客にフォローや営業のメールをする場合には、時間帯を気にしているでしょうか?
電話と異なり、メールは本人が暇な時間帯で見ることができるため、あまり気にせず送っているキャバ嬢は多いものです。
しかし、昼間に別の仕事や学生をしていないキャバ嬢の場合には、客と生活の時間帯が違うため、その点を考慮して送る時間帯は考えて送った方が良いでしょう。
本稿では、客にメールするのに適した時間帯を考えていこうと思います。
返信率の高い時間とは?
最も効果的な時間帯とは、言うまでもなく客がストレスなく見ることができる時間帯です。
例えば、12~13時は客の昼休みに当たる時間帯であり、メールを送るのに効果的な時間帯と言えます。
昼休みでホッと一息ついているころに、お気に入りのキャバ嬢からメールが来ることで癒されると思う客もいることと思います。
休み時間にSNSを確認したり、ニュースをチェックしたり、アプリをやったりする人も多いことでしょうから、メールを送ればすぐに見てくれる可能性が高いです。
メールの内容によっては返信ももらえるでしょう。
もしこの時間帯に送ってもなかなか返事が来ない客は、もしかしたら変則的な時間帯に昼休みを取っている可能性があるため、少しタイミングをずらしてよい時間帯を探ってみましょう。
当日来店の営業メールはいつ送る?
15~17時という時間帯は、客はまだ仕事をしている時間帯です。
即座に返事をもらうことは難しいと考えましょう。
しかし、当日来店の営業メールを送っておくには良い時間帯と言えます。
なぜならば、15~17時という時間になると、その日の仕事の終わりが見えてくる時間帯であり、仕事が終わったらどうしようかと考えている時間帯です。
「ビールを買って帰って映画でも見るか」「今日はあいつと居酒屋で一杯やろうか」などと考えるのです。
そのため、当日来店の営業を行いたいならば、客が他の予定を入れてしまう前に営業をかけるため、この時間帯でメールをしておきましょう。
仕事の合間にメールを見たとき、仕事が終わってからの予定をまだ決めていなかったならば、「よし、今日はキャバクラにでもいくか」と考えてくれるかもしれません。
また、その日に同伴の予定が入っている客に対しては、確認を兼ねてこの時間帯にメールをしましょう。
この時には、確認と言っても「今日の同伴は大丈夫ですか?」というのではなく、「今日の同伴、楽しみにしています」と送ることにしましょう。
「今日の同伴は大丈夫ですか?」と聞かれたならば、懐具合が寂しかったり、何らかの気にかかることがある客は「ごめん、今日はいけなくなったんだ」と言うかもしれません。
しかし、「今日の同伴、楽しみにしています」というように、決定事項として送られるともう断ることはできなくなります。
また、15~17時という時間帯であれば、「今日の同伴、楽しみにしています」と送って断られた場合にも、ほかの客に同伴の営業をすることができるのです。
ちなみに、当日来店の営業メールは少なくともいつまでに送るべきなのでしょうか。
それは、17~19時です。
この時間帯は、仕事によっても異なるものの、ほとんどの場合会社を出る時間帯になります。
その日に来店する予定の客にまだ連絡を入れていなかった場合には、押しつけがましくならないように来店を促すためにも、「今日は久しぶりに会えるね。楽しみだな」などとメールを入れておき、客が忘れていた場合に思い起こせるメールを送っておきましょう。
また、15~17時までの営業メールの結果があまり思わしくなかった場合には、新たに営業メールを行う場合には最低限この時間までに送らなければなりません。
この時間を過ぎてしまえば、客は家に帰ってしまって営業の効果はほぼゼロとなってしまいます。
つまり、17~19時という時間帯が当日来店の営業のラストチャンスになるという事です。
営業時間中の営業メールはダメ!
キャバ嬢の中には、指名本数を上げたいと思うあまりに営業時間中に営業メールを行う人がいます。
しかし、これはよくありません。
よほど切羽詰っている時には止むをえずしなければならないこともあるかもしれませんが、その場合でもかなり親しくなった指名客に絞るようにします。
まだ指名をもらって間もない客や、来店頻度の少ない客に営業時間中の営業メールを送ると、その時間にはすでに家に帰っていたり、ほかのことをしている時間ですから、プレッシャーに感じてしまうかもしれません。
また、営業メールを送ったものの、営業中はいつ接客につかなければならないか分からないものです。
そのため、営業メールを送った客から返信があっても、対応できなくなるかもしれません。
営業メールを送られてきた客からすれば、せっかく興味を示して返事を送ったのに反応がなければ、営業成績のために自分勝手なことをしていると思われるかもしれません。
そのため、基本的には営業時間中の営業メールは送らないようにし、もし送るとしても返信の必要がないメールを心がけるべきです。
このほか、既婚の客には営業メールを送るべきではありません。
この時間帯は家でくつろいでいる可能性も十分にあり、家にいるときに営業メールを送られることを嫌う客も多いからです。
もし切羽詰った状況で営業時間中の営業メールを送る場合には、「来てほしいな」などと来店を促すのではなく、「行ってみようか」と思わせるメールを送るのがベストです。
例えば、
今日は露出系のドレスを着てる子が多いよ。
とお店の様子を送ってみたり、
今日はなんだか酔っぱらっちゃった。○○さんと初めて出会った席に座ってるよ。
などのメールを送るようにしましょう。
これであれば、客はプレッシャーに感じることはなく、「行ってみようか」と思って貰えたならば儲けものです。
閉店後のメールはいつ送る?
お店が閉店してからメールを送るというパターンがありますが、これはきちんとポイントを抑えたうえで送るべきです。
なぜならば、この時間帯は客が寝ている可能性が非常に高いからです。
送っても構わない客というのは、メールで起こされることがない客です。
そのため、接客中にメールをいつ送ればいいかを確認する際、寝るときには着信音を切っているのか、携帯をどこに置いているのかなどをさりげなく確認しましょう。
明日も朝早くから仕事という客が、せっかく寝ている時にメールの着信音で起こされてしまえば気分を悪くしてしまうのは当たり前のことです。
また上記と同様の理由から、既婚の客には閉店後のメールは送らないようにしましょう。
マナーモードにしてバイブレーションが鳴るだけで客本人は気づかなかったとしても、もし奥さんがメールに気づけば「こんな時間に誰かしら」と思うかもれません。
女性は勘がするどいものですから、深夜のメールに対して水商売の女性からのメールであると感づいてしまう可能性も高いのです。
客が奥さんに内緒でキャバクラに通っていたならば喧嘩になるかもしれません。
独身で親しい指名客の眠りを妨げないと分かっているならば、この時間に送るメールが良い結果につながることがあります。
朝目覚めてから見てほしいメールを送っておくと、客は朝一番でお気に入りの女の子からのメールを見ることができ、うれしく思います。
今日も仕事を頑張ろうと思うものですし、もしかすると「仕事が終わったら会いに行こうかな」と思って貰えるかもしれません。
以上のように、メールは営業に便利なツールですが、メールだからと言っていつでも送ってもいいと思うのは間違いです。
既婚の客には家にいる時間はメールを送らないようにし、独身でも彼女がいる客にはメールする時間を考えます。
たとえ昼間でも、会社が休みの日は彼女とデートしているかもしれず、そのような時間帯の営業メールは嫌われます。
アドレスを交換する際には、必ずメールしてはいけない時間帯をしっかりと聞いておくようにしましょう。
もっとも、メールしてはいけない時間を聞いても、「あの時間はだめ、この時間はだめ」と細かく指示するよりは、「いつでもいいよ」と答える客の方が多いのも事実です。
そのため、会話の中で客のライフスタイルを少しずつ把握し、メールしない方が良い時間帯を把握していくことが大切です。