キャバ嬢の皆さんは、稼げる職業だからこそキャバ嬢になったのだと思います。
また、これからキャバ嬢になりたいと思って本稿を読んでいる皆さんは、稼げる職業だと思っているからこそキャバ嬢になりたいと思っているのでしょう。
では、そんな皆さんはキャバクラのビジネスモデルを考えたことはありますか?
稼げるキャバ嬢になるためには、キャバクラのビジネスモデルを知る必要があります。
それを知れば、お店の選び方や移転のタイミングなど、色々なことが分かるからです。
したがって、本稿ではキャバクラのビジネスモデルを踏まえながら、大切なポイントを学んでいきましょう。
キャバクラのビジネスモデル
キャバクラのビジネスモデルを知るためには、経営側から見ていくのが分かりやすいです。
キャバクラだからと言ってビジネスモデルも極端に特殊であると考えることはありません。
基本的な構造は他の業種とあまり変わらないため、小難しく考えるとつかみにくくなります。
もちろん、キャバクラにも他の業種と異なる部分があります。
最も大きな違いは、他の業種よりも不況に強い業種であるということです。
これはキャバクラに限らず水商売全般に言えることで、不安定な業態の中でノウハウが蓄積されて行ったからです。
では、いくつかの項目に分けてキャバクラの骨格を見ていきましょう。
価格設定
キャバクラも他の業種と同じように、適切な価格設定をしなければ業績は伸びません。
そのためには、お客さんがお店から提供されるサービスにどのくらいの価値を見出すかを考えながら価格設定を行うことが肝要です。
お客さんがお店に望んでいることは色々ありますが、最も重視されるのは在籍するキャバ嬢のクオリティです。
つまり、一定レベル以上のルックスを備えた女性がそろっており、楽しい会話ができるということです。
ルックスにも可愛いタイプ、親しみやすいタイプ、美人のお姉さんタイプなど色々ありますが、お客さんの多様なニーズに応えるために色々なキャバ嬢を在籍させるか、それとも特定のタイプだけを集めて専門的に顧客を開拓していくかは、お店の運営方針によります。
また、楽しく会話ができるというのは、簡単に言えば臨機応変に色々な会話に対応しながら楽しませる頭の良さが求められるということです。
これがクオリティの基準であり、クオリティが高いキャバ嬢が多ければ価格に対するお客さんの満足度も高くなります。
お店がこのことを分かっており、キャバ嬢のクオリティを上げることが重要と知っているならば、そのための努力が見られるものです。
最も効果的な方法は、キャバ嬢に対して高給を提示することです。
他店に比べて高給を提示すれば、当然ながら他店よりもキャバ嬢が集まりやすくなり、入店希望者の絶対数が多くなればクオリティを高めることもできるのです。
しかしながら、時給を上げれば人件費が高くなって経営を圧迫するため、基本料金を上げざるを得なくなります。
そうした中でもうまく経営できるかどうかは経営者の腕次第です。
キャバクラ業界では、基本料金の高さとクオリティの高さは正比例する関係にあります。
お客さんの好みはさまざまであるため、クオリティの高いお店に行ったからと言って必ずしもお気に入りのキャバ嬢を見つけられるというわけではありませんが、少なくともお気に入りのキャバ嬢を見つけられる確率は大衆店よりは高いでしょうし、接客技術においても不満を覚えることは少ないものです。
このことから、長い間高い時給を出しながら運営している高級キャバクラが繁盛している理由も分かりますね。
一方、基本料金が安い大衆店や中級店では、キャバ嬢の年齢は若い傾向にあり、接客技術がつたなくなりがちです。
キャバ嬢のクオリティにもばらつきが生じます。
そのため、「若い女性とただ話せればいい」と考えるお客さんが多くなり、また「安いのだから」と考えてそれほど不満も抱かないものです。
だからこそ、若くクオリティにばらつきがあるキャバ嬢を揃えていても、ある程度はやっていけるのだともいえます。
これからキャバ嬢になりたいと考えており、接客に自信がない若いキャバ嬢などは、大衆店や中級店でお試し的に働いてみるのも一つの方法と言えます。
ちなみに、高級店は基本料金が高くお客さんにとって敷居が高いものですが、それはお店の様々な計らいによって解消されています。
例えば、初回来店のお客さんに対して安い料金設定にしたり、割引券を配布したりするというものです。
いわゆるお試し価格の設定であり、これによってとりあえずお客さんの体験を促し、顧客開拓につなげているのです。
例えば、通常の基本料金は1時間1万円のところを6000円としてみたり、40分4500円としてみたりするのです。
このような料金ならば、サービス料金や消費税を合わせても1万円以内で収まるため、普段大衆店や中級店で遊んでいるお客さんにとっても利用しやすいと言えるでしょう。
また、割引価格の設定は新規顧客の獲得だけではなく、新規顧客を常連客にするためにも役立ちます。
割引券を利用すれば、2回目以降の来店でも初回来店割引と同じ価格で遊ぶことができるからです。
お店にとっても、割引券の利用可能時間帯を開店直後や閉店前のお客さんが少なくなる時間帯に限定しておくことによって、アイドルタイムの解消に繋がるため、普段は縁がない人と高級店の間にも良好な関係が生まれます。
固定費と変動費を見る
キャバクラという業態では、運営費用の大部分は固定費に占められます。
キャバクラにおける商品はキャバ嬢であり、キャバ嬢に高い時給を支払ながら運営していくため、固定費の大半は人件費が占めることになります。
もちろん、人件費には男性従業員の給料も含まれています。
まず簡単な男性従業員の給料から見ていきましょう。
男性従業員の給料は、年収で考えるならば平均的な企業における同年代の男性社員とそれほど変わらないものです。
しかし、労働時間は労働基準法など全く考慮しない長時間労働であるため、時給ベースで考えれば割に合わないことも多いものです。
ボーイからサブマネージャーへ、サブマネージャーからマネージャーへ・・・
と昇進して行き、最終的に店長やキャバクラ経営者を目指している男性従業員も多く、だからこそ長時間労働と理不尽に耐えているのです。
もっとも、男性従業員は売上によっては臨時ボーナスも支給されるため、成績次第では平均的な企業よりも高い給料を得ることができるケースもあります。
この成績とは、自分がマネージャーやサブマネージャーといったポジションに就いた時に、管理するキャバ嬢が上げる売上のことです。
指名の本数、同伴回数、延長回数などが目標に届けば、キャバ嬢の売り上げの7~10%がボーナスとして支給されるのです。
非常に繁盛している一部の高級店などであれば、100万円単位のボーナスが支給されることもあります。
しかし、男性従業員の給料はほとんどの場合、キャバ嬢の給料には及びません。
キャバ嬢の雇用形態は基本的にアルバイトであり、企業年金や健康保険には加入しておらず、給料から引かれるのは源泉徴収くらいのもので(キャバ嬢によっては罰金が引かれることもあります)、残りは全て手取りとなります。
例えば、時給2500円で週に6日も出勤しているキャバ嬢ならば、月収は30~60万円は稼げるでしょう。
成績上位になれば時給が上がったり、指名本数に応じてバックを受けられるため、80万円以上、売れっ子であれば100万円以上を稼ぐことができます。
歌舞伎町や六本木の高級店でナンバー入りすれば、お店の売り上げに応じたパーセンテージで契約を結ぶことが多く、そうなれば200万円以上の月収を稼ぎ出すこともあります。
上位ランクのキャバ嬢は給料も高くなりますが、それ以上に売り上げてくれるためお店にとってはありがたい存在です。
一方で問題となるのが売れないキャバ嬢です。
売れないキャバ嬢は、売上よりも給料の方が高くなることがあるからです。
そのため、お店はそのような不採算キャバ嬢に対しては、改善が見られない場合にはクビとしたり、シフトを減らして辞めざるを得ない状況に持ち込むことがあります。
このように書けばひどいと感じるかもしれませんが、売れないキャバ嬢はクオリティが低いから売れていないとは限らず、クオリティはあるもののお店のカラーに合っていないから売れていないだけのこともあります。
そのため、早いうちにクビを切ってもらうことは、キャバ嬢にとっても自分に合うお店を探す良い機会になります。
自分がお店に合っているかどうかの判断基準としては、新人として入店して3日間の成績が一つの基準になります。
担当するマネージャーにしても、3日間の働きを観察し、食事に誘って感触など聞き出し、合わないという実感が強かったり、やる気が感じられなかったり、お店になじまないと判断した場合にはクビを宣告することがあります。
早い時期に辞めて他のお店を探す方が、お店にとってもキャバ嬢にとってもいいからです。
支払いのシステム
キャバクラは、大きな分類としては飲食を提供する業種ですが、だからと言って行きつけの居酒屋のようにツケで支払うことはできません。
支払いは全て現金かクレジットカードでの支払いとなります。
これがキャバクラではなくクラブであればツケも可能(その代わりにホステスはお客さんの経済事情も考慮しながら営業を行い、もしお客さんがツケを支払わずに行方不明などになればホステスの給料から支払うのです)ですが、キャバクラはそうではありません。
あくまでもお客さん自身が支払い可能な範囲で遊び、その場で代金を支払います。
キャバ嬢に回収の義務もなければ、回収不能の時に代わりに支払う義務もありません。
つまり、キャバクラはクラブとは異なり、毎日たくさんの現金がお店に流れ込んでいるということでもあります。
そのため、キャバクラはキャッシュフロー、つまり現金が潤沢なわけです。
現金の多くは毎週あるいは月2回の給料支払いによって、キャバ嬢にきちんと渡っていきます。
そして、キャバ嬢の中には堅実でない女性も多く、キャバ嬢たちがキャバクラで稼ぎ出したお金の多くが他の業種に流れ出しています。
つまり、キャバクラの世界では現金が物凄い勢いで回転しており、経済への貢献度は大きいのです。
キャバクラではブランドイメージが大切
色々な業界に当てはまりますが、何らかの奇抜なアイデアがあり、それを最初に思いついて始めた人が特許や商標を取得して事業展開し、莫大な利益を得ますが、二番手以降の人は特許料の支払いなどでそれほど利益を得られないというケースは多いものです。
最初に思いついた人は思うままに事業を展開して大いに儲けるのに対し、二番手以降の人は最初に始めた人が開拓して作った枠の中でしか活動できないのが普通なのです。
しかし、このようなことはキャバクラにはそれほど当てはまりません。
確かに、キャバクラでも日々色々なアイデアが生まれて試行錯誤されています。
セクシーなコスチュームを着て人気を取ろうとするなどです。
しかし、そのようなアイデアに特許がないのがキャバクラの世界です。
したがって、あるお店がセクシーなコスチュームで人気になれば、他のお店はそれ以上にセクシーなコスチュームにすればいいだけです。
他店の真似が容易であり、それは差別化には大してつながりません。
キャバクラにおいて差別化のためには、奇抜なアイデアはそれほど重要ではなく、それ以上にブランド力が物を言います。
ブランド力があれば口コミが広がりやすく、集客力もあるため、他店の売れるアイデアを真似すればたちまち利益が得られるのです。
もちろん、ブランド力による口コミと集客の威力は、他店の真似をするときだけではなく、色々な場面で役立ちます。
新人のキャバ嬢にとびきりの美人ばかりを採用しているならば、「あのお店には可愛い子がたくさん入ってくるぞ」という口コミが起き、「ああ、(名前や存在を知っている)あのお店ってそうなんだ」という認識とともに口コミは広く伝わっていき、お客さんがたくさん集まり、お店の格式が自然と高まっていくのです。
キャバ嬢にとっても、ブランド力のあるお店で働いていることがステイタスになりますし、お客さんにとってもそのお店の常連であることがステイタスになります。
したがって、皆さんが売れるキャバ嬢になりたいならば、なるべくブランド力のあるお店に勤めることを目指すべきです。
ブランド力のないお店に勤めていたら、そのお店が他店の売れるアイデアを真似したり、売れるアイデアを独自に生み出したとしても、それほど集客できるものではありません。
ブランド力のあるお店に真似をされ、お客さんを取られてしまうだけです。
ならば、稼げるキャバ嬢になるためには、ブランド力のあるお店に勤め、さまざまなアイデアやイベントによる恩恵を受けるようにした方が良いのです。
立地や規模にポイントはある?
これからキャバ嬢になる女性がお店を選ぶポイントとキャバクラのビジネスモデルをリンクさせて考えたとき、お店の立地や規模も大切な要素となります。
立地
まず、キャバクラ店の中でも多くのお客さんを集める大箱店などになると、東京・大阪・名古屋・札幌・博多といった大都会でしか成立しないものです。
地方都市では小箱店ならば成り立ちますが、キャバ嬢が50人や100人在籍する中箱店や大箱店の運営は難しいものです。
その理由として考えられるのは、なんといっても人口が少ないからです。
人口が少なければキャバ嬢になろうと考える女性の数も少なくなり、キャバクラの利用客も少なくなるからです。
小規模な歓楽街では、スナックなどはあってもキャバクラを見つけることは難しいものですが、それもひとえに人口に理由があります。
しかし、大都市だからといって必ず成立するとも言えません。
例えば、東京ならばどこでも成立するかといえばそんなことはなく、新宿、六本木、池袋、上野などにキャバクラが集中しており、渋谷や新橋、五反田などは歓楽街でありながらキャバクラの店舗数は少ないものです。
東京のその他の歓楽街や、埼玉県や神奈川県の歓楽街でも店舗数は少ないものです。
したがって、人口が多ければキャバクラは無条件に存在するとは言えず、大都市・歓楽街の中でも集客力がある限られた地域にキャバクラが集中する傾向が強いのです。
また、キャバクラ店が一カ所に集中したとしても、各キャバクラ店がそれぞれコンセプトを明確にして質のいいキャバ嬢を揃えていれば、その地域のキャバクラ店は共存共栄できるものです。
なぜならば、お客さんの多くが複数の店舗にまたがって利用しているからです。
いくつかのお店にそれぞれお気に入りのキャバ嬢を持ち、数店舗を巡回しているのが一般的です。
数店舗にまたがる、ということはお客さんだけではなくキャバ嬢にも当てはまることです。
ほとんどのキャバ嬢は一つのお店に何年間も勤めるということはなく、平均して3~6ヶ月の在籍期間を経て色々なお店を渡り歩くものです。
だからこそ、一つのお店にキャバ嬢が集中するということはなく、複数のお店を巡回して働くことで多くのお店の運営が成り立っているのです。
このビジネスモデルを理解していれば、キャバ嬢の役に立ちますね。
つまり、本稿を読んでいる地方在住のキャバ嬢予備軍の中で、キャバ嬢として成功したいと考えている人は、地方にいてはキャバ嬢としての成功はできないということです。
地方ではお店が少なく、競合しないだけに料金設定なども磨かれていないため、時給はどうしても割安になりがちです。
お客さんの絶対数も少なく、指名をバンバンとって100万円以上を稼ぐというのは難しいでしょう。
だからこそ、キャバ嬢としての成功を考えるならば、どうしてもキャバクラ店が集中する大都市でキャバ嬢になるほかないのです。
また、そのようなキャバクラ店が集中する大都市では、キャバクラ店が非常に多いため、勤め先に困りません。
短いスパンでキャバクラ店を変えながら自分が本当に活かせるお店を探すこともできますし、自分が実績を積み重ねていけば、他店舗からより高い給料を提示されて移転できる可能性も高まるのです。
立地環境はキャバクラのビジネスモデルにおいて非常に大切なものであり、キャバ嬢にとっても非常に大切なものなのです。
店舗の規模
本稿でも他の記事でもよく登場する言葉ですが、お店の規模を表すキャバクラ用語に「大箱」「中箱」「小箱」があります。
何を以てこのように分けるかという厳密な基準はないものの、キャバ嬢の数によって分けられています。
一般的には、常時50人以上待機しているお店は大箱店と言われ、このようなキャバクラ店で50人のキャバ嬢にそれぞれお客さんがついたと仮定すれば100人が同時に飲食することになるためかなり広いお店となり、それを箱と表現するならば大きな箱、大箱となるわけです。
中箱ならば待機するキャバ嬢が20~30人程度、それ以下ならば小箱という分類となります。
やはり、大箱は集客力が高いものです。
大箱を運営していくだけの資金力があるため、宣伝広告やイベントなども大きく行うことができるからです。
また、お客さんとしても大箱ならば在籍するキャバ嬢が多く、選択肢も多いためお気に入りのキャバ嬢を見つけやすいというメリットがあります。
逆に小箱にはこのようなメリットはありませんが、小規模ゆえにアットホームで落ち着いており、お客さんはお気に入りのキャバ嬢さえ見つければ、落ち着いた中で心地よく遊ぶことができます。
どちらが良いかはお客さんの好みにも依るでしょうが、お客さんの多くはキャバ嬢の数が多く、時にショーなどやっているという理由から大箱~中箱の方が楽しめると考えているようです。
お店の入り口をどこに設けるか、これも大切な要素です。
当然ながら、最も入りやすいのは平面店舗です。
お店も入り口も一階部分にあり、ボーイがお客さんをむかえやすい立地であることから、お客さんの安心感も高まります。
しかし、そのような店舗は家賃も高くなるため、地下にお店を構えることも多いものです。
入口で指名をするとボーイはトランシーバーで店内と連絡を取りながら案内をします。
これも、平面店舗ほどではないにせよ入りやすい立地です。
一番よくないのは空中店舗、つまり2階以上の立地です。
このような店舗では、入り口に行くためにエレベーターを利用する必要があるため、お客さんの心理的な抵抗が強いのです。
それを解消するために、必要以上に情報誌などでの宣伝も必要になります。
キャバクラに初めて行く人などにとっては、なにか怖いものさえ感じることもあります。
このビジネスモデルは、キャバ嬢の店舗選びの参考になりますね。
副業としてキャバ嬢をやりたいと考える女性ならば、落ち着いた雰囲気の中で働きたいと思っている人も多いでしょうから、そのような人は小箱のキャバクラ店がおすすめです。
小箱は平面店舗の高い家賃を支払う資金力がないことも多いため、空中店舗になることも多いのですが、がっつり稼ぎたいと考えていない人にとってはそれもあまり問題にはならないでしょう。
一方、キャバ嬢としてがっつり稼ぎたいと思っている人は、何といっても大箱がおすすめです。
大箱はキャバ嬢の在籍数は多く競争は激しいのですが、お客さんの数は多いため、指名客を順調に取っていくことができればたくさん稼ぐことも可能です。
しかし小箱や中箱は宣伝力が乏しく、新規顧客の開拓が思うようにいかず、常連客の比率が高くなるためたくさん稼ぐことは難しいのです。
大箱でそれなりに頑張れば50万円以上くらいは十分に可能でしょうし、一生懸命に頑張って成績を上げれば100万円以上も可能となってきます。
まとめ
以上のビジネスモデルを学んだうえで、キャバ嬢の店舗選びに活かせる要素をまとめるならば、以下のようなことが言えるでしょう。
- キャバクラ店の最も効果的な運営努力はキャバ嬢のクオリティを上げることであり、そのようなキャバクラ店は時給を上げるなどしてクオリティの向上を図っている。
運営努力をしており集客力があるお店に入店した方が稼ぎやすい。
時給の高い高級店に勤務するのが最も良い。
もちろん、試しに働いてみたり、副業として働くならば中級店や大衆店それも良い選択肢である。
- そのお店では自分の能力を活かしきれない、お店の客層が合わない、お店の雰囲気とマッチしないならば、早めに移転した方がよい。
続けていても成績が伸びる可能性は低く、自分の能力を活かせる他店舗を探した方が稼げる可能性が高い。
- キャバクラ業界ではアイデアよりもブランドが重要である。
稼げるキャバ嬢になりたければ、ブランド力がある高級店が最も良い。
- キャバクラ店は地方都市には少なく、大都会の一部の繁華街に集中している。
そのようなエリアでは人口が多く、キャバクラの利用客も多いため、稼ぎやすい。
自分が合うお店を探すのも容易であるし、実績を積めば引き抜きによってよりよい待遇で働ける可能性も高まる。
- 店舗の規模には大箱・中箱・小箱がある。
落ち着いて働きたい、副業としてある程度稼げればいいと考えているならば、中箱か小箱がおすすめである。
しかし、キャバ嬢として成功したいと考えているならば、大箱に勤めた方がよい。
大箱は集客力やブランドがあるため来客数が多く、指名を取る機会も増える。
しかし、キャバ嬢同士の競争も激しいため、相応の努力は求められる。