最近、キャバクラのすそ野は広がりました。
その例は色々なところで見られます。
近年の状況を掘り下げてみましょう。
キャバ嬢の活動範囲が広がっている?
最近ではキャバ嬢をアイドルやスターのように見なして集客を狙ったり、キャバクラ初心者に向けてキャバクラの上手な利用方法や楽しみ方を講義するDVDが発売されています。
一時期的な動きではありましたが、色々なキャバクラ店のキャバ嬢を集めてCDを発売したり、写真集を刊行したりといった動きもありました。
キャバクラ店はカリスマ的なキャバ嬢を集めて、これまでキャバクラに縁がなかった人に対しても興味が湧くような仕掛けを行っています。
例えば、フーゾク店の人気者を引き抜いてカリスマキャバ嬢として働かせるお店などもあります。
CDや写真集は、そこに登場するキャバ嬢を気に入っている客が買う可能性も高いものです。
なぜなら、キャバクラに行ったとき、指名したお気に入りのキャバ嬢から「あたしが載ってる写真集が出たから買ってよ」と言われれば、キャバ嬢に好かれたい一心の客ばかりですから、それらを買いに行くことでしょう。
しかし、このような商法にどれほどの効果があるかは疑問が残ります。
はたして、キャバクラと縁が薄い客がそれらの商品を買うかと考えると、あまりそのようなことは考えられないからです。
キャバクラファン以外で買う人は多くないでしょう。
新規開拓のための戦略というよりは、付加価値戦略と言えるでしょう。
そのCDが売れたかどうかは別として、CDを出した以上一応は歌手なのですから、キャバ嬢としての価値が高まるのは当然のことです。
また、キャバ嬢の中にはスターを夢見ているキャバ嬢も多いものです。
キャバ嬢として働くうちに業界人と知り合い、スターになり、成り上がろうと考えているキャバ嬢は意外といるものなのです。
そのようなキャバ嬢にとっては、CDや写真集を出すことは価値あることであり、そういった活動ができることを提示して有力なキャバ嬢を集める手段にもなります。