キャバ嬢は華やかな仕事であり、自分の能力だけでたくさん稼げる可能性もあることから、キャバ嬢に憧れてキャバクラの世界に入る女性も少なくありません。
しかし、キャバ嬢の仕事は外から見ているほど簡単なものではなく、様々な苦労がつきものです。
もしあなたが、そのような苦労をしたいと思っておらず、そこそこ稼げれば良いと思っているならば、キャバクラ派遣が向いているかもしれません。
キャバ嬢の社会的地位の向上
すっかりキャバ嬢という仕事が身近なものになった昨今、キャバ嬢として働いてみたい!と思う女性も多いと思います。
以前はキャバ嬢に限らず、夜の世界で働いている女性というものは、どこかワケありな印象を持たれるものでした。
これには色々な理由があるでしょうが、実際にワケありな女性がたくさん働いていたのも事実です。
しかし、最近ではそんな風潮もすっかり変わってしまいました。
そのことには、やはり社会的な旧道徳がかなり廃れて来たことが大きいでしょう。
道徳の退廃を叫ぶ声も多く、この声には納得できる部分も多いのですが、それによっていいことがあったのも事実です。
女性の社会進出が進みましたし、夜の世界で働く女性に対しても社会が寛大になりました。
そのことによって、夜の世界で働く女性が肩身の狭い思いをすることなどほとんどなくなりましたし、むしろキャバ嬢をしていることを誇りに思う女性さえ多くなりました。
なぜキャバ嬢が誇れる仕事になったのでしょうか?
それはキャバ嬢という仕事が、憧れの対象としてみられるようになったことが大きいと言えます。
キャバ嬢の読者モデルを多数抱える雑誌が飛ぶように売れたり、キャバクラをテーマにした漫画やドラマが人気を博したり、そのような背景もあってキャバ嬢に憧れる女性が増えたのです。
実際に、2000年代半ばに女子中高生を対象として「将来なりたい職業」のアンケートを取った結果、キャバ嬢が上位にランクインしています。
女子中高生にとって、キャバ嬢は雑誌モデルになるくらい可愛く、綺麗なドレスを身にまとい、ブランド品も余るほど持っていて、お金持ちの男性を手玉にとってたくさんのお金を稼いでいます。
なにより、そのキャバ嬢たちの多くは目立った学歴や職歴があるわけでもなく、もちろん良家の出身でもありません。
学歴社会や固定観念にとらわれがちな社会へのアンチテーゼとしての側面も持っており、自分の美貌や接客術だけでたくさんのお金を稼ぎ、社長などの社会的地位を持った男性にも擦り寄られる存在なのですから、そんなキャバ嬢たちが、女子中高生たちにとってはかっこよく、キラキラしており、強い憧れを抱くというのは、なんら不思議なことではないのです。
このような憧れから、高校を卒業したらすぐにキャバクラの世界に飛び込む若い女性も増えました。
また、女性の社会進出が進んだとは言え、まだまだ十分とは言えない状況です。
そのため、いったんは社会に出て働いてみたものの思うに任せず、女性としての強みを生かした生き方を模索した結果、キャバクラの世界に飛び込む女性もいます。
こうして、社会がキャバクラに寛大になり、キャバクラに自ら飛び込む女性が増えた結果、キャバ嬢はいっそう社会から受け入れられる職業となっているのです。
苦労も多いキャバ嬢の世界
しかし、キャバクラの世界に入ってみて、想像以上の厳しさに困惑する女性も多いものです。
特に、社会経験のない女性が、キャバ嬢に対する単なる憧れだけで入った場合には、後悔の度合いも強くなります。
社会経験のある女性ならば、時給3000円という数字がどれほどすごいものなのかをよく知っており、それに見合う苦労があることを覚悟してキャバ嬢になります。
また、一定の秩序の元に回っている昼の世界でも楽ではないのに、夜の世界では人々が酔っ払っており、ある意味無秩序な中で働かなければならないのですから、さぞかし辛いものだろうということを覚悟しています。
ですから、もとより腹をくくってキャバクラの世界に入り、色々な辛いことにも耐えて行けることが多いのです。
キャバ嬢同士の人間関係が辛い
しかし、単なる憧れで安易にキャバ嬢になったら悲惨です。
キャバクラで大変なことには色々ななことがありますが、中でも人間関係の辛さは他の業種と比べ物になりません。
そもそも、看護師などの大部分を女性が占める世界では、女性独特の人間関係に悩むものです。
キャバクラでは、キャバ嬢同士が競争して指名を獲得し、成績表が貼り出されてランクづけされるような世界ですから、嫉妬が渦巻いているのが普通です。
後輩のキャバ嬢が先輩のキャバ嬢を追い抜いたら、先輩のグループが「ナマイキだ」と攻撃してくるようになった。
ルックスが非常にいい新人キャバ嬢がいきなり上位ランクにつけたら、危険を感じた上位の古参グループが総がかりでいじめて追い込み、お店を辞めるよう仕向けた。
他のキャバ嬢にお客さんが乗り換えたことで、指名客を取った・取られたで掴み合いの喧嘩になった。
普通の女の世界でもよくある陰口、派閥争いなどは序の口で、それ以上に凄まじい人間関係が展開されていることも少なくありません。
お客さんとの人間関係が辛い
辛いのはキャバ嬢同士の人間関係ばかりではありません。
お客さんとの関係もキャバ嬢の悩みのタネになることがよくあります。
これは、お客さんからしつこく言い寄られて困るという軽いものから、お客さんを振ったらストーカー被害に遭ったという怖いものまであります。
しかし、言い寄られるというのはお客さんにとても気に入られているということですから、扱い方次第では非常に良いお客さんになってくれます。
また、ストーカー被害などは頻繁にあるものではありません。
それよりもキャバ嬢がよく悩むのが、お客さんへの営業です。
お店では、勤務するキャバ嬢がお店にお客さんを呼んでこそ、売上を上げることができます。
そのためには、キャバ嬢にはお客さんに営業メールを送るように指導しなければなりませんし、強制的に同伴をさせるためのノルマを設けることもあります。
また、お客さんとの良好な関係を維持する上で、アフターを推奨しているお店もあると思います。
もうお気づきかもしれませんが、営業メール・同伴・アフターといったことは、すべてキャバクラでの勤務時間外にこなさなければならないことであり、それだけに負担も大きいのです。
そもそも、キャバ嬢という仕事は精神的負担が大きく、お酒を飲むことや昼夜逆転になることから肉体的な負担も大きい仕事です。
勤務時間でない時くらいは解放されたいと思うことでしょう。
しかし、お店は営業をするように言ってくる・・・アルバイト感覚でキャバ嬢をやっている女性にとっては、「こんなはずじゃなかった〜」ということにもなりかねません。
もちろん、多くのキャバ嬢がこのように思っているのは事実であり、だからこそ勤務時間外の取り組みをきちんとこなせる一部のキャバ嬢がだけが売れっ子になれるのです。
しかし、例えば昼間は学生をしているキャバ嬢が、学費を効率よく稼ぐためにキャバ嬢をやっている場合、必ずしも売れっ子になる必要はありません。
本分は学業ですから、勤務時間が終わったらアフターをせずに帰ってしっかり寝て、朝はきちんと起きて学校に行き、営業メールなど送らずに学業に勤しみ、学校が終わってからキャバクラに出勤するので同伴の余裕もない、というのが普通です。
ですから、このようなキャバ嬢にとっては、営業によって生じる負担はできるだけ避けたいところです。
しかし、キャバ嬢として働いていながら、営業を避けて通ることなど可能なのでしょうか?
実は、可能なのです。
売れっ子になってガッツリ稼ぐのではなく、それなりの時給を稼ぎながら気軽に働きたいと思っているならば、「キャバクラ派遣」という働き方があります。
憧れのきらびやかな世界で、高時給で働くことができ、時間のある夜の時間帯で働くことができ、それでいて人間関係や営業などに悩まされないという、ある意味いいとこ取りの働き方が、キャバクラ派遣です。
では、キャバクラ派遣とはどのようなものかを具体的に見て行きましょう。
キャバクラ派遣とは?
キャバクラ派遣とは、その名の通り、キャバクラ派遣を行う会社に登録をしておき、人手不足のキャバクラ店に派遣されて働くことです。
したがって、キャバクラ派遣で働くキャバ嬢は、特定のキャバクラ店に在籍することはなく、様々なお店に出向いて単発で働くことになります。
特定のお店に在籍しないということは、そのお店との雇用契約を結んでいない状態ですから、例えば「週に最低3日はオープンラストで働かなければならない」というような縛りはありません。
また、特定のお店に在籍すればお客さんから指名されることもありますが、在籍していないのですからそのようなこともなく、勤務内容といえば主にヘルプで席に着くことです。
もちろん、指名客を取ることがないため、指名ノルマ、同伴ノルマ、アフターなどもこなす必要はありません。
お店のスタッフやキャバ嬢との付き合いもその日限りですから、人間関係で悩むこともありません。
さらに、派遣であるため給料が全額日払いとなっていることも、サクッと稼ぎたいキャバ嬢には好都合です。
では、これらのことを踏まえ、キャバクラ派遣のメリットを見ていくことにしましょう。
メリット1・自由な働き方ができる
キャバクラ派遣では、働きたいと思った時に出勤の希望を申請して働くことになるため、基本的には自分の都合に合わせて働くことができます。
例えば、学生をしながらキャバクラで働いている女性が、火曜日と木曜日は授業が午後からで午前中は休みであるならば、月曜日と水曜日は夜遅くまで働いても学業に差し支えがありません。
そんな時には、そのスケジュールに合わせて出勤希望をしておき、毎週月曜日と水曜日にだけ派遣されて働く、ということができます。
同様に、夏休みはガッツリ稼ぎたいから出勤希望をたくさん出しておく、試験期間中は時間がないから一切出勤しない、というようなことも可能です。
同様に、昼間はOLとして働いている女性は、平日は忙しいことも多いでしょうから、翌日が休みとなる金曜日や土曜日にだけ出勤して副業をこなす、という働き方もできます。
これが、特定のお店に在籍して働く普通のキャバ嬢ならばどうでしょうか。
たしかに、普通のキャバクラでも「週1日からOK!」としており、実際にそのような働き方ができるお店もたくさんあります。
しかし、週に1回しか出勤しないキャバ嬢と、たくさん出勤するキャバ嬢とでは、スタッフの扱いやお店の様々な待遇でも差が出てくるものです。
出勤が少ないからといって給料を下げられるというようなこともあり得ます。
また、イベントの時期はお店にとって稼ぎどきですから、クリスマス、誕生日、バレンタイン、ハロウィンといった大きなイベントがある日には、いつもは週一での出勤を認められているキャバ嬢でも、強制的に出勤させられることもあります。
しかし、このようなイベントの時は友達や彼氏と過ごしたいと思っている女性が多いでしょう。
専業でガッツリ稼ぎたいならばイベントは積極的に出勤しようと思うものですが、アルバイト感覚でゆるく稼ぎたいと思っているキャバ嬢ならば、イベントまで頑張って働くのは辛いものです。
キャバクラ派遣ならば、イベントの時には出勤希望を出さなければ働かなくても良いわけですから、なんら問題はありません。
さらに、キャバクラ派遣では急な予定変更にも対応していることが多いため、体調が悪くなれば出勤をキャンセルすることもできます。
また、学生キャバ嬢が就職活動をしながら働いている場合などには、就活費用を稼ぐために働きたいものの、ギリギリまでスケジュールがわからないということもあるでしょう。
そんな時にも、キャバクラ派遣ならば対応可能です。
メリット2・お客さんとの関係を持たなくていい
特定のお店に入ってガッツリ稼ごうと思えば、お客さんと親しく繋がって指名を増やしていく必要があります。
お店によってはノルマがあり、指名や同伴を強制的にこなさなければならないこともあります。
そのため、ノルマを達成するために、お客さんに「同伴してもらえませんか?」「今日は何してますか?よかったら会いたいな」といった営業メールを送らなければなりません。
営業メール以外にも、お店に来てくれたお客さんや同伴してくれたお客さんに対して、お礼のメールを送るなどマメな対応が必要です。
このため、出勤時間でもない時間帯にお客さんにメールを送ることも、当たり前にこなしていくことが求められます。
副業で働いているキャバ嬢の中には、昼間は本業や学業で忙しく、このような営業を行うことが大きな負担となり、キャバ嬢を長く続けられなかったという人もたくさんいます。
また、お客さんにこのような営業メールを送るということは、お客さんと連絡先の交換をしなければならないということです。
専業キャバ嬢ならば、プライベート用の携帯と仕事用の携帯を使い分けていることもありますが、アルバイト感覚のキャバ嬢はそれをしないほうが多数派です。
したがって、連絡先を交換すればプライベートの携帯を使うほかなく、友達や彼氏とのやりとりもお客さんとのやりとりも一台でこなすことになります。
そうなると、お客さんに「〇〇さんと会いたいな♡」などとメールを送り、それが彼氏に見つかって喧嘩になるということもありますから、これもキャバ嬢の悩みの一つとなります。
キャバクラ派遣ならば、特定のお店に在籍することはありません。
働く際にもヘルプとして働くことがほとんどです。
ヘルプで働くということは、すでに指名するキャバ嬢が決まっているお客さんに着くことになりますから、連絡先を交換することもありません。
キャバ嬢同士が指名客を取った・取らないの喧嘩にならないように、他のキャバ嬢の指名客と連絡先を交換することはご法度ですから、万が一お客さんに連絡先の交換を迫られても、「お店から禁止されているんです」といっておけば問題ありません。
また、指名を取る必要がなく、同伴ノルマもないキャバクラ派遣では、指名を取るための営業メールが一切必要ありません。
お客さんと連絡先を交換しないということは、プライバシーを守ることでも役立ちます。
特定のお店で働くキャバ嬢ならば、指名客と親しくなった結果、お客さんが惚れ込んでしまって交際を申し込んだり、ひどい場合だと結婚を申し込んだり、挙げ句の果てにストーカーになってしまうこともあります。
私が知っているケースでは、既婚者のお客さんがキャバ嬢と相思相愛であると思い込み、キャバ嬢がはぐらかしていたところ「自分が既婚者だからだ」と勘違いをし、キャバ嬢と一緒になるために奥さんと離婚して結婚を申し込んだというものがあります。
当然ながらキャバ嬢が断ると、「騙された」「俺はあの子のために離婚までしたのに」「俺の人生、あの子にめちゃくちゃにされた」と怒り、ストーカーになってしまったというものがあります。
お客さんとの関係がこのようにこじれてしまうと、おそろしい目に遭うこともあります。
ですから、お店に在籍して働くキャバ嬢も、お客さんにはメールアドレスだけ教える、電話番号は本当に信頼できるお客さんにだけ教える、それ以外の個人情報は絶対に教えず住所も嘘をつく、あとをつけられて住所がバレることがないように実家住まいであると伝えておく、などの対策を取っています。
しかし、それらの対策を取っていたとしても、誤送信によって情報が流出したり、プライベートのSNSを特定されて個人情報が知られてしまうなどの危険性があります。
実際にあったケースを見てみても、学生キャバ嬢がプライベートのインスタグラムを特定され、プライベートの行動がお客さんに筒抜けとなり、通っている学校や住んでいる地域を特定されてしまったというようなことがあります。
キャバクラ派遣ではお客さんと連絡先を交換することがないため情報が流出する可能性がなく、そもそも深い付き合いにはならないのですからストーカーなどの被害にあう可能性も極めて低いといえます。
メリット3・ノルマがない
メリット2でも少し述べましたが、キャバクラ派遣ではノルマがありません。
指名ノルマや同伴ノルマがないのです。
指名ノルマをとは、決められた期間内に決められた指名を取ることを義務付けられるもので、そのノルマを下回れば時給を下げられたり、罰金が科せられたりするお店もあります。
同伴ノルマも同様です。
同伴とは、お店に出勤する前にお客さんを食事に誘い、一緒にお店に行くことによって、開店間もないお店にお客さんを連れ込むという営業方法です。
同伴ノルマは、決められた期間内に決められた数の同伴をこなすというほかに、特定の日が同伴指定日となっており、その日には必ず同伴をしなければならず、できなければ罰金が科せられるということもあります。
このノルマをこなすためにキャバ嬢たちは営業メールを必死に送るのですが、キャバクラ派遣ならばそのような必要はありません。
メリット4・人間関係で悩まなくていい
4つ目のメリットは、人間関係で悩まなくて良いというものです。
すでに述べた通り、キャバクラではかなりドロドロとした人間関係になっているお店が多く、人間関係が原因で辞めてしまうキャバ嬢も非常に多いものです。
キャバ嬢同士が競争しているため、トラブルが起こりやすく、そこから悩みも生じてくるのです。
人間関係に悩んで辞めたキャバ嬢にインタビューをしてみても、指名客を取られたと言いがかりをつけられた、態度が気に入らないと言って無視された、古参のキャバ嬢の成績を追い抜いたらイジメにあった、黒服がえこひいきしてひどい扱いを受けたなど、色々なものがあります。
実際の例を紹介するならば、あるキャバ嬢が頑張って営業をして成績を伸ばし、上位ランクに食い込んでいったところ、先輩たちにイジメられたというものがあります。
先輩キャバ嬢たちは、彼女を自分たちの地位を脅かす危険分子とみなしてイジメたのです。
そのイジメ方というのも、あることないこと噂を流す、ものを隠す、ヘルプに着いた時に全く協力しない、指名客に「〇〇ちゃんって、枕してる(お客さんと肉体関係を持って指名を取っている)って知ってました?」とありもしないことを伝えるなどというものでした。
そのキャバ嬢は精神的に追い詰められてお店を辞め、対人恐怖症になってしまったそうです。
売れっ子キャバ嬢になるならば、このような人間関係の中でもうまくやり過ごしていかなければなりません。
それができないならば、キャバクラ派遣がおすすめです。
キャバクラ派遣ならば、そのお店で働くのは一日きりですから、人間関係に悩んだり、トラブルに巻き込まれたりすることはありません。
メリット5・お金をかけずに働ける
普通、キャバクラで働くためにはそれなりの投資が必要となるものです。
毎日同じドレスで出勤するわけにはいきませんから、複数のドレスを持っていなければなりません。
もちろん、ドレスのレンタルを行なっているお店もありますが、体型が合わずに着られないということも多く、やはり自分のドレスを持っておいた方が良いのです。
ドレスだけではなく、パンプスなどにも同じことが言えます。
キャバ嬢の履くパンプスは、プライベートで履くものに比べてヒールが高かったり、派手なデコレーションがついていたりするため、完全に仕事のためのパンプスになってしまいます。
このほかにも、ハンカチやライターといった持ち物も、キャバ嬢にとっては必需品ですし、それらを入れるポーチも必要です。
あまり安物を持っているのもみっとないため、それなりのものを揃えておかなければなりません。
このことから、キャバ嬢は身なりにそれなりの投資をしなければならないのです。
しかし、キャバクラ派遣ならば問題ありません。
キャバクラ派遣ではドレスや靴を貸し出していますが、登録しているキャバ嬢の絶対数が非常に多いため、お店が用意しているものに比べてサイズやデザインの種類が豊富です。
したがって、サイズがなくて着るものがないということはほとんどありません。
レンタル品は着回しだから着たくないという場合でも、ドレスを一枚とそれに合うパンプスを一つ、そして必需品を揃えてしまえば、毎回違う派遣先に行くのですから毎回同じものでも問題ありません。
メリット6・給料が日払い
特定のお店に在籍して働く場合でも、特別な理由があれば日払いにできることが多いものです。
しかし、基本的には週払いや月払いなど、ある程度の期間分の給料をまとめて払うシステムになっています。
そのため、すぐにお金が必要なキャバ嬢にとっては、日払いが認められなければ給料日まで生活が成り立たないということもあり得ます。
これに対して、キャバクラ派遣では全額日払いです。
お金がすぐに必要という場合には、働いたその日にもらうことができますから、サクッと稼ぐのに適しています。
デメリットはある?
では最後に、キャバクラ派遣にはデメリットはあるかを考えてみましょう。
ここまで読んでみて、キャバクラ派遣はさぞかしいいことづくめのように思えたかもしれません。
しかし、これらのメリットはデメリットにもなり得るものです。
特定のお店に在籍して働かないということは、腰を据えて働きガッツリ稼ぐということとは無縁です。
お客さんに営業メールを送る必要がないということも、めんどくさくないことの反面、親しい付き合いをするお客さんを持つことがなく、安定的に大きな収入を得たり、イベントの時にプレゼントをもらったりすることもできません。
私がインタビューした元派遣キャバ嬢の女性は、最初はキャバクラ派遣で働いていたものの、たくさん稼ごうと思えば難しいことから、結局はお店に在籍することを選びました。
彼女のようなキャバ嬢も多いようです。
キャバクラ派遣では、気軽に働ける反面、自分の可能性を試したり、努力によってたくさん稼ぐことができないというのがデメリットなのです。
したがって、気楽に働くためにはキャバクラ派遣は非常に良いのですが、ガッツリ稼ぎたいと思っているならばお店に所属した方が良いでしょう。
まとめ
キャバクラ派遣では、キャバ嬢にありがちな大変さをそれほど味わうことなく、気軽に働くことができます。
そのため、単なる高収入アルバイトとして、自分に都合が良いように働きたいのであれば、キャバクラ派遣が向いているでしょう。
また、キャバクラ派遣の強みを生かせば、気楽に働く以外の活用もできます。
例えば、これからキャバ嬢になりたいと思っている女性が、キャバ嬢の仕事を体験してみたいものの、特定のお店を決めて体験入店する自信がないならば、キャバクラ派遣で体験してみればいいのです。
キャバクラ派遣で色々なお店で働けば、色々なお店の雰囲気を肌で感じることができますから、自分が働きたいお店を探すのにも使うことができます。
本稿をお読みの皆さんも、特定のお店を決めずにとりあえずキャバ嬢をやりたいというのであれば、キャバクラ派遣を使ってみると良いかもしれません。