キャバ嬢の一番の売りとなるのは、ルックスやスタイルではなく、接客技術です。
それでも、接客技術が高くても、太っているキャバ嬢は売れにくくなってしまいますから、スタイルも売れるための大きな要素と言えます。
しかし悲しいかな、キャバ嬢は様々な原因で太りやすいです。
そこで、太る原因と日常におけるちょっとした対策を知っておくことで、太らないように気を付けたいものです。
キャバ嬢にとってスタイルは重要
女性ならば、誰しも太りたくないと思っているでしょう。
ガリガリの体型へのあこがれを抱く女性も多いです。
最近でこそ、ガリガリは必ずしも魅力的とは限らないという認識も少しずつ広がり、痩せすぎている女性の中で「デブ活」などというものも見られますが、それは標準体型へのあこがれであって、デブへのあこがれというのはほとんど聞きません。
キャバ嬢も、太っていると大きなマイナスになります。
太っている女性を好む「デブ専」なる男性もいるのですが、全体からすれば少数派です。
ぽっちゃり体型を好む男性は少なくありませんが、「ぽっちゃり」という言葉の意味は曖昧で、デブ体型を「激ぽちゃ」と言ったり、それなりに肉付きが良い体型でも「ちょいぽちゃ」と表現したり、捉え方が難しいものです。
「ぽっちゃり」という表現を、しばしば太っていることへの逃げ道としてしまうこともあるので、体型を維持したいキャバ嬢としては、ぽっちゃりもあまり好ましくないと思います。
しかし、キャバ嬢の体型維持は決してラクではありません。
生活は不規則ですし、食生活も乱れがちですし、ストレスも多い仕事です。
とかく太る原因が日常の中に満ち溢れているのです。
それに流されて太ってしまうと、キャバ嬢としての魅力は損なわれてしまいます。
キャバ嬢にとって、売れるために最も重要な要素は接客技術なのですが、やはり人間は見た目が非常に重要です。
お客さんは見た目が良いキャバ嬢に惹かれ、注目し、色々話すうちに接客技術の高さにも惹かれ、指名するようになるからです。
太っている女性が好きな男性は多くありませんから、太っているキャバ嬢は、見た目から敬遠されてしまい、指名につながりにくくなります。
指名を受けるためには、敬遠されることなく、接客の機会を作っていかなければならないのですから、その意味でスタイルは非常に重要なのです。
ルックスならば、化粧や髪型などでかなりのレベルでごまかしが利きます。
スタイルも、色々な服装である程度ごまかすことができますが、キャバ嬢は露出の多いキャバドレスを着ますから、ごまかすことが難しいです。
したがって、見た目の要素としては、スタイルはルックス以上に重要なものと言えるでしょう。
キャバ嬢はなぜ太りやすいか
では、キャバ嬢はなぜ太りやすいのでしょうか。
キャバ嬢が太る原因には、主に以下のものが挙げられます。
生活の乱れ
人間のバイオリズムは、日が昇ったら起きて、活動し、日が沈んだら眠るというものです。
夜行性の動物を除けば、これが当たり前の生活です。
人間もこのリズムが備わっており、夜にたくさんのホルモンが分泌され、体が回復されます。
体が回復されるというのは、簡単に言えば、分泌されたホルモンによって代謝が活発化し、細胞が修復されるということです。
しかし、夜に起きて活動していると、分泌されるべきホルモンが分泌されず、代謝が低下します。
代謝が低下すると、老廃物が溜まって体がむくみ、それが太った見た目につながります。
また、消費されるべきカロリーが消費されず、それも太る原因となります。
また、体が修復されずに疲労が蓄積すると、その疲労を回復するべく、栄養の摂取に奔ることもあり、カロリーオーバーに陥ることもあります。
したがって、生活を乱れさせないことが重要なのですが、キャバ嬢という仕事柄、これが難しいのです。
アルコール
キャバ嬢はお酒をたくさん飲みますが、アルコールの摂り過ぎも太る原因です。
焼酎、ウイスキー、ブランデーといった蒸留酒のカロリーは、エンプティカロリーと言われるもので、太る原因にはなりません。
しかし、カクテルやビール、シャンパン、ソフトドリンクといったものをたくさん飲むキャバ嬢は、そこには糖質が含まれますから、それによってカロリーオーバーになることがあります。
また、たとえ蒸留酒であっても、アルコールを摂取すると満腹中枢がマヒしてしまいます。
それほど酔っ払っていないと思っていても、いつも以上に食欲が増すことが多いのです。
勤務中はそれほどたくさん食べることはないでしょうが、仕事が終わってから空腹を感じ、アフターで食べすぎたり、仕事帰りにレストランで食べすぎたり、帰宅してから夜食を食べすぎたりして、太ってしまうことがあります。
食生活の乱れ
生活の乱れとアルコールに加えて、食生活の乱れも原因となっています。
生活が乱れているだけに、食べるべき時に食べず、食べるべきでない時に食べてしまうからです。
また、同伴やアフターで太りやすいものを食べすぎたり、夜食で太りやすいものを食べすぎたりし、太る原因になってしまいます。
同伴とアフターに注意!
上記の通り、キャバ嬢の太る原因の一つには食生活の乱れがあります。
キャバ嬢ならではの、食生活を乱れさせる原因として、同伴とアフターの存在があります。
同伴やアフターでは、お客さんがキャバ嬢にごちそうするものです。
お客さんは、お気に入りのキャバ嬢とデート感覚になっていますから、かっこいいところを見せたいと思い、流行のお店やちょっと高いお店に連れていこうとします。
そうなると、同伴やアフターで食べるものは大体相場が決まってきます。
お寿司、焼肉、しゃぶしゃぶ、フレンチ、イタリアンなどです。
これらの食事は、塩分とカロリーが多く、塩分はむくみにつながり、カロリーは脂肪になり、太る結果を招いてしまうのです。
かといって、せっかく同伴やアフターをしているのですから、楽しまなければお客さんにも失礼です。
特に同伴は、キャバ嬢の稼ぎに直結する大切な仕事ですが、太るから嫌だと考えれば、同伴が辛く感じられてしまうこともあるでしょう。
そこで、同伴とアフターの際には、以下のことに注意しておくのが良いと思います。
太らないお店の選び方
太らない食事をするためには、まず太らないお店を選ぶことが大切です。
お客さんは、同伴やアフターを通し、キャバ嬢にかっこいいところを見せようとしています。
ですから、「お寿司を食べに行こう」、「焼肉に行こう」などと誘ってくることもあると思います。
もし、太りやすいメニューが多いお店に誘われたならば、
お肉も好きだけど、最近野菜不足なので・・・
イタリアンも好きなんですけど、最近和食をあんまり食べてないので、和食はどうですか?
などと提案するのがおすすめです。
また、お客さんが「どこのお店に行きたい?」、「何が食べたい?」などと聞いてくれた場合にも、「最近○○駅近くにできた和食のお店が気になってます」、「薬膳料理に興味があります」など、ヘルシーな料理が食べられるお店を提案してみましょう。
しかし同時に、お客さんも食事を楽しめるお店選びが大切です。
いくらヘルシーな料理を食べたいからと言って、サラダバーを提案しているようでは、お客さんは拍子抜けしてしまいます。
太らないメニューの選び方
また、お客さんがお店を決めて連れて行ってくれることも多いと思います。
それが、高カロリーのお店ということもあるでしょう。
例えば、焼肉店に連れて行ってもらったとします。
この時、焼肉だからと言って諦める必要はありません。
メニューの選び方によって、カロリーオーバーを防ぐことができるからです。
罪な食べ方の一例は、脂身のとても美味しいカルビに、糖質が多く食欲増進効果の高いタレをつけ、白ご飯をがつがつ食べてしまうというものです。
想像しただけでもやりたくなる食べ方ですが、これは間違いなく太りやすい食べ方です。
そこで、以下のように食べ方に気をつけましょう。
- お肉を注文するだけではなく、サラダを注文してまずそれを食べる。
- 脂身の多いカルビよりも、脂身が少ないタンやレバーを食べる。
- 少し脂身が欲しいなら、ロースにしておく。
- お肉だけではなく、サイドメニューの野菜や魚介類も焼いて食べる。
このようなちょっとした注意でも、やるとやらないとでは大違いです。
この考え方は、多くのお店で応用できるものですから、実践してみてください。
また、お客さんに注文を任せていると、男性が好みそうな高カロリーのお肉をたくさん注文されてしまい、食べないわけにもいかず厄介です。
キャバ嬢が「これとこれが食べたいです」などと野菜や魚介類などを提案すれば、キャバ嬢が積極的に食事を楽しんでいる印象を与えられるため、その意味でもプラスになります。
日常生活に注意しよう
以上のような理由によって、キャバ嬢は太りやすいリスクを抱えています。
油断して太ってしまうと、ダイエットも簡単ではありませんから、まず太らないことが肝心です。
そのためには、以下のことを心がけてみてください。
サプリメントの摂取
食生活が乱れがちなキャバ嬢は、栄養の偏りに注意したいものです。
しかし、正しい食生活を心がけている人でも、なかなか完璧な食事をとるのは難しいくらいですから、キャバ嬢が正しい食生活を送るのはもっと難しいといえます。
したがって、できるだけ食事に気をつけながらも、さらにサプリメントを摂取しましょう。
不足しがちなビタミンやミネラルをマルチに補ってくれるサプリは、誰が飲んでも効果的です。
ダイエットに運動を取り入れたい人は、燃焼効率を整えてくれるサプリなども良いでしょう。
運動をしよう
運動をせずに体型維持ができればそれでも良いのですが、ストレス発散もかねて運動ができればなお良いでしょう。
売れるキャバ嬢も、運動を積極的に取り入れている人が多いです。
動的な運動が好きならばジョギングやジムでの運動、静的な運動が好きならばヨガなどが良いでしょう。
体を温める
代謝が落ちやすいキャバ嬢は、代謝を高める工夫もしましょう。
運動や食生活も、代謝を高める工夫の一つなのですが、体を温めるのも手っ取り方法です。
キャバクラで働いていると、店内は空調が利いていて、ドレスは露出が多いですから、冷え性に悩むキャバ嬢も多いです。
そこで、半身浴をしたり、岩盤浴に行ったり、白湯を飲んだり、体を温める食べものを食べたりすることで、体を温めましょう。
ストレス解消に努める
ストレスを溜めないことも重要です。
ストレスが溜まったとき、それがどのような形で爆発するかは人それぞれですが、やけ食いしてしまう人も多いです。
それがスイーツのやけ食いなどになってしまうと、もう目も当てられません。
そのためにも、運動でストレスを解消したり、楽しいと感じられる趣味に取り組んだりすることも、非常に大切なことなのです。
食生活にちょっとした心がけ
同伴やアフターが多く、アルコールも多いキャバ嬢にとって、食生活の維持は大きな問題です。
同伴やアフターの気を付け方は上記の通りですが、それと同時に夜食にも気を付けたいものです。
お酒を飲んで帰宅し、何も考えずに夜食を食べて寝るような行為は避けたいものです。
例えば、野菜スープを飲む、糸こんにゃくでつくったラーメンを食べる、湯豆腐を食べるなどが考えられます。
どれも共通するのが「温かい食べ物」ということです。
低カロリーで温かいものを食べると、代謝も上がりますし、食べるのに時間がかかるため、ゆっくり食べて満腹感も大きくなるからです。
もちろん、低カロリーで温かいからと言って、消化の悪いものや香辛料などは避けてください。
消化の悪いものは胃腸に負担をかけて疲労回復の妨げになり、香辛料は神経を刺激して睡眠を妨げてしまいます。
まとめ
好みが分かれるルックスのキャバ嬢でも、接客技術を高めることで売れっ子になることができますから、ルックスは決定的な要素ではありません。
しかし、売れっ子キャバ嬢に、体型が大きく崩れた女性はいません。
モデルのようなスタイルになる必要はありませんが、標準的なスタイルをキープしておくことは、キャバ嬢にとって非常に大切なことです。
皆さんも、スタイルをキープするように心がけましょう。
スタイルに気を付けておくと、体の微妙な変化にも気づきやすくなりますから、体調の変化に合わせた働き方もできます。
また、ストレス解消にも心がけ、心の調子も気遣うことができます。
スタイルを維持していくことは、キャバ嬢としての健全な働き方につながることでもあるのです。