居抜き物件はこれから新しくキャバクラ店を出店する場合には、コストを抑えられる為、非常に嬉しい存在だと思います。
しかし、居抜き物件の特性や注意点をしっかりと把握している状態でないと、逆にデメリットな事もありますので注意が必要になります。
売れなくなったキャバクラとは
キャバクラは毎年沢山のお店が出店しています。
水商売業界の中でも新陳代謝の激しい業界だと言えます。
もう10年以上も続いている人気店舗もあれば、一年もたたないうちにお店を閉めてしまう場合もあります。
実力世界ですからある意味正しいのかも知れませんが、あまりにもシビア過ぎる現状にあります。
どんなに人気店だったとしても努力を怠ったら悲惨な末路が待っているのがキャバクラという世界です。
そこでここでは、キャバクラが潰れる理由で多い物を簡単にご紹介させて頂きます。
キャバクラは世の中の景気によって売り上げが上下している非常に敏感な業種になります。
バブル時代には沢山のキャバクラがありましたが、バブルの崩壊、リーマンショックなどで日本が長い不景気になると以前のような形態のお店の中で実力がないお店は潰れて行ってしまいます。
本当に実力のあるお店だけが残るようになるのがキャバクラの世界になります。
しかし、ここで面白いのが不況だからといってキャバクラ店が新しく出店しないかというとそうではありません。
時代のニーズに合わせたお店が沢山出店し、人気を得ているお店が沢山あります。
既存のオーナーには辞め時と思った時期だったとしても、新規店舗の出店を考えている方にとってはチャンスだと思うからです。
既存のキャバクラ店が辞め始めている時に新たに出店する方は、基本的な考え方を180度変えてチャレンジしています。
何故、既存店の人気が無くなったのか、どのような部分がニーズとずれていたのかをしっかりと分析し、新しい切り口でサービスを提供するお店を出店します。
この方法は、これまでキャバクラに満足していなかった層を獲得できる上に、同じエリアに出店してる他のお店などの競合店と競う必要にないというメリットがあります。
特に他にも店舗があるわけでなく、新規でオープンする場合には、資本金での差がありますので、アイディアで勝負するのは重要な事になります。
売れなくなってしまったキャバクラは閉店するか、場所を変えて出店するか、お店のイメージ、サービス内容を変えてリニューアルするのかのいずれかになると思います。
朝キャバ、昼キャバを初めてみたり、コスプレをメインにしてみたり、初心者の方でも楽しみやすいサービスパックを用意したりと、不況の時代に合わせて、安くて満足度の高いサービスを行うお店が増えて来ています。
売れなくなってしまったキャバクラは、現状を打破しなければつぶれてしまいます。
常に次のビジョンを考えながら経営していく事で、急な状況の変化にも対応する事が出来るようになりますので、しっかり先を見据えながら経営することが必要です。
内装と末路
キャバクラは内装もかなり凝っているお店も多く、初期投資の金額も馬鹿になりません。
お客様に夢を見させるのがキャバクラですから内装の手を抜くのはあまり良くないです。
キャバクラ店を出店したいけどなるべく少ないコストで出店したい場合には、居抜き物件を利用するのがおすすめです。
ここでは居抜き物件の意味や居抜き物件のメリットなどについてご紹介させて頂きます。
そもそも居抜き物件がわからない方の為にご説明すると、前に営業していたキャバクラ店が内装をそのままにしている物件の事です。
居抜きと言ってもかなり使えるアイテムが残されているので、使えないアイテムを処分する料金を支払ったとしてもかなりお得に利用する事ができます。
特に水回りの工事などが必要ありませんので、初期投資費用をかなり抑える事が出来るようになります。
何故居抜き物件ができるのかというと、内装を元通りにするためにかなりの出費が必要になるからです。
経営不振になってしまっているので、お店を元通りにする費用が捻出できないという事もあります。
また、片づけをしている時間がない場合もあります。
逆にお客さんが沢山入り過ぎて手狭になったので広い店舗に引越すような場合には、居抜き物件にしてしまうとライバル店がその場所で営業を始めてしまいますので、必ず必要な物は持っていき、いらない物は処分する事が重要になります。
処分するのにお金がかかったとしても、ライバルを増やさない為に重要な事になりますのでしっかりと処分してから移動するようにしてください。
居抜き店で使える使えないを判断するのに困る物が内装だと思います。
自分が狙っている内装とはイメージが違う為に躊躇してしまう場合があります。
そんな場合には、どの部分が利用できて、どの部分は新しくしなければいけないかを確認する必要があります。
ソファが気に入らなければ買い直す必要がありますし、床が汚れて居れば新しい絨毯を準備する必要があります。
壁紙などもタバコで汚れている場合には張り替える必要がありますので、店舗の大きさなどをチェックして業者に見積もりを出す事も必要になります。
居抜き物件を探す場合には、立地条件なども注意する事が必要になります。
新しくお店をオープンするので居抜きになった場合は問題ありませんが、お客さんが入らなかった為にお店を閉めたような場所の場合には、立地条件でお客さんが来にくかったという可能性もあります。
駅からの距離、競合店の場所などをしっかりと確認した上で物件を決めるようにしてください。