キャバクラで働いているキャバ嬢は、キャバクラを通して色々なことを学ぶことができます。
中でも、人間関係を学ぶにはもってこいの場所でしょう。
キャバクラで人間関係を学ぶ
キャバ嬢になる前は人と話すのが苦手な人でも、キャバクラで働いているうちに話すことがうまくなるというケースはよくあることですし、色々なタイプのお客さんと話しているうちに、相手に合わせた気遣い方を学ぶことができるようになってきます。
また、マナーや礼儀、言葉遣いなどを学ぶこともできるでしょう。
対面での接客、メールでのお付き合いなどを通してコミュニケーション能力が身についてくると、たくさんのお客さんから指名されるようになってきます。
自分が指名しているキャバ嬢の人気が出て指名が増えていけば、より多くの経験を積むことになってキャバ嬢は成長していきます。
その成長をみるのはお客さんも楽しいと思うものです。
お客さんは自分のお気に入りの子の人気が出ることによって遠くの存在のように感じてしまうこともあるものですが、一生懸命に接客していればそれ以上に楽しいと感じるものです。
自分が気にかけている存在の成長を見ることは本来は楽しいものだからです。
子どもを見ることが楽しいと感じるのも、成長を見ていることが楽しいからにほかなりません。
このほかの要素として、屈託のない子どもが周りの人々を笑顔にするのは、子ども自身が周りの人が好きであり愛嬌を振りまいているからでもあります。
だからこそ、成長しようとしているキャバ嬢や、お客さんのことが好きで愛嬌を振りまくことができるキャバ嬢は必ず人気が出るものです。
残念ながら、今のキャバクラ業界には女の子を育てることに消極的なお店が多いのが現状です。
これは、キャバクラでは基本的に女の子の入れ替わりが激しいからです。
指名が取れるうちは大切にするのですが、指名が取れなくなってしまえば辞めてもらって別の女の子を入れればよいと考えている、女の子を使い捨てているお店が多いのです。
指名が取れているキャバ嬢に教育をほどこし、時に叱ることでキャバ嬢がヘソを曲げてしまうとやりにくくなるため、そうなるくらいならば教育をしない方がいいという考えです。
キャバクラ業界がそのような状態であるからか、キャバ嬢たちの品格も落ちてきたように感じます。
キャバ嬢の中には給料の前借や日払いを臆面もなく頼むキャバ嬢が増えていることからもそのことが分かります。
普通、給料の前借や日払いを頼むのは恥ずかしいことであり、お金が必要でも言いだすことはできないものですが、それが普通になりつつあります。
このことからも、キャバクラが成長の場所ではなくなっていることがよくわかります。
目的地を見つけよう
本当に良いキャバクラであれば、キャバ嬢の今後を見据えて教育をしっかりとしてくれるものです。
しかし、そのようなお店でも本人に成長したいという気がなければ、教育の効果が表れることはありません。
やる気がないキャバ嬢というのは、一生懸命仕事に打ち込むことなく、当然売れることもありません。
そのようなキャバ嬢に対しては、教育熱心なお店では初心を思い出させるように個人ミーティングなどを行うようにしています。
お店からしてみれば、お店が頼んで女の子に働いてもらっているわけではありません。
女の子の方が、お金が必要な事情があったり、キャバ嬢という仕事に興味があって働き始めたことでしょう。
そして、自分で面接を申し込んで働き始めたはずです。
キャバ嬢は簡単な仕事ではありませんから、うまくいかないこともあるでしょう。
しかし、うまくいかなくなった時に初心を思い出すようにすれば、自分がどうしてキャバクラで働き始めたかを再認識することができます。
初心にかえると、問題がシンプルに見えてくることでしょう。
今の働き方のどこがだめなのかがわかり、一生懸命に仕事しなければならない必要があるということも分かると思います。
つまり、自分の現在地をはっきりとさせることができるのです。
現在地がはっきりして本人がやる気になれば、目的地もはっきりとさせることができます。
ここでいう目標というのは、短期的な目標ではなく中長期的な目標です。
自分は将来どのような人間になりたいかを意識し、そのためにはどのように成長していけばよいかを考えましょう。
目的地ははっきりしているに越したことはありませんが、難しければ漠然とした物でも良いでしょう。
例えば「たくさんの人に好かれる人間になりたい」などといった、決して簡単ではない目標でも良いでしょう。
簡単に達成できる目標を中長期の目標として設定してしまうと、そこで成長は止まってしまいます。
簡単な目標は短期的な目標として設定するのは良いでしょう。
小さな成功体験を積み重ねることができます。
しかし、将来を見据えた目標を設定する際には、高い目標を設定することが大切です。
現在地が分かり、目的地を定めたならば、あとは仕事のやり方を考えていくだけです。
お店に指導を仰いでも良いでしょうし、当サイトの記事を参考にしても良いでしょう。
そうすれば、仕事を覚えながら自力で目的地に近づいていくことができます。
キャバクラは一生の仕事にできるか
キャバクラの仕事に一生懸命取り組むキャバ嬢は、仕事を通して自立することもできます。
キャバクラではそれなりのお金が稼げますし、成績を残して時給が上がればより多くのお金を稼ぐことができます。
また、経済的に自立をするだけではなく、精神的にも自立することができるようになるでしょう。
ほとんどの人は仕事を通して自立するものですから、キャバ嬢もキャバクラで働くことによって自立できるのは当然のことです。
キャバ嬢として一生懸命に仕事していけば、一流の気遣いを身に着けることができます。
その気遣いは、ほかの仕事にも十分に活かすことができるものです。
実際、学生時代にキャバクラで一生懸命に働いて気遣いを身に着け、卒業後に一般企業で働くときに気遣いを十分に活かしていく人もいます。
また、女性の自立をテーマにしているような熱心なキャバクラでは、キャバ嬢として働き始めた女性が、やがてはチーママやママ、支配人などになることでキャバクラを一生の仕事にできるようにしているキャバクラもあります。
もちろん、キャバクラを一生の仕事にするためには、キャバ嬢としてしっかり成長していくことが必要不可欠です。
成長することができれば、お客さんに感謝され、お金ももらうことができ、自立も見据えることができます。