お客さんを気遣う接客のコツとは?

キャバクラでは色々な会話が飛び交っていますが、よく話題になるのが世間話です。

世間話はあくまでも世間話ですから、自由な会話を楽しむのが基本的な姿勢となります。

固有名詞に気を付けよう

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自由な会話を楽しむといっても、何を話しても大丈夫という事ではなく、いくつかのことに注意を払ったうえで会話を楽しみましょう。

そのルールの中でもキャバ嬢が最も気を付けるべきことは、人名や会社名と言った固有名詞を挙げないという事です。

例えば、キャバクラではビジネス関係の話が世間話としてなされることがありますが、その際に

○○社、倒産するらしいよ。

などと言われることがあります。

その様なときには、もしあなたが倒産の話を知っていたとしても、

そうなんですか、知りませんでした。

ととぼけておくのが鉄則です。

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もし、それがめでたいと思える話でもそうです。

○○社はいますごく景気が良くて、今度○○に支店を出すみたいだよ。

という話題でも、

知りませんでした。

と言います。

倒産の話ならともかく、めでたい話ならばよいのではないかと思うかもしれませんが、どのような話でも人によって受け取り方は違うものですから、一見めでたいと思う話でも誰かにとってはそうではないかもしれません。

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誰かにとってめでたい話でも、誰かにとっては嫉妬して面白くない可能性もあるのです。

肯定しても、否定しても、結局誰かに悪く思われる可能性があるのですから、知らないふりをして話題を変えた方が良いでしょう。

もちろん、固有名詞を伴う話をしたところで何の問題もないこともあります。

自分の知らないところでなんといわれても気にしない人もいます。

しかし、そうではない人がいるという現実がある以上、固有名詞が出てくる話は知らんぷりをしましょう。

これはキャバ嬢に限らず、客商売の鉄則ともいえます。

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固有名詞といえば、人名や会社名だけではなく大学名にも注意したいものです。

例えば、大学名を挙げて「すごい!」などと盛り上がっていると、別の席にはその大学に落ちたお客さんがいるかもしれませんし、その大学に対抗意識のある大学の出身者がいるかもしれません。

ここまで気遣いができるキャバ嬢は少ないかもしれませんが、一流のキャバ嬢であればここにも気を使うべきでしょう。

このように、固有名詞が出てくる会話には注意すべきです。

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固有名詞が出てこなければその場限りの話になり得る話題でも、固有名詞が出ることで後に残るかもしれません。

あの時、お前○○(固有名詞)は△△だって言ってたよな?

とずっと言われることになるかもしれないのです。

また、その話を他の席で噂され、関係ないお客さんにまで嫌われることにもなりかねないのです。

 

 

プライベートの話は慎重に

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固有名詞だけではなく、プライベートの話題にも注意が必要です。

キャバクラの世界では、「プライベートの話はこっちから聞かないようにする」というのが鉄則になっているほどです。

具体的には、家庭、仕事、学歴などに関する話題です。

お客さんが自分から話さない限り、キャバ嬢の方からプライベートのことを話題に出すのはNGです。

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仕事の話題はいいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、仕事の話題も避けた方が無難です。

もし話してもいい相手であれば、こちらから聞かずとも自分から話し始めるものです。

自分から話そうとしない人というのは、やはりそれなりの理由があって話さないのです。

例えば、仕事がうまくいっていない、職場で軽く見られている、リストラされそうで焦っているなど、色々な理由があるでしょう。

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そのような人が、仕事のことをあれこれと聞かれればいい気持ちにはならないでしょう。

実際、キャバ嬢の中には、お得意様が何人もいるにもかかわらず、昼間なにをしているのかよく知らないという人がたくさんいるというキャバ嬢も珍しくありません。

そのお客さんが仕事の話を一切しないため、キャバ嬢も深く聞こうとはせず、なにも知らないのです。

もちろん、会社も業種も全て知っているお客さんもいることでしょうが、それはお客さん自身が話すからにほかなりません。

このほか、仕事の表面的な話はOKであったとしても、役職や肩書には触れないというのもルールです。

 

 

どうしてもそのお客さんの名前を思い出せない時には、やむを得ず「課長」「部長」などと呼びかけることもありますが、それはあくまでも緊急の時だけのことで、普通は名前で呼ぶようにします。

家族構成についても、キャバ嬢の方から聞くことはありません。

そのお客さんが未婚か既婚か、子どもがいるかなどを知れば会話で気を付けるところも分かるため知りたい思うかもしれませんが、お客さんが自分から話すまでは聞かないようにします。

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または、「君は結婚はまだ考えていないの?」などと結婚の話題を振ってくるまでは避けましょう。

もし相手が結婚の話題を振ってきたならば、そのお客さんは結婚の話題に抵抗がないということなので、触れて大丈夫であることが分かります。

学歴の話も注意が必要です。

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例えば、こんな話があります。

あるお客さんが部下を連れてお店に来ました。

その部下が東大卒であることは前々から聞いていたのですが、やはりキャバ嬢側から振れることはありませんでした。

途中で上司が「こいつは東大卒で・・・」といいかけたとき、部下は「そこには触れられたくない」という顔をしたので、キャバ嬢は話題を変えたとのことです。

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これは、キャバクラ以外ではなかなかないことでしょう。

普通の合コンなどでは学歴はステータスですし、仕事や家族構成、学歴などは事前に知られていることですから、あまり気を付ける必要はありません。

しかし、キャバクラでは触れられたくない部分に触れてしまうと、お客さんが離れていく可能性もあるので、十分に注意する必要があります。

特に、周りに人がいるときにはそうです。

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合コンであれば「どんな仕事なの?」「兄弟はいるの?」などといった話題で盛り上がることができますが、キャバクラの世界でこれをやると、周りの人から煙たがられる可能性があります。

直接話題を振られなかったとしても、その話題は避けたいと思っている人もいるからです。

 

 

体の話もNG

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上記の通り、固有名詞とプライベートの話題はNGです。

しかし、これらの話はこちらから話題にするのがNGということであり、お客さんから話始めた場合にも必ず避けるべきというものでもありません。

しかし、身体的特徴に関する会話は避けましょう。

たとえお客さんから話し始めたとしても避けるべきです。

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中には、自虐的にニコニコしながら、頭髪、ウエスト、慎重などに関する話題を振ってくるお客さんもいますが、その場合にも話題を変えた方が無難です。

なぜならば、その話題を受けるとなると、身体的特徴に対してこちらから何らかの質問をする(例えば「何歳からハゲているんですか?」など)流れになりかねず、そうなると高確率で相手の機嫌を損なってしまうからです。

例えば、こんな話があります。

キャバクラ店で、あるお客さんが

身体検査でメタボって言われちゃってさぁ・・・参ったよ。

と言ったのに対し、あるキャバ嬢がフォローするつもりで

でも、小太りの人の方がかえって長生きするってテレビでやってましたよ。

というと、そのお客さんは

長生きしなくてもいいから、俺は痩せたいけどな!

と怒ってしまいました。

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身体的特徴に関する話題は、このような事態になりかねないのです。

コンプレックスを抱いている身体的特徴で気分を悪くすると、それまでの関係が一気に冷めてしまうこともあります。

長年指名してくれていたお客さんが、もう指名してくれなくなることもあるのです。

長年の苦労が一気に水の泡となってしまうのです。

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このほか、相手のルックスを指して「○○(有名人)に似ている」というのもあまりよくありません。

それが仮に男前で有名なタレントであっても、喜ばない男性は意外と多いのです。

 

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