キャバクラで働き人気キャバ嬢になるためには、多くの人に気に入られる女性になる必要があります。
そのためには相手の心に潜り込むスキルが必要になりますが、それを得るためにはどうすればよいのでしょうか。
会話の本質を理解しよう
相手の心に潜り込むスキルを得るには、会話が欠かせません。
このことは、会社で働く営業マンと比較するとよく分かるでしょう。
会社で働く営業マンは、客との会話を通じて製品を売り込みます。
会話が主な業務であるため、当然会話の機会は多く、会話は重要な仕事となります。
客に商品を売るために、知恵を絞って会話を行うのです。
キャバ嬢はどうでしょうか。
キャバ嬢が客に売るのは夢と時間と空間です。
これらの商品は、客が来店してくれることによってはじめて成立します。
キャバ嬢にとっての会話は、これらを売るためのプロセスではなく、商品そのものです。
会話の内容次第で、客の次回の来店も左右されます。
だからこそ、キャバ嬢にとっては会話上手であることが必須の条件となります。
会話は、話し手と聞き手の両者が存在することで成立します。
よく「会話はキャッチボール」と言われますが、キャバクラでもおなじです。
客が話す内容に応じて、キャバ嬢はうまい具合に言葉を返していきます。
会話術の本では聞き上手であることをすすめる本がありますが、少なくともキャバクラでは聞き手であるだけではだめです。
話し手になる必要はありませんしキャバ嬢がペラペラとしゃべってしまうのは良くありませんが、適切に反応する「聞き上手」でなければならないのです。
悪い手本を目指さない
会話上手になろうと思う時に大切なことは、「お客さんとこんなふうに会話したい」という光景をイメージし、それを目指すのが一番良い進め方です。
何度もこのイメージを描きながら、出来ると思い込むことが大切です。
逆に、もし悪いイメージ、間違ったイメージを持ってしまうと、会話は下手になってしまいます。
世の中で会話上手とされている有名人はたくさんいますが、キャバ嬢の目標としては好ましくないケースがあります。
その例を見ていきましょう。
明石家さんま
明石家さんまは会話がすごく上手なイメージがありますね。
たくさんのゲストを相手にして、全員に話題を振ったりうまく切り返したりしますが、特殊な才能を持っているからこそできることです。
真似しようと思ったところで真似できるものではありませんし、ヘンテコになってしまうのが関の山でしょう。
明石家さんまのような超人レベルの人を真似するのはやめましょう。
むしろ、明石家さんまのテレビ番組の中には、キャバ嬢のマインドに悪影響を与えるため、あまり見ない方が良いものもあります。
一つ目が「からくりテレビ」です。
からくりテレビでは、動物や外人、子ども、老人などを対象として面白おかしい番組にしています。
中村玉緒も出演し、天然ボケで成り立っている番組ともいえます。
他の番組でおバカキャラが人気を集めていることからも、天然ボケがウケる風潮がありますが、天然ボケは真似できません。
真似できればそれはもう天然ではありません。
真似してもわざとらしくなって寒いです。
そもそも、天然ボケというのは笑わせようと思ってやっているのではなく、その天然っぷりが笑われているだけです。
笑わせることと笑われることは違います。
もし天然ボケによって客から人気が出たとしても、笑われている内は常に飽きられるリスクがあります。
そのリスクを避けるためには、笑われるキャバ嬢から笑わせるキャバ嬢にならなければなりません。
次に、「恋のから騒ぎ」。
暴露話で笑いを取る番組ですが、暴露話はキャバクラにふさわしくありません。
テレビ番組であれば、暴露する出演者とそれを見て面白がる観客との関係ですが、キャバクラにおける客とテレビにおける視聴者の関係は同じものではありません。
客は視聴者ではないのです。
もし「実は、この前のアフターの時に○○さんにホテルに誘われたんだ。ありえないよね~」などと暴露すると、客は「俺もこんな風に思われているのかな」と思われてしまうかもしれません。
ビートたけし、タモリ
ビートたけしやタモリも真似してはいけない芸能人です。
司会者は、ゲストを迎えてゲストたちの持ち味を引き出すのが仕事ですが、彼らの場合は他の司会者と違うところがあります。
それは、自分を主体として番組を進めていくという事です。
見方を変えてみると、司会者の彼らがメインゲストのように番組が進んでいくこともあります。
ビートたけしは映画監督でもあり、海外の映画祭でグランプリを取る事もあります。
タモリには首相から電話がかかってくることもあります。
世間には、彼らを認め、憧れている人が大多数を占めています。
彼らの番組を見るときには、ゲストの発言よりも、彼らがどんな発言をするのだろうかと注目のまなざしで番組を見ます。
このような前提があってこそ、番組が時に彼らを中心として進行しても成り立つのです。
また視聴者もゲストは眼中になく、彼らを観るために視聴しているひとが大勢います。
これも、普通の人がまねしたところで真似できるものではありません。
大切なのは、こういったテレビを見たときに楽しいと思ったならば、自分もこうなりたいと短絡的に考えるのではなく、「なぜ楽しいと感じたのか」と考えることです。
そうすると、楽しいと感じさせてくれた有名人が、自分は持っていない特殊なスキルで楽しませてくれていると分かるものです。
それがわかると、目指そうとは思わなくなるでしょう。
では、普通のキャバ嬢でも学ぶことができ、目指すことができる有名人にはどのような人がいるのでしょうか。
良い手本は誰?
良い手本を挙げてみましょう。
島田紳助は良い例です。
彼は黒い付き合いがあったため今や過去の人となってしまいましたが、それでも会話の技は一流でした。
たしかに、一流ですから簡単に真似はできませんが、目標の一人として学んでいくことはたくさんあります。
まずは、会話のテンポです。
彼のトークの方法を分析してみると、相手の話に突っ込みどころがあった場合には、小さく突っ込みます。
すると小さな笑いが起きます。
次にアップテンポの会話をし、間を設け、大きな笑いへつなげます。
これが彼の会話の手法です。
小さな笑いで視聴者は気が緩むのですが、次にアップテンポの会話に進むため、一度気を緩めた視聴者は慌てて話に耳を傾けます。
そして間があると次は何を言うのかという緊張感・ドキドキ感がピークになり、そこに大きなオチがくると爆笑してしまうのです。
間を作るのはとても大切なことです。
もしあなたが、自分では会話が上手だと思っているにもかかわらずウケが悪いならば、果たしてうまく間を作ることができているかどうかを考えてみてください。
アップテンポで話すと相手はテンションが上がっているため、間を持たせて相手の緊張感を高めなければいけません。
それがあれば、大して面白くないオチであっても笑いが生まれます。
次に、その場で考える力です。
彼のトークを見ていると、彼はいくつか前の会話を覚えており、会話が進んで周りが忘れたころに前の会話からボケやコメントを作ることによって笑いを生みます。
他にも、収録会場に来ている客の反応を観察して、皆の思っていることを代弁して突っ込みを入れたり、質問をしたりします。
トークに夢中に見えるかもしれませんが、実は冷静に周りを見ながらトークを進めています。
彼ほどにはなれなくとも、イメージとして抱いておくのは良いでしょう。
トーク番組を見てみよう
上で紹介した芸能人は、皆バラエティー番組の司会者です。
キャバ嬢がスキルを磨く参考にするためには、バラエティ番組の中でもトーク番組が良い参考になります。
お笑いをメインの仕事としていない人でも、トークがうまい人はいます。
必ずしも笑わせることができる人が会話上手な人というわけではありません。
笑いを取ることができなかったとしても、自分の気持ちをうまく伝えることができ、相手の気持ちを理解することができ、お互いに楽しいと感じられる会話が出来るのが会話上手な人です。
例えば、上沼恵美子がいい例です。
彼女を見ると分かりますが、一流の芸能人はその番組に求められる自分の役割を知り、それをこなすことに集中します。
これが分かっている人がゲストとして出演すると、その番組ではよいゲストになります。
彼女が司会をしたときは、相手によってトークスタイルを変えることもできます。
また、彼女は客が彼女に求めているものを知っています。
そのため、嫌いな芸能人などの話題になった時には、ここぞとばかりに盛り上げます。
自分もゲストに同調して体験などを話し、盛り上げていきます。
自分の役割をわきまえているからこそできることです。
自分の役割を意識的にこなすこと以外にも、参考になる点はあります。
例えば表現力です。
表現力を豊かにする一つの要素はボキャブラリーですが、これに限ったことではなく、上手な間の取り方、テンポを変える力、声に強弱をつける、表情や視線の動きを考える、しぐさを多彩にする、スペースを活用するなどによっても表現力を豊かにすることができます。
これができるからこそ、上沼恵美子のトークにはメリハリがあり、特有の雰囲気を作り出して人を惹きつけることができます。
また、彼女には話し手と聞き手の切り替えが上手です。
これもスキルです。
司会の基本は聞き手ですから、たまに突っ込みを入れることもありますが、基本的にはゲストに話をさせます。
そして、ゲストの話を聞いているうちになにか関連する話を思い出したときのやり口もかなり賢明です。
思い出した話がゲストの話よりも面白い話の場合には、ゲストの話に割り込む形で話すのではなく、ゲストの話を一旦きれいに終わらせてから話すようにします。
こうすると、切り替わったことが視聴者にもきちんと伝わり、視聴者はその話を楽しみやすくなります。
もしゲストと同じくらいの面白さの話だったならば、ゲストの途中に挟むこともあります。
しかし、冗長な話し方をしてしまうとゲストがうまく話すことができなくなるし視聴者も会話の方向性が分かりにくくなるので、短くまとめて話し、ゲストが再び話し始めやすいようにします。
上沼恵美子の場合ならば自分が話を挟むと短く切り上げ、「ああ、ごめんなさい。はい、○○さんが△△した。それでどうなったんですか?」などと話すことですぐに相手が話し手になるように切り替えます。
ゲストとしても、もし挟まれた話が自分の話よりずっと面白く、周りの人にウケすぎればその後に話を繋ぐのが難しくなるものですが、これならばまた問題なく話し始めることができます。
議論の場合には話し手と聞き手を明確に分けながら話す必要はありませんが、トーク番組でゲストと話をするときには話し手と聞き手を明確に分けるのがベストです。
キャバクラでも同じで、接客では聞き手にならなければなりませんから、これを参考にするとよいでしょう。
トーク番組のゲストから学ぶ
トーク番組を見るときには、ホストを観察するばかりではなく、ゲストを観察するのも勉強になります。
ゲストは、番組に呼ばれた以上は番組を盛り上げようと頑張るもので、目立つチャンスを常に窺っています。
「踊るさんま御殿」を見れば分かりますが、あそこで高評価を得てのし上がるために、ゲストとして呼ばれたお笑い芸人などは機会を虎視眈々と狙っていますね。
若手のお笑い芸人であれば、特に出番が短いので、テンションを上げてチャンスを待ちます。
ふと訪れたチャンスで活躍することができなければ、次はないため必死です。
しかし、中には必死になるあまりフライングしてしまう人もいます。
つまり、自分の出番が待ちきれない、あるいは自分にはチャンスが来ないのではないかと焦って、他のゲストの話の最中に突っ込みを入れてしまうような人です。
これは、コントや漫才の癖で突っ込んでしまう人もいるので、お笑い芸人の習性でもあるのですが、話の流れが悪くなることも少なくありません。
また、他のゲストのミスに対して派手に突っ込む人もいますが、それは本来ならば司会者や大物のゲストがやるべきことなので、若手芸人がやってしまうと違和感があります。
では、若手のゲストは自分の出番以外に何をすべきなのでしょうか。
それは、大げさな反応を示すことです。他のゲストの話に大笑いしたり、大きくうなずいたりすることで番組全体が盛り上がっている雰囲気を作り出し、視聴者の気分を盛り上げていくのです。
視聴者はその風景を見ると、楽しいことはより楽しく、感動することはより感動するように感じます。
これができていないゲストは、チャンスを与えてもらえないこともあります。
トーク番組になれていない俳優がゲストで出演するのを見ていると、出番以外はボーっとしてしまい、顔を映されたときに慌てて反応を示すことがありますが、これもいけません。
これは、自分の出番以外は気を抜いてしまう俳優の癖なのかもしれませんね。
しかし、トーク慣れした俳優は違います。
隣のゲストが笑える話をすれば、自分もその画に入るように接近して大笑いします。
これでポイントを稼ぐのですから、大したものです。
このゲストの動きには学べることがあります。
キャバクラでの接客にも使えるのです。
例えば、小団体の客に3人のキャバ嬢で接客する場合を考えてみましょう。
2人はベテランキャバ嬢、1人は新入りキャバ嬢です。
新入りキャバ嬢はいい役をもらうことができないため、上記の若手芸人の働きを真似するのです。
まずは笑い声などで雰囲気づくりを助け、自分に注目が集まっていなくても気を抜かず、近くの客が話すときには大きなリアクションを取ります。
そして、もし自分は話す機会があったならば、短く効果的に話し、他の客やキャバ嬢にバトンを渡すのです。
このように、自分のすべき役割をよく知って小さな仕事をきちんとこなしていくと、その積み重ねが認められていつかいい役に付くことができます。
信用の積み重ねが売れっ子になるための近道なのです。
また、お自分の置かれた立場できちんと仕事をこなすことが、長く売れる秘訣でもあります。
このとき、2人のベテランキャバ嬢はどのように接客すべきでしょうか。
2人のキャバ嬢もうまく働き、1人の新人キャバ嬢もうまく働きけば、1+1+1が3以上になります。
そのようなお店は売上が伸びていきます。
2人のベテランキャバ嬢のコンビは、そのコンビで接客することができれば、二人して使える面白いネタを考えておくことによって、売れっ子になることもあります。
少し特殊な例ではありますが、これはどういった場合のことを指すのでしょうか。
人と人が話をすることを会話と言いますが、キャバクラでは客とキャバ嬢が話をすることを会話と言い、この会話を楽しんでもらうことが仕事になります。
しかし、コンビを組んだ2人のキャバ嬢がネタを作って客に披露する場合には、キャバ嬢同士のやりとりを聞いて楽しんでもらうことでお金をもらおうとすることになります。
普通の会話やキャバクラの業態ではあまり見られないもので、生半可なネタでは満足させることはできません。
こう聞くと非常に難しいことだと思うでしょうが、実はそれほど難しくもありません。
客との会話では事前の打ち合わせはできませんが、コンビを組むキャバ嬢同士ならばいくらでも打ち合わせが可能だからです。
テレビで見るお笑いコンビのようにうまくやる必要はありません。
打ち合わせをしていればうまく会話を運ぶことができるだけではなく、会話が予想外の方向に流れても話の展開がなんとなく読めるようになります。
アイコンタクトで合図を送ったり、テンポが狂ったときには軌道修正したりすることもできます。
もちろん、普段はいつだってそのような「聞かせる会話」をするわけではありません。
小団体への接客では、まずその団体の客と一番付き合いが長いキャバ嬢が司会役を務めます。
これは、会話の流れを作り雰囲気などを最適化するためです。
このとき、なるべく多くの客が会話に参加できるように、客全員に顔を振って語り掛けることも忘れずに。
そして、2番目に付き合いが長いキャバ嬢は、司会役のキャバ嬢の話を整理したり、合いの手を入れて助けます。
これが小団体への接客です。
ドラマを見て接客術を磨く
ここまではバラエティー番組から学ぶことを提案しましたが、テレビドラマからも学ぶことがあります。
ドラマにはサスペンスや時代劇など色々な物がありますから、自分の好きな物を見て勉強すると楽しく勉強することができます。
ドラマを見る楽しみは、サスペンスならば推理して犯人捜しをすることもありますが、大抵は登場人物に感情移入をしたり、憧れを抱いたりすることで楽しむものです。
しかし、ここでは学びを得るために、少し見方を変える必要があります。
注目するのは登場人物のセリフやしぐさです。
ここに注目すると、いつもは見逃しがちな物が見えてきます。
ドラマでは、視聴者に分かりやすくするために、特有の言い回し、しぐさ、設定などを使います。
例えば、酔っぱらっているサラリーマンを映し出す描写では、大抵の場合はサラリーマンは千鳥足で歩き、鼻歌などを歌いながら、片手には土産の寿司を持っています。
このほかにも、幼いころに行き別れた親との思い出の回想の描写では、遊園地のメリーゴーランドに乗っているシーンが映し出されます。
このような典型的な描写やセリフはネタになります。
ドラマなどでよく目にするものの、実社会ではほとんど見られない描写があれば、それはネタになり、笑いを取る際に役立ちます。
日常にありそうでないセリフを集めてみましょう。
映画を観て接客術を磨く
ドラマからも学ぶものがありますが、映画からも学ぶものがあります。
ジャンルはアクションやホラーなどといった迫力を伴う視覚効果で引き込むものよりも、ラブロマンスやヒューマンドラマのようにストーリーで引き込むものがオススメです。
ストーリー性がある映画を観たときにどのように感じるかによって、その人の人間性や精神年齢が分かるものです。
人間性や精神年齢の高さというのは、知能指数の高さや知識の豊富さなどとは関係ありません。
その様な物とは関係なく、人の気持ちをいかに理解できるか、うまく社会生活が送れるかということを指すものです。
人間性や精神年齢というものは、これまでに多くの人と接して経験を積み重ねた人ほど高いものです。
また、人付き合いや体験は一般的には年齢と共に多くなっていくものですから、年齢を重ねた人ほど高いのが普通です。
しかし、年齢が高くとも、人間性や精神年齢が低い人もいます。
そのような人は、すでにおじさん世代になっているものの、あまり人のことを考えずに生きてきた人です。
しかし、人と接する機会や経験を積む機会は少なくとも、その一つ一つを真剣にこなして生きてきたならば、たとえ若い娘でもおじさんより高い人間性や精神年齢を示すことがあります。
しかし、若い人でも経験値が高ければよいには違いないわけで、若い人と若くない人が経験の差を埋めるために役立つもの。
それが映画なのです。
人間味あふれる映画を観ていると、映画の随所で色々と考えるポイントがあります。
「この人は、どういう気持ちでこのセリフを言ったのだろう」「この人は、どう考えてこう思ったのだろう」「もし私が同じ立場に置かれたらどうするだろう」などと考えながら観ると、感受性が高まって精神年齢が上がっていきます。
映画を使って情操教育をすることができるのです。
これを繰り返していると、客の話を聞いたときにより良い感想・コメントをするのに役立ちます。
また、自分で何かを話すときにも、話に深みが出ます。
また、映画に関してですが、客から映画を勧められることもあるかもしれません。
その時、勧められた映画がすでに観たことがある映画であり、なおかつ自分ではつまらないと思っていたとしても、もう一度見てみましょう。
客との会話で使えるということ以上に、客の人間性を測るのに役立ちます。
その客はあなたより人間性が高いからこそ、あなたは面白くないと感じたものを面白く感じたのかもしれません。
お互いの人間性を高めると同時に、相手の高い人間性を理解することで自分の人間性を高めることができます。
映画を観たら、それで終わりではありません。
インターネットで映画の論評を読んだり、映画の情報誌を読んだりして、自分の感想と比べてみましょう。
人によって色々な視点や考え方があることに気づくでしょう。
これも、感受性を高めるのに役立ちます。
特に映画の情報誌は、映画好きの客との会話を膨らませるのにも役立ちます。
自分の中だけで映画を観ている内は自分の好きな若い俳優やその俳優が出演している映画にしか興味が向かないものですが、映画情報誌を読むと中年から人気の女優や男優を知ることもできますし、脇役について知ることもできます。
映画のこぼれ話を知ることもできます。
客との会話用に色々な情報を知っておきましょう。
もっとも、あまりにも豊富になった知識を披露しすぎてもうっとうしく思われるので、適度に相槌に含ませながら話すのがいいでしょう。
いくら相手が映画マニアでも、マニアは自分の知識に自信を持っているものですから、その客も知らないことを話すのはNGです。
また、相手が「映画マニア」ではなく、単なる「映画好き」であればなおさらです。