できるキャバ嬢は、指名だけではなく同伴でもポイントを稼いでいます。
一応解説しておくのは、同伴とはお店に出勤する前にお客さんと食事などし、その後で一緒に入店することです。
同伴では開店30分~1時間後までに入店するなどの決まりが設けられていますが、その時間帯はお店にとっては暇な時間帯です。
お客さんたちは早い時間からキャバクラに遊びに来ることはあまりなく、居酒屋などで一杯やってからお店に来るものだからです。
つまり、キャバ嬢が同伴をしてくれればお店は暇な時間帯にお客さんに来てもらうことができるのです。
同伴をとるコツ
お店はキャバ嬢に同伴を奨励し、ノルマを課している場合もあります。
そして、同伴をゲットしたキャバ嬢にはきちんとポイントを付けます。
そして、同伴したお客さんは当然ながらそのキャバ嬢を指名することになりますから、キャバ嬢は同伴と指名のポイントを一度に獲得でき、非常に効率よくポイントを稼ぐことができます。
できるキャバ嬢たちは、うまく同伴をゲットしています。
しかし、同伴はそれほど簡単なことではありません。
お客さんとしても、同伴はしたいと思っています。
お店の外で会うことによって、デート気分を味わうこともできます。
そのため、お客さんも基本的に同伴は好きです。
ならばなぜ難しいのかと言えば、まず同伴料の問題があります。
同伴をすれば、お店によってはいくらかの同伴料を支払うシステムになっているお店もあります。
そのようなシステムがないお店ならば少しだけ有利になりますが、それでもまだ問題はあります。
それは、時間の問題です。
例えば、お店が20時開店で20時30分までに入店しなければならないとすれば、もし遅刻すればペナルティが課せられますから、少し前には入店したいものです。
1時間ちょっと食事するとしたら、19時にはお客さんと合流しなければなりません。
そのお客さんが忙しい人であれば、なかなかその時間から合流できないということもあるのです。
そのため、お客さんに多少の無理をお願いする形になることもありますから、頼みづらいと感じて難しいと思うのです。
しかし、そうはいっても同伴は欲しいものですから、まずは同伴をお願いする必要があります。
基本はお客さんができるだけ無理しなくても良いようにガツガツとしすぎないこと、お客さんの事情も汲み取ることです。
そのうえで、もし会話の流れでお客さんから「今度、ご飯でも食べに行かない?」と言われときに、同伴を前提として話を進めていくのです。
キャバ嬢のキャラによっては「同伴してください」とお願いするのもいいでしょうが、それは仲良くなったお客さんにしか使いにくいものです。
そこで、お客さんが同伴を意識するかどうかに関わらず、ご飯に誘われたときに同伴を前提として話を進めていくのはいい作戦です。
例えば、
ごはんですか?行きたいです!いつにしますか?同伴なら8時半までにはお店に入らないといけないから、7時には合流したいな。
という感じです。
この時、はっきりと「同伴」というキーワードを使うことが大切です。
そうでなければ、お客さんは単なるデートができると思い込み、行き違いが生じてしまいます。
このように行ったときに、特に突っ込んでこないお客さんならば、同伴を了承してくれたと思っていいでしょう。
そうなった場合には、すぐに段取りを付けてしまうのがコツです。
その場ではお酒を飲み、雰囲気も楽しくなっているから同伴を了承したものの、後日予定を決めようとすれば、その時にはすでに同伴したい気持ちも冷めていて、同伴できなくなってしまうこともあるからです。
しかし、その場で約束をしてしまえば、お客さんは約束を破ることにうしろめたさを感じ、とりあえず同伴してくれることになります。
ちなみに「すぐに」というのは遅くても2日後くらいまでを目安と考えておくと良いでしょう。
もし、同伴を前提として話を進めようとした場合に、お客さんが「同伴とは言ってないよ?」という反応をした場合には、段取りを付けずに流してしまうと良いでしょう。
本当に親しくなった良いお客さんに対しては、同伴以外で食事に行くこともありますが、そうでないお客さんと同伴なしの食事に行けば、同伴なしでも食事に行ける女の子とみられてしまい、もう二度と同伴してもらえなくなるかもしれません。
売れっ子の仲間入りを果たすためにも、同伴をマスターしてください。