キャバ嬢はどういう時に移籍するの?

キャバ嬢も、いつかそのお店を辞める時がきます。

辞める理由は様々ですが、その一つに「お店を移籍するから」というものがあります。

キャバ嬢の多くは、一つのお店で何年間にもわたって働くいうことはほとんどなく、なんらかの機に移籍をするものなのです。

本稿では、キャバ嬢の移籍と注意点などを解説していきたいと思います。

キャバ嬢の辞めるパターン

キャバクラ経営基礎知識

キャバ嬢として働いている女性も、いつかはキャバ嬢を辞める時が来ます。

これは当然のことですね。

最近では30代のお姉さんキャバ嬢も増えて来ていますが、若さを売りにするキャバ嬢がたくさんおり、お客さんの中にも若い女の子と話したいと思っている人が多い以上、ある程度の歳をとると働きにくくなる職業です。

また、歳をとったから辞めるというのではなく、お店を移るから辞める、ストレスが溜まって辞める、お昼の仕事で頑張りたいから辞める、親や彼氏とトラブルになって辞める、結婚するから辞める、お店の人間関係に悩んで辞める、なんとなく嫌だから辞める、めんどくさくなったから辞めるなど、いろいろな理由で辞めることがあります。

実際、キャバ嬢ほど長く続かない職業も珍しいものです。

お店を移るから、お昼の仕事を頑張るから、結婚するからといった、納得できる理由で辞めるキャバ嬢の方が圧倒的に少ないもので、ほとんどの場合はある意味「自己チュー」な理由で辞めていきます。

それでも、お店に

すみません、私には合わない仕事だったみたいで・・・辞めさせてください。

と話すなら、社会人としての常識もありますし、お店もそのキャバ嬢が抜けることを前提として求人などできるわけですから、案外すんなりと辞めさせてもらえます。

しかし、半分以上のキャバ嬢は、いわゆる「バックレ」で辞めていきます。

そもそも、なんとなく嫌になったからとか、めんどくさくなったからという理由で辞めていくキャバ嬢は、お店に辞めることを伝えてもっとめんどくさいことになるのを避けたいと思うものですから、バックレてしまうのです。

1週間や1ヶ月、あるいは2〜3ヶ月だけ働いて辞めてしまうなんていうのはよくある話で、だんだん休みがちになった自然消滅したり、なかにはめんどくさいあまりに給料ももらわずに音信不通になってしまうキャバ嬢はザラにいます。

 

 

ちゃんと給料はもらって辞めよう

なんとなく辞めたい、めんどくさいから辞めたいと思っているものを、無理やり続けるのは難しいでしょう。

ストレスが溜まって辞めたいと思っているものも、本当に無理だと思っているならば、精神的に病んでしまわないうちに辞めるのが良いかもしれません。

いくら「もうちょっと頑張ってみれば?」と言ったところで、そんなものは無責任です。

しかし、お店に辞める理由を告げずに自然消滅してしまうのは、確かに楽でしょうが、これはお勧めできません。

お店に迷惑をかけるのですから、社会人としていかがなものか・・・という問題です。

とはいえ、ストレスでぎりぎりの状態でったり、お店の人間関係で悩んで辞めたいと思っているならば、自然消滅するのも仕方ないこともあります。

しかし、給料ももらわずに飛んでしまうのはもったいないですね。

きちんとお店に出勤して働き、お店に売り上げをもたらしたのは事実ですから、給料をもらう権利は確実にあるわけです。

ですから、自然消滅させるにしても、きちんと給料はもらいましょう。

その方法は、案外簡単です。

例えば、給料が月末締めで10日払いだったとしましょう。

その場合、まずは月末の締め日まで頑張って働きます。

そして、翌月の1日から10日までの間は、体調不良などを理由として休むようにします。

しかし、それを繰り返しすぎるとお店が「バックレか??」と警戒し、給料の持ち逃げ対策を図る可能性もあります。

そこで、週に1回くらいは出勤してお店を安心させます。

その時の給料は、

すいません、体調が悪くてMRIを受けたいんですけど手持ちがなくて・・・今日のお給料、日払いでもらえませんか?

などと言って、きっちりもらっておきます。

そして、10日までに2回くらい出勤して日払いをしっかりともらい、10日に給料はをもらったらそのまま飛んでしまいましょう。

お店は慌てて電話をかけてくるでしょうが、全部無視して構いません。

姿をくらましてしまいましょう。

繰り返しますが、できればバックレてしまうのではなく、お店に辞めたいと伝えるべきです。

そうすれば、なんら小細工をせずとも、給料をもらって辞めることができます。

あくまでも、このような方法は、なんらかの理由からバックレざるを得ない場合だけに使ってください。

簡単に辞めさせてもらえないこともある

しかし、このような方法がうまくいくのは、それほど売れていないキャバ嬢だけです。

そのお店で長く(例えば1年以上)働いているエース級のキャバ嬢ならば、バックレようとしてもうまくいきません。

お店も、その子が抜けることで売り上げを大きく失うことになるのですから、しつこく追っかけてきて、時には面倒なことになるかもしれません。

ならば、ちゃんと理由を話せば辞められるのか?といえばそうでもありません。

理由があろうとなかろうと、お店にとっては売り上げが下がるのは事実なのですから、なんとか引きとめようとしてきます。

たぶん疲れてるんだよ。しばらく休んで良いから、落ち着いたらまたきてよ。

時給を上げてあげるから考え直して。

来なくてもいいけど、君はウチに在籍してるんだから、他のお店では働けないよ。

などなど、あの手この手で引き止めてきます。

3番目の理由なんて、契約期間を定めて契約しているならまだしも、そうではないのですから全くわけのわからない言い分です。

まぁ、お店もそれだけ必死に引き止めてくるということです。

そんなとき、キャバ嬢側が少しでも考え直すそぶりを見せると、お店はそこにつけ込んで一層強く引き止めてきます。

ですから、断固として辞めると言わなければなりません。

どこか他店に移るのではなく、なんらかの理由からキャバ嬢自体を辞めるのであれば、

お昼の仕事が決まって、他の県に引っ越すことになったので、今月までで辞めさせてください。

などといえば、お店も引き止めることはできません。

辞める時は、場合によっては嘘をついて辞めさせてもらうのも有効です。

 

 

キャバ嬢がお店を移る理由BEST3

このように、キャバ嬢によっては、辞める時にも大変なものです。

時給を上げてもらえるならば止まっても良さそうなものの、やはり辞めてしまうキャバ嬢は多いのです。

お店を移る場合を除けば、どれも仕方のない理由、あるいは自己チューだけれどもどうしようもない理由だとわかります。

では、お店を移るキャバ嬢は、なぜお店を移ろうとするのでしょうか。

考えられるのは、以下の三つの理由です。

お店に飽きた

まず考えられるのは、お店に飽きてしまうことです。

お客さんもスタッフもみんな同じという環境の中で長く働いていると、どうしてもマンネリ気味になってきます。

それがストレスになってしまうこともあります。

モチベーションは上がらず、給料もなかなか上がりにくくなり、「これではいけない」と思ってお店を移るという結論に至るのです。

お金の問題

結構多いのは、お金の問題です。

例えば、ある程度ベテランのキャバ嬢が、自分より売れていない後輩キャバ嬢の方が給料が高いと知ったような場合です。

ベテランはベテランとしてのプライドもあります。

自分の方が売れているならば、自分の方が時給が高くて当然なのに、なぜか売れていないキャバ嬢の方が高いと分かれば、お店が自分を軽く見ているようにも思えます。

そうなると、

なんでアイツのほうが時給が高いのよ!ふざけんなよ!

こんな風にお店に食ってかかります。

お店が認めなければ他店へ移ることを考えますし、お店が認めて給料が上がっても、お店との関係がギクシャクしてしまい、他店に移ろうと思うようになります。

引き抜き

キャバクラシステム

そして、引き抜きです。

街を歩いていると、他店のスカウトマンに路上でスカウトされ、「もうキャバ嬢やってるんで」というと、今のお店での条件を聞かれます。

そして、「ウチのお店にきたら、もっといい条件で働けるよ」と言われ、それなら・・・思って引き抜きに応じるのです。

もっとも、スカウトマンは女の子を釣るために、実際よりも美味しい話をしていることも多いため、それが本当に好条件であるのかどうかを見極めなければなりません。

 

 

流れ者になってはいけない

キャバ嬢の移籍で案外多いのは、キャバクラ店からキャバクラ店へと流れていく、つまり移籍を繰り返す「流れ者」の存在です。

流れ者の特徴は、化粧が非常に濃く、キャバクラ慣れしている生粋のキャバ嬢が多いということです。

キャバクラ業界でもう2年、3年と働いているのですが、お店を変われば移籍先のお店では新人になることができます。

ルックスや雰囲気はキャバ嬢として非常に合っており、お店のパンフレットなどに掲載すると非常に華やかに映ります。

接客もソツなくこなし、どんなお客さんとも話をすることができます。

ですから、流れ者から移転の相談を受けたお店は、「売れっ子の卵がゲットできる!」とばかりに、好条件での受け入れを決めます。

しかし、彼女たちはソツなく、無難に接客ができますが、お客さんはイマイチ魅力を感じません。

最初のうちは新人であることやソツなくこなせることから、それなりにお店の売り上げに貢献します。

しかし、3ヶ月もするとだんだん実力のなさがわかってきて、売り上げへの貢献度は下がってきます。

新人の子と話したいと考えているお客さんのほとんどは、そのお店に移ってきた、キャバ嬢歴の長い新人を期待しているのではなく、そもそものキャバ嬢歴が短い新鮮な子を求めています。

新人だからということで最初は指名をしても、彼女たちはいわば何回転もしてかぴかぴになっている回転寿司のようなもの。

いくらお寿司が好きでも、鮮度がないものには誰も手を出したがらないものです。

また、キャバ嬢歴が長くこなれているだけに、彼女たちはシステマチックに仕事をこなします。

いわゆる「ルーティン」でこなしてしまうのです。

キャバクラに来るお客さんの楽しみの一つはキャバ嬢を口説くことなのですが、流れ者たちは「ハイハイ」という感じでシステマチックに口説きを回避します。

いわば、隙がありません。

お客さんは口説く気がせず

なんだか無難なだけで、全然面白くないなー。

と思います。

当然、指名なんてするお客さんはほとんどいなくなります。

このような理由から、キャバ嬢歴が長い流れ者は、お客さんから人気が出にくいのです。

半年も経つと、お店は好条件で採用したのに大した貢献ができない彼女たちを邪険に扱うようになります。

そうなれば、彼女たちも次のキャバクラへと流れる時です。

そのお店を辞めて、また新しいお店へと流れていきます。

とはいえ、このような流れ者がキャバクラ業界を支えているのも事実です。

例えば、新しくキャバクラ店がオープンしたとしましょう。

他のお店から引き抜かず、純粋に求人だけで集めようとしたとき、もし流れ者という存在がいなかったならば、新人だけでオープンすることになります。

本当の新人ばかりであれば、それを喜ぶお客さんもいるかもしれませんが、接客が成り立ちません。

きちんとした接客を提供し、お店を機能させていくためには、経験豊富なキャバ嬢の存在が必要不可欠です。

そこで、流れ者の活躍があるのです。

流れ者たちも、常にいい条件で食い込める場所がないかどうかをいつも探っていますから、新規開店の噂を聞き付けると、そのお店のエリアをいかにもキャバ嬢という身なりで歩き回り、スカウトマンから誘いを受けます。

そして、「移ってもいいけど、いま〇〇で働いてるし・・・」といって交渉し、好条件での移籍を引き出すのです。

新規のお店からしてみれば、それが流れ者とわかっていても構いません。

いわば、開店作業をプロに手伝ってもらうようなものなのです。

そして、3ヶ月くらい経ってお店が落ち着き、新人たちもある程度育ったら、安い時給で求人を出してキャバ嬢を集め、流れ者を追い出します。

このような流れは、流れ者の方でもしっかり知っていますから、時期を悟って自らお店を去り、また新たなお店を探すのです。

流れ者というのは、プロのキャバ嬢でスキルもありながら、あまりにも慣れすぎたために働き方も安定しないという、不思議な存在です。

キャバ嬢になるにあたって、自分に合うお店であるかどうかをしっかりと見定めて働くキャバ嬢は、そのお店で長く働くことができます。

しかし、それができないキャバ嬢は、闇雲に入店し、合わないからといって移転し、そこでもまた合わないからといって辞め、少ししてまた別のお店で働き始め・・・ということを繰り返した結果、辞めグセがついてしまうというケースが多いようです。

皆さんは、こんな辞めグセがついてしまわないように、ここ!と決めたお店で長く働くようにしてみてください。

キャバ嬢演出

できるだけそのお店で働いた結果、システムや人間関係などがどうしても合わないという場合に、初めてお店を辞めたり移籍したりといった選択をするのです。

移籍ばかり繰り返す流れ者では、到底そのお店の売れっ子になることは不可能です。

長く働いて、常連さんをいっぱい掴んで指名本数を伸ばしてこそ、売れ子になることができるからです。

皆さんにはどうか流れ者にならず、売れっ子になってしっかり稼いでもらいたいと思います。

 

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