稼げるキャバ嬢になるためには、お客様のニーズをきちんと把握する必要があります。
月収100万円稼げるようになるためには?
そのルールを勉強していきましょう。
お客様のニーズを知ろう
美人だから指名がもらえるわけではない
どの仕事でもそうですが、キャバ嬢も他の仕事と同じように、お客さまに喜ばれてはじめて成立する仕事です。
そのため、稼げるキャバ嬢になるためには、お客様のニーズをきちんと把握する必要があります。
ニーズが分かれば、そのニーズに応えるようにすることによって、自然と指名も売り上げも増えていきます。
しかしながら、お客様のニーズを把握しているキャバ嬢は、それほど多くありません。
ここで、一つ考えてみましょう。お客様はキャバクラに何を求めているのでしょうか。
こう聞くと、よく返ってくる答えは「癒し」です。
確かに、キャバクラに来るお客様は癒されたいと思っています。
しかし、具体的には「癒し」とは何のことでしょうか。
これが分からなければ、キャバ嬢は仕事を正しい方向に頑張ることはできません。
勘違いしている女の子も多いのですが、キャバ嬢は努力すれば努力しただけ必ず結果が出る仕事です。
キャバクラの世界では、すごく美人なのに指名がもらえない女の子がいる一方で、それほど美人ではないのに指名をたくさんもらえる女の子もいます。
これは、なにも不思議な状態ではないのです。
前者の女の子はきちんと仕事をしていないために指名があまりもらえない、そして後者はきちんと仕事をしているからこそ指名がたくさんもらえるのです。
このことは、お店の面接に受かった女の子は、誰でもナンバーワンになれるチャンスがあると言うことです。
そして、きちんと仕事をするための第一歩となるのが、お客様のニーズを知ることなのです。
これは、キャバクラの存在意義を知ることでもあります。
お客様はキャバ嬢の「心」にお金を払っている
キャバ嬢のなかには、「お客さまはHなことしか考えていない」という子がいますが、純粋にH目的でキャバクラにくるお客様はそれほど多くはありません。
もしHだけが目的であれば、風俗店に行けばその目的はすぐに達成できますし、1回で3万円や5万円というお金がかかるキャバクラで飲むよりも、よほど話が早くて安上がりです。
ただし、実際にキャバクラの攻略本のようなものが出ていて、「20万円使って落ちなければ違う子にトライ」とか
「週3回出勤のバイト感覚の子が狙い目」といったようなことが書かれているので、もちろんあわよくばという下心のあるお客様も多いでしょう。
しかし、お客様の半分以上は「キャバ嬢は口説いても落ちない」ということに気づいています。
また、きれいな女の子をただ眺めているだけでいいのかと言うと、そういうお客様も多くはありません。
眺めるだけで満足できるのであれば、きれいなモデルや芸能人をテレビや雑誌で眺めれば十分な話です。
キャバ嬢は、風俗嬢とも、モデルや芸能人とも違うものを男性から求められています。
それは何かと言うと、ずばり「心」です。
自分のこととして考えてみてほしいのですが、プライベートで1回の飲み代に、3万円や5万円といったお金を使えるでしょうか。
エステや美容にはそれだけのお金を使うことができても、飲み代にはなかなか高いお金は使えないという人が多いでしょう。
3万円や5万円といったお金を使うのは、自分がかなり必要と思うものだけでしょう。
このことから、キャバ嬢の仕事は男性から非常に必要とされている仕事であると言うことが分かります。
「癒されたい」は「モテたい」「特別扱いされたい」
それでは、いよいよ本題です。
お客様がキャバ嬢にもとめている「癒し」とは何なのでしょうか。これは、簡単にいってしまえば、好みの女の子から「モテたい」「特別扱いされたい」ということです。
つまり、お客様はキャバクラに通うことによって、自分の存在を評価してもらいたいのです。
キャバクラに来るお客様というのは、自信がなくなってしまったり、傷ついたりして、世の中からいじめられた気分になっている人がすごく多いのです。
自分はデキる男だと思っていたのに、社会に出たら自分よりすごい人がたくさんいるものですし、家庭でないがしろにされている男性も少なくありません。
仕事や家庭の不満を同僚に愚痴っても、「それはお前が悪い」と言われてしまうことも多いけれども、キャバクラに行けば好みの女の子が話を聞いてくれて、常に自分の味方をしてくれます。
そうすると気分がリセットされて、明日もまた仕事を頑張れるのです。
女性の場合には、エステなどで気分をリセットできるものですが、男性は自分を取り戻すための「癒し」を女性に求めることが多い生き物なのです。
キャバ嬢の仕事は、このニーズを満たすために存在しているのです。
褒める、喜ぶ、味方になる
「自分に気があるのではないか?」と思わせるのがプロ
キャバクラに来るお客様のニーズは、好みの女の子から「モテたい」「特別扱いされたい」と言うことです。
では、お客様に「モテた」「特別扱いされた」と思ってもらうためには、キャバ嬢はどのように行動したらいいのでしょうか。
キャバ嬢の仕事は、自分に興味を持ってもらうことだと思っているキャバ嬢は非常に多いものです。
これは、キャバ嬢になる女の子たちは、学校のクラスでモテていた子が多いため、ある意味自分がモテるのは当たり前だと思っているからです。
しかし、それは大きな間違いです。
それで、指名がもらえなければがっかりします。
自分がモテていたものだから、「モテたい」と思う男性の心理が良くわからないのでしょう。
キャバ嬢の仕事は、お客様に興味を持つことです。
もっと言えば、お客様を好きになるのが、キャバ嬢の仕事の本質と言えます。
もちろん、より可愛く、キレイになろうとすることは重要です。
男性は可愛くてキレイな女性がいると元気になるからです。
しかし、それだけではクラスでモテていた女の子の延長であり、本当にきちんと仕事をしているとは言えません。
それを仕事に変えていかなければならないのです。
キャバクラは、極論を言えば、無条件でお客様がモテるところです。
だからこそ、お金をたくさん払ってくれるのです。
自分に興味を持ってもらうのではなく、お客様に興味を持ってあげるのがキャバ嬢の仕事なのです。
常にお客様を中心にしなければ、プロのキャバ嬢とは言えません。
「この子、俺に気があるんじゃないか?」
とお客様に思わせるのが、プロのキャバ嬢です。
「この人、私のこと好きだな」
と、キャバ嬢自身が優越感に浸っているだけではダメなのです。
褒めることは価値を認めること
男性は気の多い生き物です。
キャバクラに入ったら、だいたい5人くらいは「あの子が好み」という子がいるものです。
お客様は、その中から自分に興味を持ってくれて、かまってくれそう、遊んでくれそうな子を指名します。
ということは、指名の決定権は全てがお客様にあるのではなく、半分はもてなす側にあるとも考えられます。
つまり、お客様に選んでもらうのを待つのではなく、自分から選んでもらうように行動すればいいのです。
そのためには、ともかく褒めることが大切です。
お客様の中にはお酒が飲めない人もいますが、大抵のお客様はお酒を飲みます。
飲んでいるときは、気分がとても重要です。
人は誰でも、褒められると気分がいいものです。
お客様のいいところを探して大げさなくらいに褒めてあげます。
お客様は、男としても人間としても褒めてほしいと思っているのです。
そのため、キャバ嬢はそのニーズに応えて、毎回必ず褒めてあげます。
そうすると、お客様は自分の人間としての価値が認められたと思って、気分が良くなるのです。
「ですます調」で敬意は伝わらない
褒めてあげるのと同じくらい重要なのが、リアクションです。
とにかく、大げさにリアクションすることを心がけましょう。
お客様がつまらない話をしている時も、大抵のキャバ嬢は笑ってあげるでしょう。
しかし、それだけでは不十分です。男友達がつまらない話をしたときも、あなたは笑ってあげていませんか?
ならば、そのくらいの気遣いでは仕事とは呼べません。
例えば、「あはは」と笑うだけではなく、「あははっ!○○さんって面白いですね!」に、
褒めることも同じです。
友達でも、今日は素敵な髪型だと思ったら褒めるでしょう。
しかし、仕事なのだから「すっごく素敵!」と大げさなリアクションで褒めるべきでしょう。
文章にすると伝わりづらいですが、このようにしていると、お客様はあなたと話すのがとても楽しくなってきます。
自分が良くわからない話、例えば釣りの話やゲームの話をお客様がしてきたとしましょう。
もしわからなくても、「すごいですね!」と反応するだけで、相手は話すことが楽しくなるのです。聞き上手は話させ上手です。
褒めることとリアクションを大きくすることの2つがきちんとできると、お客様は「この子は自分に敬意を払っているな」と、自分が高く評価されている、この子は自分の味方だと感じます。
この3つはキャバ嬢の仕事であり、絶対に身につけなくてはいけない基本的な3原則です。
そして、これらは全部、今日からすぐにできることです。
丁寧な接客を考えた時、「ですます調」の敬語に気をつける方法もありますが、言葉づかいを直したところで、お客様はなんとも思わないものです。
そんなことは普通のことだからです。
それよりも、褒めてあげてリアクションを大きくすれば、お客様は「自分はくだらない人間ではない」「話のつまらない男ではない」「興味を持ってもらえる人間なんだ」と、本来の自身を取り戻して家に帰ることができます。
新規のお客様にフリーで付いたら、3原則を忠実に実行してみましょう。
すぐに場内指名がもらえることでしょう。
それは、あなたといると気分が良く、おいしいお酒を飲めるからです。
さらに、場内指名が本指名になって、毎回あなたが3原則を忘れなければ、何かあるたびにお客様はあなたに会いに来るようになるでしょう。
口説き文句は本気にしない
好かれたいけど口説かれると困る?
「褒める」「リアクションを大きくする」「高く評価する」この3原則を実行すれば、驚くほど場内指名が増えてくることでしょう。
場内指名がもらえたと言うことは、お客様に気に入られたと言うことです。
「褒める」「リアクションを大きくする」「高く評価する」は、お客様を隙になる行為であり、お客様に好かれる行為です。お客様に好かれると、当然口説かれるということが起こります。
お客様との付き合いが短いうちは、いわゆる疑似恋愛の状態なので、口説かれることも多くなります。お客様から口説かれると、
「彼氏もいるしどうしよう。こんなにお金を使ってもらって悪いし・・・」
と参ってしまう女の子は、非常に多いです。
キャバクラでは、口説かれても本気にしないことが大切です。
男性は気の多い生き物ですから、あなた以外の女性、たとえば他のお店の女の子も、同時に口説いていたりするものなのです。
そのため、あまり深く悩まないようにしましょう。
ベテランのキャバ嬢になると、口説かれそうだなと思ったら面白い話題に変えてしまう等、口説かれる状況を回避するテクニックを持っていますが、そうでない場合にはどうしたらよいのでしょうか。
ここでも、役立つのは「褒める」「リアクションを大きくする」「高く評価する」の3原則です。
たとえば、「○○さんはモテそうだから、私彼女になったら心配だな!」と言うことで、興味をあなたから、お客様がモテるという部分にシフトさせます。
そうすると男性は「自分はモテると思われている」という方向に意識が行ってしまうものです。
そんなに効果があるものかな、そんなに単純なものかなと思うかもしれませんが、かなり効果があるので実際に試してみるとよいでしょう。
一番やさしくしてあげる
口説いてきたのを断ると、もうお店に来ないといい出すお客様もいます。
お客様に好かれて、口説かれ、でも付き合うことはできないのでどうしようもなくてフったら、お客様がお店に来なくなってしまった。
しかし、それは一時のことなので安心してください。
どこのお店に行っても、お客様がキャバ嬢と付き合うことは基本的にありません。
そのため、ほかのお店に行っても、結局お客様は、自分の味方になってくれる一番やさしい子の所に戻ってきます。
お客様も、あなたがきちんと仕事をしているから気分がいいことに気づいています。
ですから、お客様に優しくできて、きっちり仕事をしている子が、やはり売れっ子になります。
心構えとしては、お客様が他のお店の変な女の子に引っ掛かってたくさんお金を使ってしまうよりも、付き合っては挙げられないけど、私が一番やさしくしてあげると思い、それを実行すればよいのです。
自分が一番やさしくしてあげるという気持ちがあれば、自身をもってお客様に対応できるものです。
自分のシナリオをつくる
誘いを断るときは「行きたいけど行けない」
「褒める」「リアクションを大きくする」「高く評価する」の3原則は、口説かれた時に他の事に注意を向けるのにも役立ちます。
とはいえ、それだけでは十分ではありません。
あまりにも強引なお客様には、店側が対処するでしょう。
しかし、それ以外のあなたに好意を持っているお客様には、相手のニーズに応えながら、誘いを断る方法を考える必要があります。
何回もお店に来てくれるお客様と、同伴する前に食事をするのが嫌なキャバ嬢はいないでしょう。
問題は、そうでない場合です。
例えば、
店が休みの日に遊びに行こう。
と誘われたからと言って、
用事があるから無理です。
とただ断るのでは、ナンパを断るのと一緒です。
お客様をいい気分にさせたまま誘いを断るためには、
「あなたが嫌なのではなく、行きたいけど行けない」
という、自分のシナリオを作る必要があります。
例えば、
行きたいんですけど、休みの日は資格の学校があるからダメなんです。ごめんなさい。
これならば、相手の自尊心を傷つけることなく、誘いを断ることができます。
もし、このようなシナリオを用意せずに、とっさに誘いを断ると、お客様を傷つける結果になりがちです。
自分を守るためだけではなく、せっかくあなたに好意を抱いているお客様を傷つけないためにも、なるべく明るいシナリオを考えて、誘いを断るようにしましょう。このようなシナリオを考えることも、キャバ嬢の仕事の一つです。
嘘ではなく、ニーズに応えていると考える
シナリオを考えると言っても、「嘘をつくのは嫌だな」と思って悩んでしまう真面目な女の子もいます。
しかし、うまく断ってほしいというのもお客様のニーズです。
プロのキャバ嬢は、お客様のニーズに応えなければなりません。
それがキャバ嬢の仕事であるし、自分をどのように見ているか、他の客と一緒にしか見られていないんじゃないかと、ちょっと試してみるような気持ちで、遊び感覚で誘ってくるお客様も多いのです。
また、上記の通り、口説くお客様は、ほかの店でも別の女の子を口説いているものです。
だから本気にする必要はありません。
もし、そのような断り方をしたら、モテたくてお店に遊びに来ているお客様に対する、これまでの努力もムダになってしまいます。
嘘をついているのではなく、ニーズに応えていると考えることが大切です。
「褒める」「リアクションを大きくする」「高く評価する」の3原則を実行して、疑似恋愛を楽しみたいお客様には、お店で恋愛気分を楽しんでもらいましょう。
そうすれば、お客様はいつしかあなたを恋愛対象ではなく、応援する対象として見てくれるようになります。
長く通ってくれるお客様とは、アイドルとファンの関係のような、お互い心地いい関係が構築されていくのです。
会話もメールも相手を巻き込む
お客様はメールが届くだけで喜んでいる
今はケータイが普及しているため、お店の外ではケータイのメールでお客様とコミュニケーションをとる機会が増えています。
よく、お客様に送る「営業メール」のコツがわからないという女の子がいますが、大切なのは「必ずお客様を巻き込んだものにする」ということです。
会話と一緒で、自分に興味を持ってもらうのではなく、相手に興味を持つようにしなくてはいけません。
例えば、あなたが指名をしてくれたことのあるお客様に、お店に来てほしくてメールを送るとします。
その時、
お暇ですか?今日出勤しているので、よかったらお店に来てください。
「着物を着ているので、見に来ませんか?
といったメールでは、全然仕事をしていることにはなりません。
それは全部、あなたのことだけでお客様を巻き込んでいないからです。
もし、普段は着ていない着物を着ているのであれば、
今日、ちょっとかわった格好をしているので見に来ませんか?○○さんの驚く顔がみたいです。
というように、必ず相手を巻き込むものにしなくてはいけません。
基本的に、メールも会話と一緒です。
お客様を中心にコミュニケーションをとることを心がければ、お客様の反応も大きく変わってきます。
また、メールに返事がなくても気にしないというのも大切なことです。
お客様も、お店に来てほしくてメールが送られてきていることは分かっていますから、行きたくても行けない時は心苦しくて返事ができないものなのです。
もし、返事が来ないとしても、お客様は指名した子、つまり好みの子からメールが来ているわけですから、絶対ににこにこしています。
本文を読む前に、あなたの名前が表示されただけで、にこにこしているに違いありません。
相手がにこにこしているのを想像しよう
ある男性は、六本木の高級店にたまに顔を出しています。
この男性にはどのようなメールが送られてきているのかと言うと、毎日日記のようなメールが届いていました。
その男性はメールが来るのが凄く楽しく、お店にはなかなか行けないけど、メールが来なくなるとさびしいから、顔つなぎにたまにお店に顔を出すようにしているとのことでした。
このようなケースもありますので、返事が来なくても全然気にする必要はありません。
もしあなたのメールが本当に嫌だったら、お客様は着信拒否にすることでしょう。
また、中にはメールの回数を気にしている子もいますが、このケースのように、メールの回数に関係なく、メールが来なくなるとさびしいからお店に来ることも少なくありません。
出会い系サイトで、サクラを相手に一生懸命お金を払ってメールをしている男性もいるくらいです。
好みのタイプのあなたからメールが来たら、相手は絶対に喜んでいます。
何を送ったらいいかわからない人は、相手を巻き込むような内容で、日記をメールすると良いでしょう。
好みの子から毎日日記のメールが届いたら、親しみを感じて会いたくなるのは当然です。
相手を巻き込む際には、それぞれのお客様に合わせたメールを送ることが大切です。
例えば、ちょっとHなお客様には、
今日、ストッキングをはくか網タイツをはくか迷っています!○○さんはどっちが好きですか?
お肉が好きなお客様には、
A5ランクのお肉が1500円で食べられるお店を見つけました!すっごくおいしそうなんですけど、よかったら今度一緒に食べに行きませんか?
といった感じです。
このようなメールを送ると、お客様は食い付いてくることでしょう。
メールを書いて、相手がにこにこ、あるいはにやにやしている姿が想像できれば合格点です。
お客様の笑顔が想像できたら、営業メールを送るのも楽しくなってくるはずです。
チームプレーを心掛ける
キャバクラはなぜお金を稼げるか
売れっ子のキャバ嬢になると、なぜ月収100万円以上を稼げるようになるのでしょうか。
それは、キャバクラのシステムによる所も大きいです。
一番のポイントは、一度に何人ものお客様の指名を受けられることにあります。
このシステムはキャバ嬢にとっては当たり前のことですが、他のサービス業では見られないシステムです。
例えば美容師。
美容院でも美容師を指名することができますが、美容師が一度に何人ものお客様を相手にするのは不可能です。
しかし、キャバクラはそれが可能な特殊なシステムの仕事なのです。
そのため、売れっ子キャバ嬢になるほど、指名しても長い時間をずっとひとつのテーブルについていることはなく、指名されたお客様のいる各テーブルを一定時間ずつ回ることになります。
つまり、売れっ子になるほど1時間で売り上げる金額が大きくなり、相手をするお客様も多くなります。
これは、キャバクラ店のオーナー、デリヘルのオーナー、AV事務所社長とスカウトマンに聞いてみたところ、全員が同じように答えています。
また、確かに一度に多くのお客様からの指名をもらえるから稼げると言うのは真実なのですが、裏に隠されたもうひとつ重要な事実があります。
それは、キャバクラは個人プレーではなく、チームプレーが必要だと言うことです。
指名が重なって、あなたが他の席で接客をしている間、あなたのお客様は他の女の子がもてなすことになるのです。
ヘルプが主役を引きたてる
指名された女の子が指名客のテーブルを離れている間、お客様の相手をするのがヘルプです。
また、あるキャバ嬢を指名しているお客様が友達を連れて来店し、ヘルプの子を加えて2対2や2対3の接客になることもよくあります。
ヘルプとのコンビネーションがいいかどうかで、お客様の満足度もまったく違ってきます。
「褒める」「リアクションを大きくする」「高く評価する」の3原則は、1人でやるよりも2人以上で組んでやった方が、より強力なものになるのです。
「すごーい!」と一人から言われた場合にももちろんお客様はいい気分になりますが、そこでもう一人が続けて
すごいですね!そのあとどうなったんですか?
と言えば、もっと気分が良くなるのです。
また、上記にシナリオのことを書きましたが、お客様がヘルプの子に
○○ちゃんって、休みの日は資格をとる学校に行ってるらしいね。
と聞いた時に、ヘルプの子が
そうなんです。頑張ってるみたいですよ。
と答えてくれれば、だんだん本当のことに思えてくるほど、シナリオに非常にリアリティが出てきます。
それだけではなく、お客様に延長をお願いする時、本指名の子が言いづらい場合には、ヘルプなら頼めると言うこともあります。
例えば、本指名の子が、友達と一緒に来てくれたお客様に延長を頼みたいけれど、昨日も来てくれてお金を使ってもらったから、今日お願いするのはちょっと・・・と思ったとします。
しかし、本指名の子が言えなくても、ヘルプの子であれば、
もう帰っちゃうんですか?もうちょっと一緒にいましょうよ。
とノリで頼むことができます。
もし断られたとしても、本指名の子が、
そうですよね。昨日も来ていただいてますもんね。では、また会えるのを楽しみにしています。
と答えれば、かども立ちません。
このように、ヘルプの子であれば、延長をお願いしながら本指名の子を立てることができるのです。
自分が他の女の子にいいフォローをして挙げれば、その子も逆の立場になったときに絶対いいフォローをしてくれます。
やってみるとわかると思いますが、チームを組んで仕事をすると本当に楽です。
楽になるから、仕事も楽しくなります。
さらに、チームを組むのが得意な女の子が多いお店は雰囲気がいいため、お店としても人気が出ます。
喜ばれるまで仕事をする
感謝されるキャバ嬢になる
ここまで色々と書いてきましたが、稼げるキャバ嬢になるために一番大切なことは、「喜ばれるまで仕事をする」という心構えです。
職人、美容師、コンビニの店員などどのような仕事でもいいのですが、たいていの職業は、文句をいわれることはどれほど多くないものです。
それに比べると、キャバ嬢は文句を言われがちな職業です。
なぜならば、お客様は私たちの接客とお酒の対価としてお金を支払っているのですが、中には「お金をあげている、払ってやっている」という感覚の人が少なくないからです。
お客様に文句をいわれて、精神的に参ってしまう女の子もたくさんいます。
しかし、キャバ嬢としての仕事をきちんとこなすと、中途半端な接客では文句をいうお客さまも、「ありがとう、今日は本当に楽しかった」と感謝してくれるようになります。
仕事量が売れっ子を作る
お客様の期待以上の仕事をすれば、喜ばれて感謝されるのは、他の仕事と何ら変わらないことです。
そのため、仕事に取り組む際には「喜ばれるまで仕事をする」ということを心に決めてほしいと思います。
キャバ嬢の多くは「どんな子が売れっ子になるのだろう」という疑問を抱いていますが、人気のある子はやることをきちんとやっています。
そういう子の傾向としては、マメでやさしいタイプが多いです。
仕事量も多く、例えばお客さまからのメールの返信だけでも何時間もかけて行っています。
お客様に喜ばれると言うことは、心のある仕事をしたと言うことです。
テクニックだけを覚えても、心のない仕事はどの仕事でも喜ばれません。
必要とされることもありません。
せっかく仕事をするのだから、心のある仕事をして、北海道から沖縄まで、どこに行っても生きていける自身とスキルを身につけましょう。
キャバ嬢は、きちんと仕事をすればお客様に喜ばれて、お金も時間も手に入る最高の職業です。
自分の心がけ次第でどこまでも成長していくことができます。
あなたも、ここまで書いてきた7つのルールを実践して、自分を磨きながら、ぜひ月収100万円を手に入れてほしいと思います。