているとは限りません。

しかし、ちょっと接していくうちに、最初の印象と違ってなんだか合いそうだと感じられたならば、その時は改めてお近づきになればよいのです。

直感的に合いそうだと思ったならば、次はそのお客さんの値踏みをしましょう。

値踏みというと、とてもいやらしく聞こえるかもしれませんが、できるキャバ嬢たちは多かれ少なかれお客さんを値踏みしているものです。

 

なぜ値踏みが必要かといえば、そうすることによってそのお客さんがどのくらいお金が使える人なのかを知ることができるからです。

直感的に好きになってもらえると感じ、実際に好きになってもらうことができたとしても、そのお客さんがあまりお金を使えないお客さんであれば、相対的に営業の比重は軽くしなければなりません。

それも、営業効率を上げるためには必要なことです。

値踏みの際には、まずは名刺を見ます。

名刺を交換することによって、そのお客さんの肩書きを知ることができれば、経済力を知る手がかりになります。

しかし、肩書だけという人も世の中には大勢いますから、そのほかに靴、ネクタイ、時計などの身に着けるものから判断していくことが大切です。

 

ブランド品を身に着けて小ぎれいにしているお客さんというのは、使うべきところにはきちんとお金を使える人です。

逆に、お金を持っていても身に着けるものにお金をかけていない人や汚くしている人というのは、ケチであることが多いものです。

ケチな人は、いくらお金を持っていても良いお客さんにはなりにくいものですから、これも営業効率を上げるためには比重を軽くしていく必要があります。

このほか、カードの種類や領収書をきれるかどうかも手掛かりになります。

支払の際にカードをさりげなくチェックし、ブラックやゴールドならばアタックしていく価値があります。

 

領収書を切れる人というのは、会社の社長であったり、会社内で接待費を使うことができる権限のある人と言う事ですから、これもアタックする価値ありですね。

また、領収書を切れる人は、接待で使ってくれる可能性もあり、その際にはさらに繋がりが広がっていくこともあるかもしれないので要チェックです。

もちろん、これは値踏みの結果お金がないと判断したお客さんは全く無視するという事ではありません。

お金がないお客さんでも、大切にしていれば月に1回や2回は通ってくれることでしょう。

できるキャバ嬢たちは、そのような小さなお客さんも大切にして、指名を積み重ねているものです。

しかし、そんな中でも効率よく指名をとっていくためには、お客さんを目利きし値踏みして、重要度を考え、計画的に営業していこうという話です。